笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

2019年3月20日 (水)

夜間飛行

*この記事は昨日(19日)公開予定で作成しましたが、ココログのメンテナンスが長引いたため、本日のアップとなりました。

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 私生活をブログで細大漏らさず暴露するほど阿呆ではありませんが、またまた本日からスイスに海外出張します。

 それがね、うふふふふふ、初めての深夜便なのでありますよ。国際線で午後10時過ぎに成田を出発します。これまでは早朝に空港に行かなければならない昼便ばっかりだったので、ちょっと想像がつきません。ガランとした空港内に乗客と関係者がチラホラ。1日の疲れから空港内は寡黙な雰囲気が支配しており、窓外には航空機がライトを浴びて夜の闇の中に浮かび上がっているという光景でしょうか。

 400近い座席がある大型航空機なので、サンテグジュペリの書いた『夜間飛行』とは大違いでしょうが、それでもまぁ独特の風情があるんじゃないかな。時差もありまして、現地到着は朝4時過ぎ。それから3時間ほどのトランジットを経て、8時発の便に乗り継いでスイスに向かいます。夜から朝という流れは自然に沿っているので、もしかしたら時差ボケも軽度で済むのかな。

 それはいいのですが、問題は帰途、復路なのであります。あはははは、思わず笑っちゃいますが、東京行きの便に乗るまで久々の7時間待ち。以前もフランクフルトで8時間近く待機したことがあるほか、強風で予定の便に搭乗できず、結局10時間くらいジュネーブ空港にいたこともあります。おかげさまで無為な時の過ごし方を覚えました。焦らず騒がず、音楽を聴き、歩き回り、椅子に座り、それに飽きたら再びショッピングフロアを歩き回る。たった1人だから孤独なエトランゼ気分に浸れるわけでありまして、きっと2人以上の複数でいたら、気を使いすぎて疲れるだろうなぁ。

 そんなこんなで、このブログはお休みとさせていただき、帰国後の28日から再開する予定です。何かあれば、それをテーマに何か書いてアップするので、たまには覗きに来てください。

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2019年3月18日 (月)

天の時、地の利


 運命論者では決してないのですが、物事には「天の時、地の利」というのはあるなぁとつくづく思います。

1人でどれだけ奮闘しても、タイミングが合わなければまったく無駄になることもあり、何もしていなくても幸運が向こうから勝手に舞い込むことだって、たまにはありますよね。後者は「棚からぼた餅」なんていうあまりにも分かりやすい諺がありますが、甘いものが嫌いな人にとってはどうなんだろう。豆腐の角に頭をぶつけて死んだ人はいないように、ぼた餅が頭に落ちて怪我する人もいませんけどね。

それはともかく、この原典は、かの孟子だといわれています。「かの」といっても、紀元前の中国・春秋戦国時代に生きた人というくらいしか知りません。正確には「天時不如地利、地利不如人和」と記されているそうです。「天の時は地の利にしかず、地の利は人の和にしかず」と読みます。天の時は、説明不要で「運」のことですよね。では「地の利」とは何か。当時は戦争における地勢または地政学=ゲオポリティクを意味していたようなので、現代のビジネスでいえば、資本力や優位性ということなのかな。それらをも上回るのが「人の和」ということです。

集団を構成する人たちが一致団結すれば、天の時も地の利も関係ねぇぞというのが主旨ですが、逆に考えれば、人の和はそれだけ難しいということになります。とすれば、「人の和」コーディネーター、あるいは「人の和」コンサルタントなんていう専門職もこれからあり得るのではないでしょうか。経営戦略なんて、これからは人工知能のほうが得意になりそうな分野ですから、人間は人間にかかわって生きていくしかない。そうなると、孟子が上位に置いた「人の和」を創り出す人材が高く評価されることもあり得るじゃないですか。

ということで、人工知能=AIがこれからどんどん発達していけば、これまで見過ごされてきた人の能力が見直される時がくるかもしれない。これはまさに「天の時」というほかありません。天の時、地の利、人の和は、大きく見れば、どれが上位ということではなく、もしかすると循環しているかもしれない。

なんてことを考えても、事態や状況が変わるわけでもないんですけどね。

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2019年3月15日 (金)

窮鼠猫を噛む

 

