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2010年1月 6日 (水)

今年のテーマは「インターフェイス」(後)

 昨日に続いて、「インターフェイス」のお話です。

 プロダクトの開発者もエンジニアもデザイナーも、「そんなことは分かっているよ」と言うかもしれません。確かに、昔に比べれば、家電などの使い勝手も良くなってきました。電気洗濯機なんて全自動でボタン一発。乾燥まですべてコントロールしてくれます。

 でもね、本当に人間との関係性はそれでいいのでしょうか。人間と機械との「境界面」は適切だといえますか。このインターフェイスはデザインも重要な要素になってくるのが特徴的ですが、あっと驚くような素敵なデザインの冷蔵庫や洗濯機はあるでしょうか。技術開発だけにとらわれて、人間に対する付加価値の高い魅力づくりにかまけてはいないでしょうか。

 ボクは発売当初のアップル・コンピュータの衝撃をいつも思い出します。ワンボディにオールインワンなどということではなく、あの「グラフィカル・ユーザー・インターフェイス」がコンピュータをブラックボックスから文房具の一つに変えたのです。

 それに比べれば、今のウィンドウズ7だってボクには不便であり、なぜあんなOSが世界の8割以上のシェアを占めているのか理解できません。

 ウィンドウズのファンにはそれなりの魅力があるでしょうし、アップルのマックも爆弾マークに何度も悩まされたことがあります。しかし、現在でも明らかに違うのは、マウスの機能ですよね。ウィンドウズは2本指で操作しますが、マックは指一本だけ。それだけでもウィンドウズよりシンプルでキレイではありませんか。

 そして、本当に驚かねばならないのは、あの指一本マウスはアメリカ・カリフォルニアのIDEOで開発されたことです。この会社はボクも訪問したことがあるのですが、映画『フリー・ウィリー』に出てくる機械仕掛けのシャチも製作したことでも有名でした。いずれにしても、コンピュータや半導体や家電のメーカーではありません。いわばプロダクト・デザイナーの専門集団ですが、技術優位ではなく、デザイン優先なのです。つまり、プロパーの技術者にはできない発想が、インターフェイスを劇的に変えてしまう可能性があると言いたいわけですね。

 住宅と人間とのインターフェイスも、間取りなどを科学的に人間工学的に、あるいは心理学的に研究されたことがあるでしょうか。特にマンションは、コンクリートで囲った箱の中をさらに壁で仕切っているだけに感じられます。ボクがかつて唯一感心させられた間取りは、日本ランディックという今はなき長銀系のデベロッパーのマンションでした。寡聞にして、この会社と同じような発想で建築しているところはもはやないといっていいでしょう。

 建築コスト(複雑な間取りはオカネがかかる)と空間的制約(狭い!)が大きな理由でしょうが、そもそもそれは供給側の理屈ではありませんか。作る側の理屈だけでモノを作るから、インターフェイスなんてどうでもいいとなるわけです。箱は長方形のほうが作りやすいでしょうが、人間は機械ではありませんから、楕円形のほうが洞窟感覚でいいという人だっているかもしれません。

 流通業における顧客とのインターフェイスも同様ですよね。たとえば、スーパーならカゴを所定のところに持っていかないと精算できません。混雑していれば並ぶことになります。これって面倒というか時間のムダと感じませんか。

 高速道路ではETSという自動精算システムがあるので、それを応用すれば常連客はスイスイとならないでしょうか。売場における顧客とレジ=精算とのインターフェイスだって、このように見直せるということなのです。

 ところが、経験豊かな優秀なプロほど「今あるモノやコト」を肯定的に追認する傾向があって、突拍子もないアイデアはアタマから否定しがちです。ボクたちの回りには、その結果として改善すべきインターフェイスが山のようにあるのではないでしょうか。

 教育も同じで、ようやく最近は少子化の影響で東京の大学による地方入試が普及してきましたが、それまでは地方の受験生は上京して受験しなければなりませんでした。18歳人口がピークの頃には、東京ドームや幕張メッセを受験会場にした大学もあったくらいです。

 これでは地方の受験生は圧倒的に不公平ですから、それで大学が逆に地方に出向いて受験を行うようになったわけです。これだって、大学と受験生のインターフェイスが大きく改善された事例といえないでしょうか。

 セールスも同じで、顧客と面会して説明して購入してもらうというプロセスの中に、顧客にとって商品とは別のトクをもたらすような、あるいは時間などを省略できる工夫はあり得ないのでしょうか。「営業は足で稼ぐ」なんて言われますが、このインターネット時代に、そんなインターフェイスでは限度があるのは明らかです。電話セールスも、本当に非合理的で顧客の時間を勝手に邪魔するだけですよね。

 顧客の設定、発見、アプローチ、囲い込みといったマーケティングと現場のセールスをもっと有機的に合理的に結びつけることはできないのでしょうか。

 言葉としての「インターフェイス」は別に新しい概念でも何でもありません。ただし、このコンピュータ用語を「境界面」として考えれば、このように改善・改革の問題発見につながるのではないかと言いたいわけです。

 今のところは、そんな学部や学科もないようですし、そんな名称の資格もありません。でも、どんな勉強も資格も、インターフェイスというキーワードで見直してみれば、いろいろと応用していくことは可能だと思うのです。

 インターネットもブログも、トゥイッターにしても、個人と情報というインターフェイスのあり方を劇的に変えてしまいました。果たして、この「境界面」から何が新たに生まれてくるか。また、「ネトゲ廃人」を生まないようなインターフェイスのあり方もあるかもしれません。

 もっともっと簡単にいえば、今のワープロ・ソフトって本当に使いやすいでしょうか?

 大切なのは、技術優先ではなく、人間優先の発想であり、前にも指摘したように、それなら文科系の出番ではないかと。

 何よりも、今あるモノやコトに疑いを持たないと不便に気づくことはできません。そのためのキーワードが「インターフェイス」であり、今年のテーマにしてやろうかなと考えた次第です。

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