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福助くん その6

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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年2月23日 (火)

無境界型人材

 ボクの知人に、実に変わった男がいます。

 編集部に所属しているのに、販売部や総務部や経理部など他の部門に頻繁に顔を出し、知り合いを作っていったのです。同じ会社なのですから、どこに行っても不思議なことではありませんが、いったん「部署」に配属されると、そこに腰を落ちつけてしまうのが普通ですから、「ずいぶん変わった奴だなあ」と思ったものです。

 最初は会社という組織に好奇心もあったのでしょうが、別の会社に転職しても、その行動は変わらなかったようです。何かの機会に、その会社の上司から同じような感想を聞いたからです。もちろん、いい意味ですけれども、その上司もボクと同様に、自分ができないことだけに、彼を高く評価していたようです。

 いわば「無境界型」の人材であり、それだけに部署を超えて会社の様々な情報を持っていました。しかし、ボクが聞くことができたのは、そのホンの一部に過ぎないでしょう。

 なぜなら、彼は重要な個人情報は一切、誰にも話さなかったからです。

 それに気づいたのは、知り合ってから随分たってからでした。

 ボクにも自慢できないスネの傷の一つや二つはあって、酔った拍子に彼に話したこともあります。ところが、他の人からそんな話をもれ聞くことはまったくなかったのです。つまり、他人の秘密は厳守する男でした。

 考えてみれば、無境界で「漂う」男が人の秘密を暴露するようなオシャベリなら、誰も歓迎してくれないでしょう。むしろ敬遠されるようになるはずです。

 どこでどう教育を受けたのかは今もってナゾですけど、彼のあり方は「打たれない出る杭」のプロトタイプの一つと考えられないでしょうか。

 社交性とか、個人のキャラクターにもよるので、誰でも彼のようにできるとは言いませんが、「無境界に漂う」こと自体はマネできます。

 仕事にもよりますが、同業他社を訪問するとか、自分の業界と隣接する業界を勉強してみるとか、知り合いの範囲を意識的に拡大していくことです。そのために、業界団体の懇親会などには積極的に出席する。上司や同僚の中には「面倒くさい」と敬遠する人もいるはずなので、代理で参加してみるとかね。それが、有形無形のチャンスに育っていくと思います。

 かつては「異業種交流会」とか「名刺交換会」などが頻繁に催されたことがあります。今はどうなっているか知りませんが、最初から欲得ずくの人脈づくりは絶対に長続きしません。好奇心というか勉強というべきか、利害抜きでのつきあいがポイントです。

 また、このつきあいには、テイクだけではダメで、必ずギブも提供することです。相手が業界経験豊富な人なら、同じ土俵では新味はないので、別の分野の新しい話題を提供すればいいのです。優秀な人ほど、業界を問わず最新情報などに敏感なはずです。このギブという「お土産」づくりも、自分の勉強になるではありませんか。

 そうした意味でも、ボクはいつも社会人に大学院をオススメしてきました。修士課程なら一般的に2年。学費は高いかもしれませんが、自然に無理なく利害を超えた知人ができます。それこそ「無境界」の場所といえるでしょう。

 最後にもう一つ。無境界型の彼は、社内を漂うことで、いつも味方を作っていました。かくいうボクも上司として彼を応援していたほか、転職した別の会社でもきっと同じだったでしょう。それによって、多少の無理は通るし、いささか奇抜な提案でも許可されやすい土壌ができます。

 それに、他部門からの根回しの代理も任されるかもしれません。これこそ無境界型の真骨頂となるわけです。

 ボクのように上司とケンカばかりするのは(会社員時代はそうでした)あまりに愚直な正攻法であり、自分を狭くするばかりで、会社も社会も動かせません。組織と微妙に距離を置きながら、自分の接触面を積極的に増やして多面体になっていくこと。これって、できそうで実はやっている人はあまりいないと思います。

 時代の変わり目ですから、理屈や正論を語って分かる人は分かるけれども、聞かない人は聞かないし、中には内容を本当に理解できない石頭もいます。それを無理して正面突破するのは根気と我慢と体力が必要であり、政治的な返り討ちに遭う危険も伴います。

 だから、まずは自分の回りを固めてからというのが、無境界型の「組織浸潤」モデルといえるかもしれません。

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