 とうとうセブンイレブンが折れたようですね。大阪で24時間営業をやってられないと悲鳴を上げたフランチャイズ店に対して、契約違反だから1700万円を支払えと迫っていたのに、メディアで大々的に報道された途端に態度を豹変した、ようにボクには感じられます。

 おそらく世間の話題にならなかったら、契約解除に加えて法外な違約金も課されたんじゃないかな。何しろ全国で2万店を超えるマンモスチェーンですから、本部の大奥に鎮座されている方々は「こんなもん認めたら他店にしめしがつかん」とか何とか指示していたのではないでしょうか。それでも、報道が広がっていくと、似たような弱者が少なくないせいか、有言無言の支援と本部への批判が拡大していった、んじゃないかな。

 ボクも抗議の意味で近所のセブンイレブンはやめてファミリーマートに行こうとしたくらいです。でも、直営店でない限りは内ゲバや仲間割れと同じで、無理しながらも終夜営業を続ける無辜のフランチャイジーに迷惑をかけるだけで、何の抗議にもなりません。

 この構造はタクシー業界も似ていて、景気変動などの直撃を受けるのは歩合給の運転手さんだけといっていい。よほど無理した設備投資をしない限りは、この歩合給がクッションとなって会社本体の利益が激減ということはないはずです。だからこそ、経営戦略なんてものは必要なく、横並びでみんなと一緒に国土交通省の沙汰に従っていれば良かった。そうした業界慣習に値下げという波乱を初めて巻き起こしたのが京都のMKタクシーです。このため現地では蛇蝎のように嫌われていました。京都出張の時に、タクシー運転手さんからあることないことをさんざん聞かされて閉口したことがあります。

 だから、もっともっとセブンイレブンに情け容赦のない踏ん張りを続けていただき、社会からの批判をどんどん盛り上げて、燃えさかる大火のようにして欲しかったくらいです。

 コンプライアンスだのCSRだのと口あたりのいいことばかりを言っていても、ひと皮剥けば、資本を背景とした非人間的なごり押しが普通なんですよね。1920世紀初頭の原始的な資本主義&競争社会ならともかく、21世紀になってもこれかよと、ボクは深く絶望しております。ある大学教授に「社会はすぐには変わらないのよ」と慰められましたが、ではいったいいつになったら変わるんですかねぇ。 

 この情報社会では大阪のコンビニのように「窮鼠猫を噛む」ことも不可能ではないので、SNSの活用が唯一の反撃方法なのでしょうか。

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2019年3月14日 (木)

浮ついた言葉

 

 本日は締め切りがあるので簡単にまとめますが、最近は嘘っぽくて浮ついた、話題になるだけの言葉が多すぎると感じることがあります。

おそらく短文のツイッターが影響していると思いますが、もはや死語になった「~過ぎる」なんていう表現から、扇情的なものが多いんだよな。メディアは読まれてナンボのビジネスですから、煽ることも必要ではあるのですが、そこには本質がなきゃいけません。人目を惹くために、いたずらに大げさに、過剰ともいえる形容詞が出てくると、ボクなんかはすっかり鼻白んでしまうんだよな。

面白がるのも結構ですが、やはり人間は考えなければいけない。でもねぇ、特にネットは囃し立てるのがならわいとなり、テレビもそれを追いかけ、悲しいことに紙の印刷媒体もその影響を強く受けています。
 このインターネットの時代に、印刷媒体がどう生きていくべきかは、ボクごときには分かりません。ただ、ネットと同じことをしていたら必ず滅びるはずです。だってさ、相手は無料で、しかもリアルタイムですぜ。

ということは、印刷媒体は、玉石混淆で時にはデマだって簡単に世界に流布するネットとは違うコンセプトで、異なった手法を追求しなきゃいけない。そのひとつが、ボクは事実にもとづく真実、そして信頼に値する論説だろうと思うわけです。不偏不党とはいわないまでも、絶対に煽らない。つまりは、今の週刊誌とは真逆のスタンスでの記事づくりが、生き延びていくための秘訣じゃないかなぁ。

そんな時に思い出すべきなのは、写真が爆発的に普及した19世紀半ばです。それで美術が消滅したかといえば決してそうではありません。肖像画を専門としていた画家が失業しただけのことで、絵画は現代までちゃんと生き延びています。単純で芸のない似顔絵は消滅しましたが、個人の世界観を伝えるアートは存続しているではありませんか。

