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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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2010年5月11日 (火)

ナニカある?(その4)

 法政大学大学院では、今年4月から政治学研究科に国際政治学専攻を開設しました。この名称だけでは「何のこっちゃ」で無関係と思う人が少なくないと思います。しかし、グローバリゼーションを前提とすると、まことに重要かつ先進的な課題に取り組む大学院なのです。

 この大学院の特長は、使える英語を学ぶことと同時に、「地域研究」に重点を置いています。具体的にはアジアを中心とした諸地域の専門家の育成です。地域研究には様々な要素がありますが、社会を相手にする場合は政治が大きな要素を占めることになります。だからこそ「国際政治学専攻」となるわけですね。

 この「地域研究」がいかに大切なことかは、先の太平洋戦争が教えてくれます。日本もアメリカも、戦争相手の国から来た人たちをスパイの可能性ありとして隔離または拒否しました。特に日本では英語は敵の言語として野球用語まで完全な日本語にしてしまったことは広く知られています。

 ところがアメリカでは、日本文化や日本社会の研究家を集めて専門のプロジェクトチームを作っていたのです。日系2世の軍人の話は小説にもなっていますが、指導部では日本の専門家が日本を徹底的に研究していたわけです。もちろん占領後の政策についても様々な検討が行われたでしょう。そのチームに属していて、戦後に有名になった知識人も少なくありません。

 では、日本の軍部にそんなプロジェクトがあったでしょうか。寡聞にしてボクは知らないのですが、アメリカを研究した結果としての戦略や戦術があったのでしょうかねえ。それ抜きで、あくまで過去の戦史に基づくドメスティックな発想で作戦が立案されていたとすれば、軍事力以前に敗北する可能性はかなり高いといわざるを得ません。

 孫子の「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉は有名です。けれども、戦艦や空母の数だけで敵を知ったことになりません。相手の軍備予算から兵器の生産能力、そして社会制度や政治まで深く理解しなければ、一歩先を予想することができないのです。

 しかし、国家の外部センサーである外交官やスパイの報告を軍部が握りつぶすこともしばしばあったといわれますから、ドメスティックな政治事情が、前述した「地域研究」の必要性を無視してしまったと考えられます。現実には中国やヨーロッパ、ロシアなどに専門家が少なからずいたようですが、それが国家戦略とうまく結びついたとは思えません。

 もちろんボクたちは戦争を再び始めようというわけではありませんが、これから中国やアジアの新興国をマーケットと考えていくなら、その地域の専門家が不可欠であることは誰でも気づくはずです。

 そして、日本の企業がそうした新興国などに買収・合併されていくとなれば、ますます相手のことを知らねばなりません。さもなければ簡単に売り抜けられて、いずれ会社は消滅ということもあり得るでしょう。

 そうした専門家は、日本国内で本の虫にすれば育成できるというわけではなく、やはり現地で現代の動きを肌身で理解する必要があります。だから、英語もできないとちょっと困るわけですよ。

 また、政治はもはや1つの国の中で完結するものではありません。欧米先進国の政治的な挙動もいち早く視野に入れておかないと、適切な判断どころか、致命的なミスにもつながります。

 こうしたことは外務省や総合商社に任せておけばいい、という時代ではありません。グローバリゼーションとは、早い話が金融や物流などで国境という壁がどんどん低くなっていくわけですから、大企業も零細企業でも等しく同じことが起き得るわけです。

 ということは、逆にいえば、英語と特定地域に強い専門家さえいれば、資本に乏しい中小企業でも、その地域をベースとして大きな成功を掴むことも可能となります。

 そんな専門家が、アナタの会社にいますか?

 そんな専門家が政治家の中にいるでしょうか。

 人材が乏しいからこそ、この分野で専門性を高めれば「ナニカある」となってきます。

 このように、現在は先輩がいない、つまり人材に乏しい分野こそが、10年先でもスペシャリストとして生き残っていけることになるわけです。

 もう一つ。こうしたスペシャリストは、何も日本国内だけが就職や転職先ではありません。どこの国の政界でも企業でも必要とされるでしょう。

 つまりは、日本だけでなく、世界を就職先にできるような「ナニカ」を身につけることを考えていかないと、旧人類として限定的な将来しかなくなってしまう可能性があるというわけですね。

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