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福助くん その6

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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年5月10日 (月)

ナニカある?(その3)

 さすがに最近は少なくなったようですが、今年初めまで「○○力」という言葉が流行していました。何となく分かったような気がするところがクセモノであり、だからといって具体的にその「力」を身につける方法まで指摘したものは少なく、つまりは「心構え」みたいなことですよね。

 本来的には「力」というのは鍛練を重ねて高めていくものですが、「心構え」であるのなら辛いトレーニングは必要ありません。そこで「分かった」→「心構え」となり、まことに楽チンに自己啓発は終了します。だからこそ人気なのでしょうが、これでは何の問題解決にもなりません。

 こうした自己啓発の本は、ボクにとっては「自分探し」の延長としか考えられないのです。それなら、簿記3級の資格でも取ったほうが、よほど人生を変えることができます。普通の社会人に必要なのは、自己啓発というより、自己開発や自己改革ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。

 そして自己開発や自己改革にはスキルや技術や理論や専門知識が必要ですから、勉学やらトレーニングが不可欠です。スクールなどに行くのであれば、おカネも時間も投資しなければなりません。誰かの生き方の表面だけをコピーしたところで、その誰かの技術が伴っていなければ、結局はファッションに過ぎないわけです。

 やはりボクは自分の中身をカタメていかないと、「ナニカ」あることにはならないだろうと思うわけです。

 さて、そろそろ具体的な「ナニカ」の事例を挙げなければならないでしょう。

 これまでの続きとして、人口減少国の日本が本格的なグローバリゼーションに洗われることになれば、第一に必要なのが外国語です。こんなことは文部科学省でも十分に分かっており、だからこそ2011年度から小学校の5・6年で英語が必修化されるわけです。今では大学での英語教育も「イングリッシュ・シャワー」など実践的な手法が取り入られています(大学にもよりますが)。でなければ、企業の国際化に対応した人材になれないからです。

 それどころか、来年度から開校する同志社の小学校では1年次から授業の約半分が英語で行われます。インターナショナルスクールも併設されていて合同授業もあるくらいですから、海外留学と同じような環境で英語だけでなく、日本語もきちんと教育されるカリキュラムになっています。

 これからの日本にはそうした人材が必要なのであり、これらがウマくいけば、続々と「そうした人材」が社会に送り出されてくることになります。

 ではボクたちのような英語が苦手な社会人はどうなるでしょうか。

 簡単にいえば、英語以外のナニカがなければ前世代の旧人類となってしまいます。自分の会社のことだけは人間関係も含めてスミズミまで知悉していても、海外に出すことはできず、よって会社の外での人材価値も決して高くはない。日本型のローテーション人事制度に従っていたら、そんな会社人間にはなれても、専門的なスキルを何一つ持たない、しかも英語「すら」できない人材になってしまいます。これは決して遠い未来の話ではありませんよ。

 日本では1990年代からMBAが取れるビジネススクール(経営大学院)が急増しました。これはグローバリゼーションに対応した経営改革の必要性が背景にありますが、それだけでは足りない。そこで筑波大学や一橋大学のMBAのように英語で授業を行うビジネススクールも登場してきました。

 大前研一氏が学長を務めるビジネス・ブレークスルー大学大学院では、「新興国への海外展開にあたり、マネジメントのできるグローバル人材の育成」(大学案内パンフ)と明確に定義したグローバリゼーション専攻を設置しています。

 こうした人材は、これまでのようなOJT、つまり企業内教育では育成することができません。特定の会社を除けば、そんな人材がもともといないからです。もちろん「○○力」では何の役にも立たないし、戦国武将の本や司馬遼太郎の小説を何冊読んでもダメでしょう。現場で求められているのはマネジメントの実践的なスキルであり理論だからです。これはある程度の時間をかけて学んだり、トレーニングしていくしか身につける方法はありません。

 

 日本の企業は、それまで大学や大学院教育をナメてきた傾向があります。特に文系は、大学で教養さえ身につけておけば、社内の研修やOJTなどで鍛え上げてやるというわけですね。

 ところが、もはや企業にそんな余裕はなく、新しい専門性をきちんと備えた先輩たちも見当たりません。となれば、やはり大学院という高等教育機関に期待するしかないじゃないですか。そのためには学費と時間が必要です。入学時点でも社会経験や、ある程度の学力が必要となります。

 こうした勉学努力やトレーニングを経た人材を評価しない社会や会社なんてヘンでしょう。しかしながら、これを「アタマでっかち」とする風潮は今でもあります。就職回避で大学院に逃げ込む学生もいるので必ずしも否定はできないのですが、社会人であれば明らかに別です。

 つまり、こうした大学院の学歴が会社などの入口で「シグナル」や「看板」として適正に評価されなければ、入学志願者は増加しません。よって人材も育っていかないわけです。もちろん中には額面通りの人材ではないケースもあり得るので、彼らの多数がこれから結果を出していかないと、グッドサイクルとして拡大していかないでしょう。

 そのためには教育の中身も教員も革新的で専門的でなければなりません。

 そんな過渡期に、ボクたちは存在しているわけです。

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