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2010年6月16日 (水)

2つの「就職率」

 ちょっと前のニュースですが、5月21日付けの日本経済新聞に、2010年春の大学新卒者について「就職『氷河期』に逆戻り」「大卒91.8%、下げ幅最大」なる大見出しの記事が掲載されていました。

 これって、何かヘンだと思いませんか?

 だって、新卒の就職率が「91.8%」ですぜ。普通に考えれば、随分と高いと思いますけど。なのに「就職氷河期に逆戻り」なのでしょうか。ちなみに「就職氷河期」と呼ばれた1999年度は91.1%であり、よって「99年度に次ぐ低さ。前年度からの下げ幅は過去最大だった」といいます。

 その記事の中にはご丁寧に棒グラフも掲載されていましたが、最小単位は90%で最高は98%。97年度から棒グラフは落ちたり上がったりしていますが、要するに全年度が就職率90%以上で、それを下回ったことはないわけです。

 それでも新卒就職難というのかなあ。

 その秘密というか、ちゃんと公にされているのですが、この調査は文部科学省と厚生労働省が合同で毎年実施しているもので、国公私立大学・短期大学・高等専門学校・専修学校の合計112 校から6250人の学生を抽出して、継続的に内定獲得状況を調査してきた結果です。

 うがった見方をすれば、優等生諸君の結果とも考えられるわけですね。

 では、全体としては果たしてどうなのか。

 1年遅れになりますけど、「学校基本調査」というボクたちにはお馴染みのデータがありまして、その最新である2009年の新卒者の就職率は全体で68.4%。男子は64.6%で女子は73.4%でした。学生数の多い大学では、ちゃんと就職したのに大学に報告しない学生も結構いると考えられるのですが、就活している学生たちの感覚は、こっちの数字のほうが近いのではないでしょうか。

 そして、リクルート・ワークス研究所の調査では、2009年の新卒求人倍率は企業全体で2.14人でしたが、2010年は1.62人にまで減少しています。ということは、来年発表される2010年の学校基本調査による就職率は、2009年よりも確実に悪くなっていると推定できるわけですね。

 一体どっちがホントなんだといえば、数字の上では約56万人のデータで計算している学校基本調査となりませんか。

 もちろんデータの新しさでは合計6250人のほうですけど、就職率がホントに90%以上であるなら、こんなにみんなが大騒ぎしますかねえ。

 結局はデータなんて取り方次第となるわけですが、もっと大きく見てみると、たとえば大学進学率が20%程度の時代の新卒就職と、今のように4年制大学だけで50%を超えてしまった時代ではかなり様子が違ってきます。

 ごく単純にいえば、20%に増加された30%分というのは、昔は高校卒で就職していた人たちなわけです。それだけの人たちが、今では大卒市場に集まっています。つまり、高卒の求職市場がドドッと大卒に移動したので、就職が厳しくなるのは当然といっていいのです。

 でもね、そうすると農業や様々な現場労働はどうなっちゃうのでしょうか。 

 いずれにしても、その中で学生諸君も二極化しており、早々に内定を取れる人と、いつまでも取れない人に大別されるようになりました。企業の判断がいつも正しいとは思いませんけど、「採りたい新卒」なんて、どこの会社も基本的に大差はないでしょう。

 かくて、このギャップをできるだけ埋めるのが、最近流行の初年次教育やキャリア教育、それに就活指導などと考えれば納得できるかもしれません。実際に、特にそんな教育を受けていなくても、いきなり内定なんて学生もいますから。

 結局は大学が増え過ぎて、入学者も増加したことが最大の要因ではあるのですけど、かといって昔に戻したら、今度は逆に多数の教員や職員が失業となります。

 となればやはり、学生の質の底上げが必要となるわけで、残念ながら文部科学省の「学士力向上」とかなんとかの方針と重なってしまうのが何だかなと、自分ながら情けない思いです。

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