変化の時代は、残すべきものまで淘汰してしまうことがままあります。それをきっちり見定めて守ることも、オッサンたちの使命なんですよね。

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2019年3月13日 (水)

寿がきや

 昨日は久しぶりに名古屋出張だったので、現地のソウルフードと称される「寿がきや」のラーメンを食べる気満々で新幹線に乗りました。取材しながらも、あの白いスープの湯気がふわふわと、って、これはあくまでも冗談ですから念のため。

でね、1時間後の品川行きの切符を購入して、「確かこのへんだったよな」というあたりを探したのであります。しかし、どこにも見当たらない。外食産業は新陳代謝が激しいので、とうとう撤退しちゃったかな、と。ボクがひいきにする店は、必ずといっていいほど閉店してしまうので、一瞬イヤな予感が頭をよぎったのですが、いまネットを確認したら「中華厨房」というサブタイトルがついていたので、業態転換に気づけず、見過ごしてしまったようです。ボクは大昔のスタイルのほうが懐かしいんですけどね。白い作業着のオバチャンが、どこで売っているか知りませんが、白いゴム長を履いていた記憶があります。いま思えば、飲食店なのにすごい格好だよね。

時間がたっぷりあるわけではないので、さっさと寿がきや探しは諦めて、「次善の策はやっぱりきしめんだよな」と方向転換。地下街の奥を歩いていくと「昔ながらのきしめん」というメニューか大きく出ているではありませんか。価格は500円ちょっととリーブズナブル。立地のいい店では「え、きしめんがこんな高いはずねぇだろ」という値段が多く、元ジモティのボクとしては許せないんだよな。

しばらくすると、出てきましたよ、「昔ながらのきしめん」が。たっぷりの鰹節の下に、湯がいたホウレンソウがあるのが、実に「昔ながら」なのであります。それと煮付けた油揚げの塊。味も濃いめで、無理したケレンのない田舎風味が気に入りした。

 ただねぇ、敢えて難をいえば、麺が機械打ちなのです。かつては手打ちが常識だったので、あんなに同じ大きさで、スタイリッシュな薄さ&細さのきしめんなんてありませんでした。太めで平たくて、サイズも微妙に不揃い。それに汁をからめて食べるのが醍醐味だったのです。でも、仕方ないですよね。

 いつも名古屋に行くたびに、時代は変わるんだよなと、とても切ない気分になるのであります。

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2019年3月12日 (火)

習慣(後)


 学校は勉強の習慣を身につける場所、と説明しました。集団や組織の中での振る舞い方も含めて、要するに社会に適応するために必要な行動パターンを学び、それを習慣化するところといってもいいんじゃないかな。

そこまではいいとして、何度も何度も繰り返し実施されるテストというのが問題なんだよな。このテストでは、先生が教えたことをきちんと覚えている子供が好成績を取ります。これを延々と続けていくと、果たしてどうなるか。先生や教科書が教えてくれなかったから分かりません、なんてことになりかねないのです。

もちろん先生の多くは、解答テクニックではなく、思考力を鍛えていると思い込んでいるでしょう。けれども、点数を激しく競うようになり、学習塾にも通うようになると、必然的に思考力なんてことより、点数の取り方になってきますよね。ママだって思考力なんていう抽象的なことより、何点取ったかということしか興味を持ちませんから。

現実には思考力もパターンであり、習慣化することで身につきます。たとえば幾何学の問題で利用する補助線なんか典型的じゃないですか。それで「なるほどねぇ」と深く感心するなら見込みはありますが、たいていの授業はとっとと先に進むので、やはり解答パターンを覚えて、出された問題に適用していくことが学校の授業の大半だと思うのです。そして、大学受験がその総仕上げとなります。

そうしたパターンをきちんと習慣化した人ほど、少しばかりひねった問題でも難なく解きます。なぜなら、教育業界にいる人が問題を作るのですから、同じ業界に属する学校に完全適応した優等生が解けないはずはありません。しかしながら、社会に出ると要求されるものはガラリと変わってきます。みんなと同じことをやっていれば儲けられる時代ではなく、企業内にしても出世は望めないんじゃないかな。学校で教えられた習慣を忠実に繰り返す人は、過剰適応したあまりに思考を進化あるいは深化させることができないからです。

