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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年5月17日 (月)

大学と「旅」

 ボクは親父が43歳の時に生まれましたが、その時に母は24歳でした。ざっと20歳も年が離れた夫婦だったわけです。敗戦直後の混乱期に、どうやら親父はヤミの物資で大儲けしたらしく、その勢いで愛知県の犬山市で芸者をしていた母を身請けしたのだと聞いています。

 さもなければ、そんな年齢のオッサンが若い女性と一緒になれるはずがないですよね。

 ところが親父は仲間の裏切りなどで、あっという間に没落。もともとヤミというのは物資統制令違反のイリーガルビジネスですから、長続きするものではなかったのです。おかげでボクの家庭はそれからドのつくような貧乏暮らしで、「いつかヒトヤマ当てる」という親父の目論見はいつも外れてきました。

 そうなってくると、母親は親父への期待をスッパリと諦め、子供に期待をかけ、可愛いがるようになります。前にも書いたのですが、小学校低学年の頃から「アンタはお父さんのようになったらダメ。弁護士か医者になりなさい」なんて言われましたから。

 もう少し大きくなると「山には絶対に行くな」とも言われました。当時は登山がブームで、遭難する若い人たちが多かったからです。さらには「糖尿病は怖いから、絶対になっちゃダメ」とも言われたのですが、こればかりはいくら注意してもムリってものです。

 ボクは1人っ子で、成績もそこそこの穏和で無口な子供でしたが、中学2~3年になると母の言うことがウルさくて仕方がなくなりました。高校も自由な雰囲気だったせいか、この頃になるとまったく言うことを聞かなくなりました。それで後日に告白するつもりですけど、いろんなことをやらかしちまったわけですね。

 これは別にボクだけのことでは決してなくて、子供の成長・発達段階における親への反抗期は自立のために絶対に必要なことです。母親の深い愛情と同じくらい欠かせない要素であると同時に、それに敢えて反抗し、敵対せざるを得ない過渡的な情動だと思うのです。

 今の子供たちに、そうした反抗期はあるのかなあ。

 というのも、今年の大学受験傾向をザクっとまとめると、併願校の減少、地元志向・安全志向となるそうです。つまりは、おカネを極力かけないことが主眼になっており、下宿で一人住まいなんてもってのほか、落ちるのが分かっているなら無理して上位は狙わないとなります。かくて私立の超難関大学は東京も関西も志願者が減少したようです。明治大学が早稲田大学を抜いて志願者数のトップになったのも、それが理由だと分析する専門家もいます。

 平均給与が毎年のように減少しているのですから、当然の家計防衛とはいえます。しかしながら、たとえば大学のオープンキャンパスに保護者が来るのが常識的になり、入学式にも多数が参加。さらには会社の入社式にも参加する保護者がいるという報道と重ね合わせると、子供の大学選びに保護者が関与するウェイトが高くなってきたと思わざるを得ないのです。

 併願校の減少、地元志向・安全志向は、経済的な事情だけでなく、そうした保護者の意向を子供が受け入れたという側面もあるのではないでしょうか。昔の親で大卒なんて限られていましたが、1980年代くらいから進学率は上昇しており、保護者も大卒者が少なくないこともありますよね。

 そして、ここで表現してきた保護者とは、母親が大多数を占めているとボクは思うのです。

 ボクらの頃は、親も教師も「絶対に受からん!」と鉄板の保証付きにもかかわらず、それに逆らって有名大学に挑戦するおバカな(非合理的だけど挑戦意欲はあるという意味です)受験生が少なからずいて、それで何と合格したなんてヤツも実際にいました(その多寡は分かりません)。

 もちろん今でもそんな受験生はいるはずですけど、今年の受験動向からは雰囲気的に少なくなってきたと思わざるを得ません。「姉妹のような親子関係」とかが一時期テレビで喧伝されましたが、母親の意向を大切にする「良い子」が想像以上に多いのではないでしょうか。

 それはそれで決して悪いことではありませんが、家庭内で相対的に父親の比重が軽くなってきた結果とすれば、ちょっと危険だなあと思います。というのも、不甲斐ない夫のかわりに、という愛情の代償行為がエスカレートすると、ボクの実体験ですけど、子供に過度な心理的負担を強いることにもなりかねません。

 それに親は必ず老化して、普通は子供より早く亡くなりますから、自立は早ければ早いほどいいはずです。この自立とは、仮に親の家に同居していたとしても、精神的にも経済的にも親から離れることを意味するはずです。

 ボクは自分勝手に名古屋から東京に飛び出してきたと思い込んでいましたが、親父が亡くなる数年前に帰省した時、ボソッと「お前がいなくなって、かあちゃん泣いていたんだぞ」と教えてくれたことがあります。一人息子をどうしても手放したくなかった母を、親父がボクに隠れて説得してくれたらしいのです。職人なので、もともと口数が少ない人でしたが、この時には心から感謝しました。でも、あまりに年が離れていたので、うまく言えたかどうかは自信がありません。

 子供の成長に母親の愛情は欠かせません。シングルファザーの子供にしても、親がいなくても、母親のような愛情は絶対に必要ですよね。

 しかしながら、子供は基本的に別人格ですから、いつかは「可愛い子には旅……」を通して親離れしなければなりません。その「旅」が、もしかして大学であるとしたら、地元志向も安全志向も、子供の成長にとって果たしていいことなのだろうかと思うわけです。

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