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2010年7月 2日 (金)

石が浮かんで……

 社会では、しばしば不条理や理不尽を体験します。

 この不条理というのは、早い話が「石が浮かんで、木の葉が沈む」ということで、正しい理屈が通らないことを言います。

 この不条理には必ずといっていいほど「力関係」が介在しており、正しい理屈が無理矢理に歪められていくわけですが、その時の人の対応は2種類に分けられます。

 どちらも「仕方がない」ことは共通していますが、ある人は「それならば」と今度は不条理を理由や言い訳にする側になります。もう一人は、「こんな不条理は何とかしなきゃいかん」と決意します。

 ボクが思うに、近頃は前者がどんどん増加しており、後者は絶滅寸前の希少種になりつつあるようです。

 1943年(昭和18年)1021日、神宮外苑競技場に全国77の大学や専門学校(旧制)から学生が集まり、雨の中を行進しました。勉学を中断して軍隊に入る「学徒出陣」です。児玉隆也氏が指摘したように、確かに「出陣」したのは学徒だけではありません。八百屋さんも肉屋さんも床屋さんだって赤紙で召集されました。

 なのに「学徒」だけは特別なのか、と問いかけるのはよく分かります。

 ならば、同じく問いかけたいのは、各大学の学長はその時に何を思ったのかということです。もちろん軍事政権の指示に逆らうことなんてできません。せめて抗議と言っても、それは今から見た「後知恵」であって、おそらく苦渋の思いだったに違いないでしょう。

 しかし、やはり政治の圧力に学問の府が屈服したことは間違いないわけで、ボクはせめて、その悔しさだけでも後世に伝えておくべきではなかったか。それこそが、当時の学長たる人たちの責務ではなかったかと思うのです。

 鹿児島県の知覧町に「知覧特攻平和会館」があります。

 かつて特攻隊の基地だったことから、若くして犠牲になった人たちの遺品が数多く残されています。それを見て、涙する人と、怒る人の2種類がいるといわれます。

 前者はもちろん悲しみであり、絶対的な死を前提とした攻撃に出なければならなくなった心情を想うからです。

 後者の怒りとは、そんな理不尽や不条理を20歳そこそこの若者たちに強いた、政治と社会に対するものです。

 もちろん、国や家族を守るために死地に出発した彼らの心情は気高いものがあり、その無私なる精神には感動させられます。だから映画にもなったりするのですが、特攻は自殺攻撃(スーサイド・アタック)ですから、ある将軍が喝破したように、軍事上でも「外道中の外道」な作戦です。

 生きて返るな、と指示した理不尽で不条理な軍政が戦後になって本当に反省されたのでしょうか。若い人たちの尊い犠牲は何度もヒロイックな物語になりましたが、指示した者の責任は本当に問われたのでしょうか。

 敗戦に至って潔く責任を取って自死した指揮官もいますが、そうではなく、まことに恥さらしで卑怯な逃げ方をした人もいるようですね。

 そして、その特攻で亡くなった中に、学徒出陣者も少なからず含まれています。

 国や家族を守るために死んでいった彼らが今の日本を見たら、果たしてどう思うでしょうか。せめて倫理や志をきちんと学校で教えてほしい、というのがボクの願いです。

 けれども、社会も教える側も、その大切さを本当に理解していないと誰も聞かないんですけどね。

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