たとえば駅へのルートをいつも決まって最短距離で行く人は、それが習慣になって他の道を行きません。これは思考の水路と同じで、次第に新しい発想ができなくなるのです。ボクは逆に、人の言うことの反対ばかりを考えてきました。このブログでも紹介しましたが、「なぜ2歩はいけないのか」などとゲームのルール自体に疑問を持ったこともあります。

ただ、こうした「裏張り」的な発想も、習慣化してしまうとパターンとなって思考が固定化します。それを「天の邪鬼」と呼ぶわけですな。そうならないためには、思考や発想を常に新しくしなければいけない。けれども、習慣から脱するにはエネルギーが必要となります。いつもやっていることをやるほうが、簡単で楽ですからね。では、そうした習慣を捨てるエネルギーって何だと思いますか。しばらく考えてみてください。

決して難しいことではなく、習慣に飽きればいいのです。すなわち飽きっぽい奴が新しい発想をする。その意味でも「石の上にも3年」は過去の諺というほかありません。習慣は日常生活には便利でも、クリエイティブが求められる仕事には逆効果になりやすい。新しい発想ができないだけでなく、新しい発想をしようとする足を引っ張るからです。そして、現代日本が求められていることこそ、経営も含めたクリエイティブにほかならないのです。

ボクは、学校は過去を教える場所、会社は未来を創る場所だと考えています。それにうまく適応するための秘訣は、習慣を変えることです。つまり、自らの意思で習慣から自由になれる人間が求められていると思うのですが、いかがでしょうか。

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2019年3月11日 (月)

習慣(前)

 人間というのは常に習慣をこしらえる生き物なんですよね。タバコも酒もギャンブルも、中毒になりやすいことが共通していますが、それって習慣の別名といっても過言ではないと思うのです。

 ボク自身も、この3つに染まった経験があるので分かるのですが、やめてみれば「今まではいったい何だったんだよ」と拍子抜けするほどのことなんですよね。特にタバコは、どう考えても身体にいいわけがないのに、なかなかやめられない。病院には禁煙外来もあるほか、タバコをやめるクスリまでありますが、それがまったく効かないという人もいます。身体がニコチンを欲してやまないという病理学的な理由もありますが、自ら習慣のトリコになっていることを自覚していないんですよね。ボクは6年ほど前に、突然にまだ残っているタバコをパッケージごとゴミ箱に投げ捨てて以来、2度と喫煙していません。そうして「離脱」してみれば、何という無駄で非生産的かつ有害極まりない習慣だったのかと呆れてしまいます。

 分煙だの何だのと今でも論議はあるようですが、普通に、ごく普通に考えれば、煙を肺の中に入れて健康に無害なわけがない。それでも休憩だの気分転換だの人権だのと擁護論がやまないのは、タバコ会社が大企業ということもありますが、習慣から逃れられない自我が言わせるのです。タバコを吸いたいから、つまり止められないから、理屈をこね上げるといっていい。半年ほど禁煙できれば、意見はコロリと変わりますってば。ボク自身は今でもタバコをすっている夢を見ます。正直言えば煙を吸引したい。それほどタバコの中毒性は強いのですが、再びこんな無駄な習慣のトリコになるのはイヤだから繰り返さないだけです。1日1箱450円として月に1万3500円、年間で16万円以上も使って自由な意思を奪われるのは不愉快なので、やらないだけです。

 酒もそれと同じで、何だかんだと飲みたい理由をこしらえて飲みに行くのは、習慣にほかならないからです。中毒になるまで飲むのも、習慣からどうしても離れられないから。これじゃあ奴隷と同じだよね。タバコも酒も、それなりの効用はあるのですが、ただただ金銭を消費する習慣の典型がギャンブルです。最近はパチンコ屋が激減していますが、決して不思議なことではありません。商売の邪魔をする気はありませんが、大きな駅前には必ずギャンブル場があるなんてこと自体がおかしい。これをやめるのは酒やタバコよりはるかに簡単です。毎日の金銭出納簿を作ればいい。儲かるのがいかに稀なことであり、実際には鳥肌がたつほど損をしていることが明瞭に認識できるからです。

