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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年2月25日 (木)

たかが資格、されど資格(1)

 このブログでは、意識的に資格のことはあまり書かないようにしてきました。大学や大学院と合わせて、ボクの専門分野の一つなので「有料原稿」にカブるという事情があります。

 おカネをいただく原稿と、このブログが同じ内容では道義に反するではありませんか。

 ですから、これは有料にはならないなという内容や書き方を、つまりは個人的なエッセイをこのブログの基本にしようと思いました。

 ただ、最近の、いや実は昔からですけど、雑誌などでの資格の取り上げ方があまりに近視眼的で、もっと大きな流れを理解したほうがいいのではないかと思うことがしばしばあります。

 資格が戦後何度目かのブームになったのは、バブル崩壊後の1990年代でした。今と同じでリストラによる人員整理の気配が強くなってきたことを背景に、会社員はもちろん、新卒を控えた学生諸君も差別化の材料として、資格取得が常識になってきた頃です。

 大学もそれを後押しして、資格スクールと提携した学内講座を設置。どうせ資格を目指すなら最難関を取得して、就職戦線を回避しようとする学生もいました。ボクが取材したのは、司法試験、司法書士、公認会計士に行政書士など。

 あたりまえですが、いずれも業務独占の難関資格であり、確かにこれらに合格すれば、一般企業の就活は回避でき、有資格者だけの専門事務所を就職先にできるわけです。

 その後、小泉・竹中政権がバブルの後遺症である不良債権処理に本格的に着手。いくらか景気が上向いてくると、「もう資格なんて……」という声を聞くようになりました。特に新卒就職は2003年をどん底として劇的に回復。こうなると、別に資格なんて取らなくてもいいじゃないかとなるわけです。

 ところが、2008年の秋にリーマン・ショックが景気を直撃。2009年春には内定切りが話題となり、今ではご存じの通り就職氷河期の再来です。新卒が就職難であれば、転職や再就職も例外ではありません。

 だから、またぞろ資格、と単純に歴史は繰り返されるのでしょうか。

 資格と一口に言っても、旧・総務庁による国家資格の分類では「業務独占」「必置義務」「名称独占」の3種類となっています。「業務独占」とは医師や弁護士など、その資格がないと特定業務ができない資格です。つまり、ライセンスですよね。「必置義務」とは宅建や旅行業務取扱管理者などのように、営業所に必ず有資格者を配置しなければならないと法律で定められている資格です。最後の「名称独占」とは、まさしく名前だけ。試験に合格した有資格者だけがそう名乗れるという権利しかないわけです。

 ただし、このように最初から資格が厳密に規定されているわけではありません。いわば「後付け」の分類なので、性格が重複したり、保育士のように基本的には「名称独占」でも、行政が配置を義務付けている資格もあります。ちなみに調理師も「名称独占」ですから、この資格がないと料理してはいけないというわけではありません。ただ、飲食業の開店の時に必要な食品衛生責任者に無試験で登録できるとか、調理師会で仕事のあっ旋を受けられるというメリットがあります。

 これらの分類は、あくまで法律で定められた国家資格であり、民間資格については法律の定めはありません。ということは、ぶっちゃけて言えば民間資格はすべて「名称独占」に過ぎないということになるわけです。

 ボクは国家資格も民間資格も含めて、要するに「ライセンス資格」と「能力証明資格」の2つと考えたほうが分かりやすいと思います。このうち「ライセンス」は必置義務も含めて法律で業務を定められた資格と、簿記やFPや臨床心理士のように現場で実質的にライセンスと見做されている資格に大別できます。

 その上でザックリと言うなら、「ライセンス資格」はそれほど多くはありません。これは「業務の参入障壁」にもなるので、こんな資格がバンバン増えたら、社会主義と同じで不自由で仕方ないですよね。ということは、資格の多くは「能力証明」であり、ということは、相手が、市場がそれをどう評価するかによって価値も変わってくるわけです。

 話を1990年代に戻すと、この頃に新卒だった人は今や30代から40代前後の働き盛りです。採用担当者になっていることも大いに考えられます。ということは、資格についても決して無知ではありません。簿記3級と1級の違いや難易度くらいは先刻承知と考えるべきでしょう。

 つまり、1990年代には資格を「持っていること」で取りあえず評価されたかもしれませんが、今ではそうはいかないはずです。もともと企業の採用は「人物総体」評価が基本ですから、「この資格があれば万全」ということはあり得ません。

 ただ、新卒学生は他者と差別化できる要素に乏しいので、資格はそれなりに機能するはずです。でも、そうなると大学教育とはいったい何なのでしょうか。それに、社会人も含めて、取った資格を強調すればするほど、資格に頼るような人材に過ぎないと判断されかねないのです。

 こういう社会環境を無視して、あの資格がトクだとか、この資格なら有望なんて一律に言えるものではありません。もし、そんな資格があれば、これだけの就職難ですから、有資格者が急増して、たちまちありふれた資格になってしまいます。

 社会には、教科書や参考書のように明確な答なんて用意されていません。それに、やりたいことや能力や職務経験や個性は、人によって千差万別です。だから、いよいよ「この資格が有望!」なんて安直に言えるはずがないのです。

 若い人は、このあたりで「理屈はもう腹一杯」と感じるでしょうけど、この前提抜きで資格を目指しても、役立つものにはならないと思います。つまりは、単に「試験に合格」しただけということです。ご当地検定や教養クイズなら自己満足でも十分ですが、せっかくおカネと時間をかけるのに、それだけではもったいないじゃないですか。

 では、何のために、どうやって資格を選んで、さらにはどう応用すればいいのでしょうか。(このテーマは不定期に継続する予定)

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