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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2009年11月18日 (水)

本当にMBAは役立たないのか(1)

 このところアホなことばかり書いてきたので、タマには真面目にキャリア・チャレンジのお話をします。

 一般的なビジネスマンにとって、キャリアアップを目指す場合は経営系大学院で授与されるMBAか、中小企業診断士というのが常識になっています。前者は企業経営に関する修士号であり、後者は経営系の国家資格です。さらに前者は、日本では学位を授与されたからといって昇進が約束されるわけではなく、後者に至っては「足の裏のゴハン粒」と揶揄されています。取っても食えないからです。

 そんな理由からか、最近はどちらも人気が低下傾向と伝えられているようですが、決してそんなことはないことをご説明しましょう。

 まず第一に、皆さんは仕事やマネジメントをどうやって学んだでしょうか。大学の経済学部や経営学部を卒業しても、実務はやはりOJTだったはずです。先輩から、こんな場合はこうしなさいと指導されて、仕事っていうのは、業務管理というのはこういうことかと学んできたわけですね。

 経営者や経営幹部も実は似たようなものですから、大学院で経営を学んだところで実務の役には立たないよとか、ペーパーの資格では仕方ないだろ、ということになるわけです。かくて、しばしばMBAは「アタマでっかち」になるだけという批判を受けてきました。

 こういう意見や感想は、おそらく1990年代に入るまでは正しかったかも知れません。現場第一主義でも十分に学ぶことができたでしょう。グローバリゼーションが本格化する前は、過去の成功体験が立派に通用したからです。つまり、先輩たちのやり方を真似すれば、同じように成功できました。

 では、今の状況はいかがでしょうか。恐ろしいほどの勢いで世界的な分業が進行しており、もはや日本国内の事情だけで景気や経済をどうこうできなくなりました。工業の多くは人件費の安い開発途上国へと移動しており、さらに巨大な市場としても浮上してきました。地球温暖化ガスの削減も企業の重要な課題になっています。何よりも、これまで日本の発展を牽引してきた「工業立国」が成立しにくい状況に突入しているのです。

 こういうことを一言でいえば、過去の成功体験がまったく通用しなくなったということなのです。つまり先輩たちも、企業経営者も、どこの何をどう真似すべきかが分からない時代です。政治だって、少子高齢化という世界でも前例のないことに取り組まねばならない。以前のブログで書いたように、政治も経済も経営も、アメリカに追い付け・追い越せの時代のほうがよほど楽だったのです。

 だからこそ、経営系大学院でMBAを学ぶ価値が生まれてくるわけですね。現場と過去の体験だけではもう答もヒントも探しにくいからこそ、大学院で勉強する必要性があるわけです。

 似たようなことが、実は2000年前後のインターネットブームのIT業界で起きました。アメリカのシリコンバレーでは、大学院でコンピュータ・サイエンスを勉強した人材が引っ張りダコだったそうです。これは当然のことで、先輩たちは新しいIT技術が分からないからです。かくて、様々な企業が最先端の技術を身につけた卒業生を必要としました。

 同じように、現代の日本も新しい経営戦略を構築できる、きちんとした経営学やファイナンスやマネジメント理論を身につけた人材が求められているはずです。ところが、頭の堅い保守的な経営幹部はなかなかこれを認めません。自分の立場が彼らに脅かされるからです。

 そういう会社には俗に「ヒラメ」と呼ばれる保身の上手な人が沢山生息しています。上の方の顔色ばかり見ているからそう言われるのですが、こうした会社は変革から取り残されるので、早晩淘汰されていくことになるでしょう。

 その一方で、経営理論がちゃんと分かっていれば、今の日本が世界ではどのあたりにあって、何を改革すべきかが見えてくるはずです。もう垂直分業ではなく、事業の平面展開=ネットワーク化が必要と言われますが、それを場当たり式に同業他社をモノマネしても継続はできないでしょう。

 また、鳩山首相が地球温暖化ガス25%削減を国連で表明したように、この先の10年くらいは環境の専門家も必要になるはずです。理系はもちろんですが、文系の環境経済学や環境経営学を理解できる企業人はほとんどいないのではないかと思います。

 これもまた、先輩たちがまるで知らない分野ではありませんか。今の日本には、そうした先輩たちが初めて直面する課題や問題が山積みになっています。MBAに限らず、社会人が大学院で学ぶ価値が今ほどある時代はないといっていいと思います。それに気づけないから、学費の効果も認めにくくなるわけです。

 つまり、オジサンたちの過去の経験が今ほど役に立たない時代はないといっていい。これは明らかに若い人たちにとってチャンスではありませんか。幕末の激動期に活躍した坂本龍馬は、何と33歳の若さで暗殺されました。彼の懐には、当時のオジサンたちが知らなかった「万国公法」があり、蒸気船の操船術も学んでいました。

 それでもあなたは、上司の指示に従って一生懸命に仕事をしているだけで十分だと思いますか?

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