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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年4月22日 (木)

いつか来た道

 自分でも書いていますが、しばしば言われる若者の保守化とか無気力というのは、もしかしたらオッサンたちの一方的な見方かもしれないと考えるようになりました。昔ほど強欲ではなくなり、共存協調志向が強くなったとも言い換えられるじゃないですか。

 海外留学だって、確かにアメリカは減少しましたが、アジアは増加しているといわれます。欧米信奉者には嘆かわしいことでも、国際政治も経済もアジア重視になったのですから当然のことでしょう。むしろアメリカのトップスクールを根拠なく崇め続けることは、アメリカの支配戦略から抜けていないと考えられるかもしれません。

 にもかかわらず、オッサンたちの過去の体験に基づいた論理が、様々なメディアによって、現実と乖離した威勢のいい「あるべき論」として蔓延しているような気がします。「オレたちほど日本を心配している人間はいないんだあ」とかなんとか、カネも地位も権力も持ったご老人に威張られてもね。誰だってそれなりに心配くらいしてまっせ。

 ボクが若かった頃はクルマの保有者が少なく、公共交通も便利ではありませんでした。それに自分の部屋を持つ子供なんて少数派。だからこそクルマに憧れたのです。

 当時はマクドもケンタもありませんでした。ピザだって、名古屋に初上陸したのは高校の頃です。店の外は黒山の人だかりでしたが、みんな窓越しに中を見ているだけ。逆に店内は客がチラホラでしたから傑作です。率先して食べる度胸はないけど、様子だけは見に行くという野次馬根性の典型ですね。

 つまり、昔の日本は何もなかったのです。今の中国とまったく同じなわけで、欲しいものが一杯あるからこそ、出世してカネを一生懸命稼いで、モノを買いまくる。銀座のデパートで中国人旅行者のショッピングが話題になりましたが、あんなことはアナタ、大昔に日本人の旅行団体が海外でやっていたことです。

 中国は、日本のいつか来た道を歩んでいるのです。

 こういう時代に生きてきた人は、すでにオッサンやオジーサンとなりました。だからといって、あの頃の青雲の志やら論理を今の日本に復活させようといっても、そりゃ無理でしょう。コンビニが至るところにあって、高速道路もダムも必要ないのにまだ作ろうという国です。確かに平均収入は11年連続だかで減少していますが、家の中にはクーラー、いやエアコンもテレビもステレオも冷蔵庫も洗濯機も風呂もトイレもあります。

 ボクなんか、風呂付きの家に初めて住んだのは26歳の時でしたからね。すごく感激しましたが、それが若い人に理解できるはずがありません。

 加えてインターネットだのケータイだのという情報環境ですから、若い人たちに昔の人と同じような欲求や志を求めるのは無理があります。

 いや、もちろん今だって物欲や上昇志向や名誉欲の強い人はいるでしょう。でも、できるだけ無理をしないで、他人に迷惑をかけないで、それなりの幸せで満足できる人も増えてきたのではないかとボクは考えています。

 そんな人たちに、昔ながらの社会適応や組織適応を要求するのが就活ではないかと。だから、これからも脱落する人が増えていくのではないかと危惧します。今の若者は決してバカではないので、要求されたら、そんなフリはするでしょう。人間は変化する生き物なので、適応も不可能ではありません。でもね、本質は違うところにあるのではないでしょうか。

 営利をガシガシと追求する会社なんて行きたくない人は、本当は案外沢山いるのではありませんか。高い給料よりも、自由な時間のほうが大切だと思う人はいませんか。できれば安定が欲しいけど、そのために自分を失うのはイヤだなと思っていないですか。

 かつては食うことが最優先でしたから、これが過度な自意識としても、新しい社会への希望としても、貧困という現実が簡単にそれを粉砕してしまいました。ところが、今は豊かになったというべきか、もともと欲しいものなんて特にないわけです。

 だから、非営利法人も含めて、そうした彼らの受け皿を作ってやらない限り、亀裂はますます深まるだろうと思います。売上げや利益の際限のない拡大ではなく、持続を重視した組織とかね。その答はボクにも見えていませんが、少なくともシェアを奪い取るようなゼロサムの資本主義的な世界ではありません。

 モノポリーというゲームは、誰かが一人勝ちになって終わるゲームですけど、それとは対極的な社会であり、組織ということでしょうか。同じ資本主義でも、今とは違うスタイルだってあるのではないでしょうか。それなら、若い人たちの希望を掬い取れるかもしれません。

 ともかく、「いつか来た道」にわざわざ戻る必要はないのではないか。新しい道を目指すべきではないかと思うのです。

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