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2010年3月 5日 (金)

ハダカの王様

 社長は、会社の中の最高権力者と思われています。しかし、実際には脆弱なアキレス腱を持つ孤独な存在です。

 たとえば、中国まで進出した某スーパーマーケットが突如として倒産しましたが、その直前まで社長は負債などの実態を知らされていなかったと伝えられています。

 会社のトップである社長なんだから知っていて当然と思うでしょうが、社長はヒマな職業ではなく、むしろ超多忙な地位ですから、会社が大きくなればなるほど、すべてに細かく目を通している時間がありません。

 そして、ヒラメの役員などが回りにいると、マズい情報はダイレクトに伝わらなくなってしまいます。経営では「うまく行った話」なんて実はどうでもいいことで、「うまく行かなかった話」のほうが重要です。しかし、口のうまい人は「うまく行かなかった話」を「もうすぐうまく行く話」に塗り変えてしまうわけです。

 こうなると、社長はまさにハダカの王様ですから、有頂天から地獄に真っ逆さまということが短期間に起き得るわけですね。

 ボク自身も、情報が次第に改竄されていくことを如実に体験したことがあります。目先の数字だけを良くして本当に企業再生できるのかなあと危惧しているうちに、やっぱり別の会社に吸収されてしまいました。自分の責任を問われないように、厳しい情報の隠蔽や、数字をいいように変えてしまうことが現実にあるわけです。

 ある倒産したITベンチャーも、ボクがいくら改善を提案しても、議題にまったく上がらないので呆れ返ったことがあります。こういう会社はなぜかトップダウンを信奉しており、それを否定されると逆上するのです。だから、誰も批判的な意見を言いません。かくて全員が一丸となって、間違った目標に向かって労力とお金をひたすら投資していくことになります。

 そして、社長はその進捗状況の報告を受けて「もうすぐだよな」という幻想を深めていくわけです。なぜなら、この会社の社長は現場の仕事にほとんどタッチしていなかったからです。数字だけで現場が把握できるなら、こんな簡単なことはありません。第一に自分がやったこともないことを、部下に丸投げというのは、ちょっと危険ではありませんか。事業の正確な評価だってできませんから。

 そんなわけで、ある日の新聞で破綻が報道され、上場も取り消しとなりました。

 ボクも超零細ながら社員を抱えて体験的に理解したのは、社長なんて、やってみないと絶対に分からないことがあるということです。結婚もそうですけどね。いくらMBAで勉強しても、給料日が憂鬱になるなんて分からないでしょう。資金が減るばかりですから。

 社長は会社という組織の長ですから、基本的に誰の命令も受けません。そのかわりに、すべての責任を引受けなければならない。難しい判断が要求される時でも、アドバイスや相談する人はいても、最終的には社長の決断となります。

 だから、会社の中に社長より孤独な人はいません。不安や焦燥も誰よりも強い。経営コンサルタントを頼ったり、新興宗教にハマるのも、よーく分かります。

 また、中小零細企業では、銀行は個人保証なしでは絶対に融資してくれませんから、会社の借金は倒産したからといって免責されないのです。事業の失敗で自殺する経営者が少なくないのもそのためで、所有株に限定した責任だけ負えばいいというのは大企業に限ったことなのです。

 そんな重い立場にあるのに、社員からは不平や不満ばっかり聞かされるわけですから、時々イヤになってきます。給料だって、欧米のように高くはできません。それが経営力の結果といわれればそうなのですが、社長の責任や義務や権限は、会社の規模とは関係なく共通しているのです。

 だから、「そんなに言うなら、お前いっぺんこの席に座ってみい」と投げ出すのも手かもしれません。「じゃ、やったろやないか」と元気に引き受けてしまう人材が、いま求められているような気がします。気合いや勢いだけではだけではもちろんダメですけどね。

 さて、あなたがそう言われたらどうしますか?

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