 というわけで、人間は自ら習慣を作って、その奴隷になりたがる生き物なのです。それは必ずしも悪いことだけではありません。学校は勉強の習慣を身に付ける場所といっていい。けれども、それが逆に改革を阻害したり、発想をつまらなくさせる要因といってもいいのです。

 またまた長くなったので、明日に続けます。

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2019年3月 8日 (金)

何のために

 

 そろそろ価値観の軸を変えるべきでしょうね。

 

 セブンイレブンのフランチャイズ店が提起した「24時間営業中止」は、大手企業が相手のせいか、メディアの報道も何だか腰が引けたところがあります。契約書にきちんと「24時間営業」が明記されており、それを遵守する義務があるという意見が代表的なようですが、違法な条項や不当な契約を破棄する権利もあるはずなんですけどね。

 

 ちょっとネットを調べただけでも、細々とした法的論議がいろいろアップされていますが、そんなこたぁどうだっていいんだよ!(ここは田原総一郎をイメージしてください) つまりですね、経営や仕事の目的を、カネから解放できないのかなぁとボクは思うわけです。

 

 もちろんビジネスは慈善事業と違うので、儲からなければ関係者全員が不幸になります。ここのところに、改善すべきタネが潜んでいることがお分かりでしょうか。儲からなければ、確かに関係者全員が不幸になります。けれども、儲かったからといってみんなが幸せになれるわけではありません。儲けるためには前述の24時間経営も必要だろうし、商品のPB化を進めて利益率を上げる、あるいはバイトの給料を抑えるなんてことも考えられます。つまり「儲ける」を過度に推し進めてくと、みんなが不幸になる可能性が極めて高くなるのです。納入業者に対しても、完璧な時間厳守や過酷な値下げなどを要求すれば、どんどん不幸が連鎖していくではありませんか。

 

 これを解決するために、経営の軸を「儲ける」から「みんなが幸せになる」に変えたほうがいい。カネがなくても幸せになれる、なんてことは現実的にあり得ないけど、そのために不幸になることはないじゃないですか。これなんですな、ワタクシが言いたいのは。利益至上主義ではなく、幸福第一主義。このように目的と価値観をガラリとひっくり返せば、すべての発想が変わってきます。

 

 24時間営業は、確かに消費者に便利で、深夜の孤独を慰める明かりとして幸せだって感じさせる時がありますが、そのために誰かが不幸になってはいかんでしょ。とてもじゃないけど24時間やっていられないなら、さっさと営業時間を短縮すればいい。終夜営業できる店は遠慮せずやっていただいて「いい気分」を広めればいいのです。経営論やマーケティング論の奴隷になってはいけませんよ。

 

 とにかく、自分だけでなく、みんなが幸せに近づけるように考えていこうよ。そのように考えたら、無理して24時間を続けることの是非が分かるではありませんか。ところが、大企業の奥の院に隔離、じゃなかった鎮座されているおエライ皆さんは、数字やグラフしか見ないことがしばしばです。だからこそ、ボクは以前に提唱しましたが、年に1回くらいは職制を完全にひっくり返すべきじゃないかな。つまり、社長や取締役が店頭などの現場に出て接客や商談をする。客としては不気味な光景ですけど、それによって経営幹部は関係者が幸せかどうかをチェックできるじゃないですか。

 

 はぁーあ、こんなことは10年も前から言っているのに、誰も実行しません。さすがに温厚で粘り強いボクも絶望しているのであります。だから音楽に興味を持つようになったのかな。

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2019年3月 7日 (木)

報酬格差

 

 人類を救う医療技術、あるいは人生をより幸福にする発明をした人が、ノーベル賞のように1億円以上の報酬を得ても誰も文句は言わないはずです。スポーツも同じで、誰よりも優れた身体能力を発揮した人に金メダルが授与され、どんな形であれ億万長者になっても不思議ではありません。だからこそ自分をむち打って苦しい練習に耐えられるんですからね。

