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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年6月23日 (水)

リクルートスーツ

 大学新卒一括採用の第1ラウンドは一般に6月までといわれており、今でも街を歩くと、黒いリクルートスーツを着て、大きなバッグを持つ就活学生をしばしば見かけます。

 男子の場合、ダークスーツは社会人でも普通の格好なので目立ちませんが、女性がオフィスであのような格好は普通しないので、一目で分かるわけですね。

 中には、昼食がわりに公園のベンチでパンと缶コーヒーという女子学生もいて、ちょっとウルっとしたりします。健気じゃないですか。

 それはさておき、女性があのような黒いリクルートスーツを着るのは、新卒就活の時の1回だけなのです。デカいバッグもまた、入社後はルイ・ヴィトンなんかの軽快なブランドものに変わるはずなので、何から何まで1回こっきり。まあ、結婚式のウェディングドレスもそうですけど。

 日本特有の「横並び」で、明らかにムダな出費ですけど、そのせいか、男性のスーツに比べて、かなり安く販売されているようです。

 取材の時に、ふと「そのリクルートスーツは入社後どうするんですか」と女子学生に聞いたら、すぐに「次は妹が着ると思います」と答えました。それだけで、家庭環境や姉妹の仲などが想像できるじゃないですか。こういう受け答えができる学生は、内定も早期に獲得できます。

 ボクは随分前に、『テレビ局完全就職マニュアル』(ダイヤモンド社)という本を執筆したことがあり、在京キー局から地方のテレビ局まで、数多くの新卒社員を取材したことがあります。

 テレビ局は競争が激しくて、倍率も想像を絶するレベルで、アナウンサーともなれば「運」が絶対に欠かせません。けれども、そうした競争をくぐり抜けてきた新卒社員の基本的なタイプはほとんど同じでした。要するに、他人に対する明朗でしっかりした対応と、人の話をきちんと聞いて、仮物ではない自分の意見を明晰に表現できることです。

 その上で、それぞれの個性や能力がある。

 こんなことは社会で働いている人なら常識だと思うでしょ。

 しかし、それができない学生も少なくない。だからこそ、キャリア教育や就職指導になるわけですけど、どうも近頃はボクたちメディアも含めて、ちょっとエスカレートし過ぎてはいないだろうかとも思います。

 そう考えていたら、脳科学者の茂木健一郎氏がいみじくも「日本の大学は『ガラパゴス化』する」と指摘していました(週刊ポスト2010年7月2日号)。大学が就活に過剰適応した予備校になりかねないというのです。そうなれば、海外からわざわざ留学してくる価値もなくなります。だからこそ「ガラパゴス化」なわけです。

 まったくその通りではあるのですが、大学は民間企業と違って、簡単に方向を転換できません。今のキャリア教育だって、およそ10年をかけて大学設置基準の改正に至っています。大学側も、この「外圧」だけでなく、受験者が減少するので、他大学と同じことをやらざるを得ません。

 しかし、これでは「横並び」が続くばかりです。

 明治維新の頃は「内なる国際化」が求められたと思うのですが、今は逆に「出ていく国際化」の時代だと思います。そうした時代には、「横並び」はもちろん、人材のロールモデルを共通化してはいけないのではないでしょうか。

 海外は1つの国だけではないからです。

 英語がちょっとできて、それなりの教養を持ち、ある程度の専門性というのも結構ですけど、これでは「内なる国際化」の頃とあまり変わっていません。その程度の人材は海外にも一杯いるはずです。

 要するに、人材も企業と同じで、国際的な競争力が必要です。

 昨日も指摘したように、やはり「スゴい人」、図抜けた人材、「異能な人材」を育成することではないかとボクは思います。それを標準型の人材が様々に支えていく格好になります。

 大学でそんな人材を育成するためには、就職に関する心配や負荷を完全に取り除いて、学生が伸び伸びと何かに没頭できる期間を作ってやらなきゃいけません。たとえばノーベル賞の益川さんみたいな人をインキュベートできる環境です。

 そうなると、やはり新卒の短期一括採用に大きな問題があると感じざるを得ないのです。

 このあたりを、国公私立の大学はもちろん、文部科学省、厚生労働省、経済産業省が合同して根本から本気で考えていかないと、ホントに日本の未来はヤバいんじゃないかなあ。

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