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2010年5月 7日 (金)

ナニカある?(その2)

 先日、テレビで天下りの高級官僚が以下のようなことを言いました。

「難関の(公務員)試験に合格したんですから……」

 こういう人は地方公務員にもいて、やはりボクはテレビで同じような趣旨のコメントを聴いたことがあります。

 いやはや真正直というか、世間を知らないというか、「難関の試験」に合格した割にはおバカさんな人だなぁと思わざるを得ません。公務員試験は志願者選抜のためにやるのであって、長期に渡る高給は合格の賞金ではないはずです。単に役所の入口が開いて中に入れてもらっただけで、その後の報酬は、その人の仕事に対して与えられるのは当然のことでしょう。

 というより、官僚の仕事は国民を幸福にする行政やサービスをしてナンボの世界ではありませんか。それが仕事の喜びであり、生き甲斐なはずです。なのに、いい年をしたオッサンがテレビでこんなことを堂々と言うのですからね。

 いわばパソコンと同じで、「高い機種を買ったから仕事の効率が上昇する」なんてことになるはずがありません。その中のソフトウェアを活用して、仕事の質を変えて効率化するからこそ収益に結び付くわけで、さもなければ電気を食らうただの箱に過ぎないわけです。

 こういう「信仰」は実は学位や資格にもあって、超難関の試験に合格すれば国家公務員1種になれたかのように錯覚する人がいます。海外の超有名大学院のMBAを目指す人の中にも、そうした信仰がしばしば見られるようです。

 いわずもがなですけど、パソコンと同じく、学位や資格そのものが収益をもたらすわけではありません。会社の入口では「シグナル」や「看板」としての効果は確かにありますが、その能力やスキルを仕事に活用して、ほかの人たちに何かを貢献することで初めて報酬を得られるはずなのに、それが逆転しています。

 このことは、実は「正社員」という立場にも言えるわけですね。同じように非営利法人も福祉事業も社会事業も、その組織に社員として属したから報酬をもらえるわけではありません。どんな仕事も他の人を助けたり、楽しませたり、喜ばせることで対価が得られて、それがやりがいにつながっているはずです。

 話が少しズレてしまいました。

 厳しい民間企業では実力次第と思われているようですけど、案外そうでもありません。転職市場でも、超有名大学卒は強力な看板になり得ます。これには理由があるので、後日詳しく紹介しましょう。

 ただし、前述の理由から、やはり能力がないのに学歴だけで出世できるというわけではなく、さりとて官僚のように美味しい天下り先がない場合は、社内に「中間管理職」として留まることになります。

 近年はさすがにポストが少なくなってきたようですが、年功序列の賃金体系は今も生きています(国税庁による「民間給与の実態調査」参照)。その結果として、給与総額に対して会社の生産性が低下するわけで、国際競争力も失っていくとなるわけです。このあたりを、公務員改革を進めようとする民主党は分かっているのでしょうかねぇ。

 たとえばインターネットが登場した時に、販売代理店や卸業などの仲介的な産業を壊滅させるといわれました。実際に格安航空会社は旅行代理店抜きで顧客に直接にチケットを販売しています。電話による損保販売も同様です。

 それと同じことが、これから企業内で起きるだろうと思うのです。

 このブログを以前から読んでいただければ分かりますが、ボクは資本主義的な効率性を必ずしも信奉しているわけではありません。しかしながら、これまでのピラミッド的な大組織が、間接部門もそうですけど、特殊法人も含めた官僚機構や社会主義のようなメタボリックなものになってきたことは否定できないはずです。

 しかし、正社員は労働協約があるので、待遇や給与を急に変えることはできません。だから派遣や契約社員などの非正規雇用を増やして、新入社員を抑制することになるわけです。

 でも、国際競争を考えれば、こんな変則的なことは長く続かないでしょう。要するに正社員の「中抜き」、つまりリストラなどによって、新たな組織づくりが急速に進行していくと思います。

 イメージとしては、会社の中に、小さな事業経営者と彼が率いるスペシャリスト集団が数多くあるというような組織でしょうか。そんな企業はすでにあると思います。

 こういう組織では、年を経れば自動的に役職が上がるわけではなく、たとえば課長というイスに対して給与が支払われることもありません。何をどうして、どのような結果を上げたかが報酬に直結します。これが本来的な実力主義、能力主義なのです。だから権限も責任にも乏しいヒラの社員にこれを適用するのはそもそも間違っているわけですね。

 より分かりやすくいえば、個人事業主が集まったプロ野球のチームといっていいと思います。もっといえば「会社員」や「サラリーマン」という抽象的な職業は、欧米のように消滅していくでしょう。

 ボクは日本の会社が次第にそんな組織になっていくのは避けられないと思います。もちろん昨日のブログで指摘したように、今後は外国人の選手や監督も増えていくでしょう。その時にアナタは監督やコーチになれるのか、それともプレイヤーというスペシャリストとして会社に残れるでしょうか。

 監督やコーチになろうとするなら、現役時代にある程度の名声か実績を残していることが条件となります。そして、監督やコーチとしての戦略発想や理論や能力やスキルを持っていなければなりません。それを学ぶのがMBAなのに、なぜだか近年は人気を落としているのが理解に苦しみます。期待したほどの看板効果が得られないということなのでしょうか(これは別に論評していくつもりです)。

 プレイヤーとしてスペシャリストになろうとするなら、専門的な知識やスキルや行動力が要求されます。それこそ結果も出さなければなりません。この分野は多彩であり、しかも新しい職種が次々に生まれてくるので、身に付けた専門性があっという間に時代遅れになることも意識しておく必要があります。

 さらに野球も会社もチームプレイが基本ですから、スペシャリストになったとしても、若い人たちを率いるマネジメント能力は不可欠です。

 これからのビジネスマンに必要な「ナニカ」を探すのであれば、このような認識を明確に持つことから始まるとボクは思うのです。

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