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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年4月14日 (水)

マイクロファイナンス

 先日、テレビで気になる報道がありました。

 マイクロファイナンスに投資ファンドからの資金が流入したことで、貧困層への貸付競争が始まっているらしいのです。

 このマイクロファイナンスは、もともとマイクロクレジット=小規模無担保融資として始まりました。要するに貧困層に対してグループ単位での貸付を行い、事業などを運営させた上で、返済させていこうとする仕組みです。これをビジネスモデルとして確立したグラミン銀行(バングラデシュ)のムハマド・ユヌス総裁は、その功によって2006年にノーベル平和賞が授与されています(ボクは経済が専門ではないので、鵜呑みにしないで以下に興味を持ったら詳細はご自分で調べてください)。

 この仕組みのキモは、貧困層に担保なんかあるはずがありませんから、グループとしての共同責任に対して融資を行うことと、加えて、このグループに商売や事業などを行わせることだと思います。それによって、返済による利息収入だけでなく、経済効果として社会的な利益にもつながっていくわけです。

 何よりも、こうした貧困層が支援を一方的に受ける存在から、努力や工夫によって自立できることが大きなポイントです。国際的な寄付や援助に頼るだけでは、貧困からの脱出にも限度がありますから、いわば草の根の経済活動を活性化させるために、個人単位ではなくグループ単位で貸付を行うわけですね。

 この理想は大変に素晴らしいのですけど、問題は彼らに何をさせるのか、どう経営していくかを指導しなければ、このスキームは成立しないということです。要するに、グループ活動を適切かつ効果的に運営していくリーダーが本来的な担保になるわけです。

 もっと簡単に言ってしまえば、小さな会社を作らせるのですから、組織としてのまとまりから経営スキルまでが要求されます。その意味では、単なる融資や貸付でなく、経営者の育成と指導のほうが実は成否を握るキモなのです。

 そのためには、融資する側にそうしたノウハウが必要になるほか、貸したら終わりでは成立しません。ちゃんと面倒を見ていく手間と時間もかかります。

 ところが、このマイクロファイナンスに投資ファンドが乗り出して、どうやら巨額の資金が流入しているらしいのです。

 おカネというのは、例のサブプライム・ローンが象徴するように、リスクより金利を重視します。自分がカネ持ちなら、なるべくリスクの低い投資を選択しますが、資金を運用して利益を得てナンボのファンドマネジャーは運用結果で判断されます。そこに競争原理が働けば、どうしたって金利の高い投資を選ぶじゃないですか。でなければ資金が別のファンドに逃げてしまいます。それが実はみんなでチキンゲームをやっていたに過ぎないことが、金融危機で証明されたわけですけどね。

 というわけで、潤沢な資金がマイクロファイナンスに投入されて、今度は貸付競争が始まり、たとえば「私はパン屋をやりたいの」「いいねえ。では、ここにサインを」てなことになっているらしいのです。

 これはもう、かつての消費者金融、サラ金と同じです。その結果として、次々に多重債務者が出てくれば、マイクロファイナンス全体が破綻しかねません。

 おカネというのは実に困った存在です。

 ただし、そこに経営スキルを持った指導的な人がいれば話はコロリと良い方向に変わってきます。

 経営意欲と知識やスキルを持ったリーダーをちゃんと育成できれば、グループという組織は次第に収益を上げていくでしょう。やはり経営教育がキモなんですね。そして誰かが率先してグループを引っ張っていかない限り、状況は改善できません。

 これは日本という国家でも同じことです。そこでボクが感じたのは、もちろんMBAという経営教育も非常に大切だけれど、最もアカンのは「2番手志向」です。誰かについていく発想では何も変わりません。しかし、日本では戦後長期に渡って「和」とか「協調心」を子供たちに植え付けてきました。

 みんなが大企業に入社できれば、それはそれでいいのでしょうが、旧来のスキームがガラガラと崩れている時には、みんなが「1番手」として率先してクジを引かないとアタリに出会うことができないのです。

 リスクを背負っても、新しいビジネスにチャレンジする冒険的な精神性が今の日本に不可欠なのに、なんで新卒者の人気企業がインフラやら食品などの「安定産業」なのでしょうかね。

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