  でもねぇ、企業の経営者が一般社員の何万倍にも達するような資産を得てもいいのでしょうか。アマゾン経営者のジェフ・ベゾスなんか147000億円ですぜ。そりゃね、当初のアイデアの独創性や、それを発展させるまでの企業運営に才能や努力は必要です。しかしながら、それだけで目が眩むような格差が生まれるものでしょうか。もし社長の収入に不満があるならアマゾンを辞めればいいだろとなりますが、たとえば同社が他の会社より年収が1.5倍となると、現実問題として退職はハイリスクですよね。社員はたった1.5倍で会社に縛られるのに、経営者は千倍万倍ですもんね。同じ人間なのに、いったい何が違うんだろうと思いませんか。

 かと思えば、ゴーンさんは保釈金が10億円。これをポンと支払ってシャバに戻ることができました。5年間で50億円も申告逃れしたとも言われている人ですが、いかに日産が大企業とはいえ、どんなことをすれば年収約10億円(2016年度)を貰えるんだろう。そのカネを累々と積み上げてきたのは、万人単位の一般社員や非正規雇用者なんですからね。

 かつてフランスで市民革命が起きたのは、代々の土地所有を基礎とする固定的な身分制度が収入を保障した封建社会に対する反抗だとボクは理解しています。とすれば、納得しがたい過度な報酬格差を生む原始的な資本主義を不満として、同じように革命が起きても不思議ではないじゃないですか。実際にアメリカではそんな運動が起きかけたけど、今ではさっぱり聞きません。その理由は簡単で、頑張ればアンタも億万長者になれると言われ、みんながそう思い込んできたからです。でもさ、それって結局はアメリカンドリーム、要するに与えられた幻想ではないかとボクは思うんだよな。

 またまた話が長くなってきたので、もうやめますが、アメリカは資本主義というより、前述した理由から「資本封建主義」と言い換えたほうが適切ではないでしょうか。それに比べれば、あんまり言いたくはないけど、日本のほうがまだまだマシです。中国の台頭で日本の影がどんどん薄くなっているけど、格差が「比較的」に少ない横並び、じゃなかった協調的で温和を旨とする社会は、いずれ必ず世界が注目するとボクは予想しています。

 でもねぇ、安倍さんはどうもそのようには考えていないらしいんだよな。

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2019年3月 6日 (水)

自己憐憫

 あ、読めない人がいるかもしれないので、振り仮名をつけておきますね。「じこれんびん」。ネットの実用日本語表現辞典によれば「自分で自分をかわいそうだと思うこと。自分に対して憐憫の情を抱くこと」と説明しています。早い話が、何てオレは不運なんだろ、可哀想すぎて涙が出てくるぜぃ、というようなことが自己憐憫であります。

 人間ならば、日頃いくら強がりを言っている人でも、こういう愚痴を自分に言いたくなる時が必ずあるはずです。ボクなんか情けないほど自己憐憫にひたりきることが珍しくないですからね。ところが、そんな感情にまったく無縁な存在があります。それが犬や猫なんだよな。

 飼い犬の福助は、ある時にソファに乗り切れず、崩れ落ちて背骨を傷めてヘルニア状態となって手術しました。幸いに歩くことはできますが、高齢もあってヨタヨタです。つい先日は四肢をふるわせて痙攣ですもんね。それでも何とか元気を回復したものの、眼は白内障らしく、獣医によると「見えなくはないけど見えにくい状態」だそうです。さらに耳が遠くなった気配があるんだよな。にもかかわらず、精神は元気というか、自分の故障や病気をまるで運命のように従容と受け入れているように見えます。

 ボクなんか、ヒザを痛めて杖を必要になった時は2週間くらい落ち込んでいましたが、福助にはそんなウツっぽい気配がまるでありません。犬が下を向いて涙を流していたら逆に怖くなりますが、ああ、それにしても羨ましい。本当は哀しいけど心配させたくないからそんな振りはしないもんね、なんてことを犬が考えるはずがないですから。

 ということは、死神がお迎えにきても、ジタバタすることなく、素直に受け入れるんでしょうね。つまるところ、生き物というのは奇跡的にたまたま生かされているわけであって、死期がきたら死ぬほかはありません。それに対抗して医学で治癒を目指したり、宗教なんてものを発明したのも人間だけです。福助を見ていると、ボクなんかよりよほど立派な覚悟を持っているとしか思えません。ワタクシが最近目指している聖人君子も、実は福助のようなものかもしれないと感じる今日この頃なのであります。

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«洗脳(後)

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