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2010年6月 9日 (水)

個人事業主になろう!

 最近になって気づいたのですが、何で今の若い人は、グループになると大声で笑うのでしょうか。若い人には限らないのかもしれません。

 特に居酒屋など飲み屋で、男女を問わず複数でいる時に、近隣のこちらの耳が痛くなるほど「これみよがし」に笑う、話すのです。それほど混んでいない店でも同じですから、別に彼らの聴力が劣ったというわけでもなさそうです。

 たまに聞き耳をたてているのですが、話もこれといって面白いわけではないのに、必死で一生懸命に、大声をあげて笑うように感じられます。店員が注意する時もありますが、その時限りで、直ることはありません。

 どうやら他人のことは気にかけていないようですから、少なくとも「オレたちはこんなに盛り上がっているんだぞ」と、周りに押しつけるような凶悪な意図はないようです。

 この奇怪な現象をいろいろな人と話してみて、何となく分かってきたのは、彼らは仲間はずれを恐れているのではないかということです。つまらない話でも、大声で笑うことで場に参加する。でないと、仲間として盛り上がれないからです。合コンなんかでも、きっと同じでしょうね。大声をあげることで、存在を証明するということになります。

 あくまで推定ですから何の根拠もないのですが、マズローが言うところの「帰属欲求」の表れだと考えるとフに落ちます。

 以前に女子大生と男友達がホームレスの段ボールハウスにサラダ油をかけて火をつけようとして逮捕されましたが、これも大声の笑い声と同じく、「みんなのノリ」に外れてはいけないと、エスカレートしていった結果に違いありません。冷静になれば誰だってバカなことだと認識できても、その場の流れやノリに対して抵抗しきれなかったというのがホンネではないでしょうか。

 こうした現象は、子供の頃のイジメあたりから考えれば、大変にわかりやすい。イジメに反対すれば、今度はその子がイジメの対象になるということが、大人になっても続いているということです。

 学生時代ならまだしも、それがネクタイを締めても続くとなると、タダゴトではなくなります。パワーハラスメントとは最近言われ始めたことですが、昔から会社には必ず派閥がありました。そこに「空気を読めよ」などとエラソーにのたまう若い人が入っていくと、正義も論理もなくなってしまうからです。社会保険庁なども、そんな雰囲気が支配しており、受給者のことを考える正義派は次第に駆逐されていったのではないでしょうか。

 ボクも大昔に似たようなことがありました。早起きで一番出社を続けていた頃に、ほかの連中があまりに遅刻が多いことに社長が腹を立てて、いきなり出社時間を30分繰り上げてしまったのです。おかげで、その原因はボクではないかと、しばらく皆から白い眼で見られることになりました。

 某新聞では「今の会社を辞めるつもりはない」と考える新卒が増加したと報道していました。会社を辞めるつもりがなければ、その会社の悪い空気にも染まっていかねばならない。大バカヤローのワンマン社長の朝令暮改にもつき合わねばならない。時には、いけないと知りつつも下請けをいじめなければならない。課長は正しいんですよ、などと上司をおだてなければならず、時にはウップン晴らしで、アルバイトや派遣社員をいじめたり……。

 ボクは、こういうことを「サラリーマンの悲哀」などと断じて表現してはならないと思います。フリーランスを長く続けてきた経験でいえば、組織を背景にした会社員ほど強い存在はありません。何しろ沢山の人がいる、権力がある、そして大きな資本が控えているではないですか。その中で果敢に戦って左遷の憂き目にあった人が「サラリーマンの悲哀」なのであって、食いぶちを失う怖さから自分を捨てて従順な奴隷を選ぶ人に、「悲哀」というのは、ちょっと違うのではないかと思います。

 そういえば大昔に、ある会社の社内報を作っていたのですが、取材した時点では売上前年比マイナス5%くらいだったのに、直された原稿では前年と同じになり、印刷された時には前年比プラス5%になっていたことがあります。こんなのありかよ、ですね。

