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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

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    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年3月10日 (水)

Hくんの編入学

 そろそろキャリア・アップの話を書かなきゃ、なんて考えていたら、フイに高校時代に編入学してきたHくんのことを思い出しました。

 ボクは愛知の県立高校に在学しており、水泳部に所属していました。小学校4年の頃からずっと水泳部であり、逆に陸上はまるでダメ。先生からは「お前は走り方が分かっていないんだ」というワケの分からない叱咤を受けたこともあります。夏場はみんなの前で模範となって泳ぐので体育の通知表は5。でも冬場は2か3と、みごとに偏った成績で3年間を通しました。

 この水泳部は、私立高校が参加しない名古屋市の大会では総合で2位とか3位とかの上位にありました。ところが、私立高校が参加する水泳大会ではボロボロの下位。朝から晩まで泳いでいるような私立高校に、県立高校が勝てるはずがないとは言い訳ですけど、まあ牧歌的でのんびりした部活だったわけですね。

 2年になると、なぜだかボクは部長になって、練習スケジュールから夏の合宿の段取りまで計画することになりました。普通の日は牧歌的でも、この合宿では約1週間・毎日1万メートル以上を泳ぐのが伝統です。早朝に800メートル×2回。朝食を取ってから200メートルとか100メートルをインターバルで何十本という具合にしないと、とても消化できない距離です。

 この合宿を終えると、確か1週間ほど完全なお休みとなります。この休息がポイントで、その直後にプールに入ると、ものすごく水が軽く感じるようになるのです。タイムも大幅に短縮できるので、特訓が実際的な効果をもたらしたのだと実感できます。

 さて、そんな頃に、水泳が強くオリンピックの代表選手も出たくらいの私立高校から、ボクの高校に編入学してきた男がいました。今でもそうでしょうが、これは滅多にないことなので、学校内で大きな話題になりました。

 先生から話を聞いてみると、その男、Hくんはやはり水泳部だったということです。しかも授業料不要の特待生というじゃないですか。

 県立高校にそんな特待生制度なんてないですから、是非とも入部してほしい。そうすれば、大会で優勝できるかもしれません。

 しかし、もしかすると何かあって落ちこぼれたのかもしれないという危惧もあって、取りあえず先生に頼んで、プールに連れ出してもらいました。Hくんは不承不承に水泳パンツに着替えて飛び込みましたが、これがスゴい。25メートルプールがこんなに小さくかったのか、と思うくらいに大きなフォームで、水のうねりを押し出すようなバタフライを見せてくれたのです。

 やっぱ私立は違うなあと感心しながら入部を勧誘すると、Hくんは首を横に振って言いました。

「水泳なんて将来性がないよ。プロになれるわけでもない。このまま水泳ばかりやっていていいのかと思って県立に来たのだから、ボクは大学受験に集中する」

 前の高校の水泳部で決して下位にいたわけではないことは、彼の泳ぎで分かります。大会で好成績を上げたり、優秀すると、その気分は忘れられないものになることも想像できます。だから、毎日朝から晩まで辛くても泳ぎ続けることができるのです。

 しかし、彼はその得意分野を自らやめて、進学校への編入学を選びました。

 Hくんが果たして希望の大学に合格できたかどうかは知りません。その頃ボクは水泳に熱中していたので、こうした実利的な考え方に馴染めず、すぐに彼とは縁遠くなったからです。

 しかし、今では「主体的」で「意思」の強い男だったとむしろ感心せざるを得ません。KYなどといわれますが、彼は回りの空気などまったく読もうとしないで、敢然として自らの道を開拓しました。

 社会人のキャリア・アップも、方法論以前に、Hくんのような姿勢と根性が必要だと思い返した次第です。

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