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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年1月13日 (水)

広報しなきゃ分からない

 年が明けた今では旧聞に属するようですが、昨年の「事業仕分け」で科学技術の研究予算が槍玉にあげられた時に、ノーベル賞学者や複数の国立大学学長などが陳情に出向きました。この様子はテレビでも報道されましたが、では、その予算で具体的に何を研究しているかを知る人はすごく少ないと思います。

 仕分けの担当議員も、その研究内容や実態を知らないからこそ削減可能だと判断したわけで、確かに寄生虫のような特殊法人の介在は排除すべきですが、大学自身も研究内容の広報という側面が欠けていたとはいえないでしょうか。

 だからこそ、今もって企業などは大学の研究室を専門技術者の養成機関と考えて、研究内容に関して軽く見ているフシがあります。21世紀に入ってようやく産学連携が合言葉になってきたのも、大学は基礎研究を、企業はカネになる研究だけを重視という互いのギャップを埋める動きだと考えられるわけですね。

 企業の研究は、短期的にカネに直結するものでないと投資家の納得を得るのは難しいでしょう。よって必然的に得意な専門分野に集中する傾向があり、基礎研究や多彩な研究をしにくいわけです。その一方で、ボクの乏しい取材経験でも、大学の研究室は随分と興味深い研究を実に幅広く行っています。すぐに役立たない理論や長期的なテーマを研究できるのも大学ならではの機能ですが、中にはこれならガンダムもすぐに実現可能と思われる人間搭乗型のロボットを見たこともあります。

 ところが、マスメディアに関しては社会性や話題性が十分にないと取材・報道はしないわけです。i PS細胞のように、医療に革命を起こすような研究が「実現目前」にならないと、動くことはありません。大学での研究は基本的に「シーズ(種)」を育てているわけで、特に理系では沢山のおカネがかかります。この「シーズ」の段階でもう少し資本を投入すれば、短期で実現可能という研究があっても、企業にとっては前述の理由から成功が見えてこないと資金を出しにくいため、世界に遅れてしまうことだってあるわけです。

 だからこそ、大学の研究を支援する公的資金に意味や価値があるのですが、こうした事情も理解されていなければ、具体的にどんな研究が行われているかも一般には知らされていません。というわけで突然に「科学技術の研究は何より大切」と陳情されても、「そりゃそうだけど」となってしまうわけですね。

 各種の学界誌もあるし、科学技術専門誌だってあります。文部科学省から予算が出ている研究は定期的に報告書を上げているでしょう。しかし、これらは閉じた「業界」の話で、結果的に国民を代表する仕分け議員には届いていなかったことになります。

 ホームページを独自に立ち上げている研究室も多いのですが、果たして一般人にも理解できる内容になっているでしょうか。同じ分野の研究者が理解できれば十分かもしれません。しかし、度々で恐縮ですが、その結果が事業仕分けにつながったのです。

 残念ながら研究予算を握るのは文科系(企業でも財務系)が多いため、彼らにも分かりやすい教養教育の予算は減らなかったりするわけです。

 ボクは、このブログでこれからは「異業種融合」がキーワードになると指摘していますが、タコツボになりやすい専門研究は他分野とネットワークすることで新しい地平線が見えてくるのではないでしょうか。

 文系のクセにナマイキを言うと思われるかもしれませんが、科学技術は深化と融合を常に繰り返して実際的な製品を生み出してきたと考えているのです。クルマづくりなどは典型的でしょう。機械工学と電子工学と材料化学などと生産管理、それにどんなクルマが売れるかというマーケティングとデザインによる総合的なモノづくりではありませんか。

 大学発のベンチャー企業が当初考えられたほど成功していないのも、ボクは研究者が経営者を兼ねているからだろうと考えています。もちろん研究者だって経営手腕を持つ人はいるはずですが、そもそも研究と経営や営業は別分野の職能なのです。それぞれの専門家が力を発揮することでようやく「シーズ」がビジネスになるのではないでしょうか。

 そのためには、文理を問わず、みんながある程度は分かる情報が広く流通していなければならないと思うのです。科学技術や生命科学に関する研究をみんなが分かる情報に加工していくのは、まさに文系の仕事であり、ここにも文理融合の必然性があります。

 大学の認知度やイメージアップも大切ですが(就職面でも効果がありますしね)、大学間の勝負は教育と研究にほかなりません。この内容こそが、告知すべき本来的なことではないかと愚考するのです。

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