 この会社はほとんどが「ヒラメ社員」で、上のほうしか見ていませんでした。自分が生き残るために、良い報告とおべんちゃらばかり。これは将来性がないと思っていたら、案の定、別の会社に吸収合併されてしまいました。

 要するに、自分に自信のない人は、別のところに依存するわけです。上司に気にいられるとか、部下に嫌われないとか、誰にも逆らわないとか、それこそ空気を読むとか。これは仕事にほとんど関係ない情緒に属することであり、会社は学校じゃないのですから、オマケ程度の話です。でも、「格差社会」といわれるようになって、自分が正社員から脱落することを極端に恐れるようになってきたのでしょう。

 だから、いずれ若い会社員たちが居酒屋で、これみよがしに大声で笑う日がきたらヤバいですね。いや、もうそうなっているのかもしれない。

 そういう生き方でも恥ずかしくないという人は、もう、この先を読み続ける必要はありません。

 そんなのイヤだという人は、自分が会社員ではなく、「個人事業主」だと考えることから始めてください。簡単にいえば、プロ野球の選手です。彼らは自分の事務所を作って、給料をそこに振り込ませたりしています。所属は確かにチームでも、FAでいい条件を出されれば、自由に移動できます。逆に成績が悪ければ簡単に解雇されます。

 会社に入って「会社員」という謎の職業につくのではなく、あくまで個人事業主として会社と契約すると考えれば、これまで述べてきたワケのわからんことから少しは解放されると思います。

 実際に、イギリスでは個人事業主として会社と個人契約している「会社員」がいます。ボクの知人の友人で、彼は社会主義時代のポーランドからイギリスに亡命してきました(この話だけでもスゴいのですが)。大学でコンピュータを勉強してSEとなり、金融系の会社に勤務しているとは聞いていたのですが、ある時にパブに誘うと税務申告で忙しいという。会社員なのになんのこっちゃいと尋ねると、個人事業主というわけです。

 実に面白い雇用形態であり、以前にマスコミでも少しだけ報道されました。契約社員に近いといえばいえますが、特に期間が定められているわけではなく、ボーナスだって出るようです。日本のフリーランスのように経費の半額が認められるかどうかは聞きもらしましたが、やり方次第では節税もできそうな気がします。でなければ、そんな雇用形態を選ぶはずないですからね。

 少なくとも、中途半端な成果主義に比べれば、このほうがよほどマシで潔いではありませんか。

 同時に、管理職とプレイヤーの給与・昇進体系をはっきりと分ける。これも野球と同じで、フィールドに出ている選手と、コーチや監督などの管理職をゴジャゴジャにしない。

 だから、たとえば営業で年収1億円を取る人もいれば、その課長は年収800 万円だったりもあるわけです。日本の会社はこのあたりが相当にいい加減で、みんな責任と権限が曖昧なプレイングマネジャーにさせられてしまいます。

 はっきり言えば、実績を挙げた人がご褒美として役職者になるのであり、中には部下のいない役職などという意味のない肩書きもあります。いずれにせよ、現場のビジネスとマネジメントはまったく別の職務です。名選手必ずしも名監督ではなく、セールスの天才が優れた上司になれるとは限らない。にもかかわらず、会社の外に出ようともないで、日がな一日新聞を読んでいたりするオジサンがすごい高給をもらっている。

 こういうことに新卒はびっくりして絶望し、3年以内に辞めてしまおうと思うわけです。

 だから、管理職は管理職としての処遇や体系を作るべきで、その給与は第一線の人たちと比べて基本的に安くあるべきです。そのかわりに、その管理職が率いるチームやプロジェクトが高い利益を生み出したら、成果主義で報いればいい。で、その彼のもとで働くのは個人事業主という名のプレイヤーたちということです。

 現実には業務は明確に割り切ることはできませんが、少なくとも意識の上ではそうした理解がないと、キャリアアップの方向すら見つからないでしょう。そして自分を「個人事業主」だと考えれば、意識はもうサラリーマンではありません。そんな気概を持つことが、今ほど大切な時代はないと思います。

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