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福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年7月15日 (木)

学費の価値

 この不況下で学費を値下げする私立大学がチラホラと出てきました。奨学金を充実した大学も増加しています。数年前には医学部が相次いで学費を値下げして大きな話題になったのですが、その他の学部も例外ではなくなったということでしょう。何しろデフレの世の中ですからね。

 それ自体は保護者も受験者も大歓迎でしょうけど、ボクはもっと大切な視点が欠けているのではないかと考えます。つまり、学費と教育の質はホントに見合っているのかということです。

 たとえばスイスの時計も、リーマンショック以降、価格を下げるところが増えてきました。ブランドバリューが盤石なごく一部のブランドを除けば、市場の動向に敏感に対応するのは当然の措置ですけど、問題は価格引き下げがブランドの価値まで毀損するようなものであってはならないということです。

 つまり、価格より高品質な、魅力的なものでなければ、値下げは逆効果になりかねません。このことを時計ブランドは熟知しており、価格対顧客満足の高い新作が投入されています。

 もっといえば、ユニクロなどは象徴的で、あれだけ安いにもかかわらず、生地も品質も極めて上等です。それに比べれば、あくまで個人的感想ですけど、H&Mなんて敵ではないと思います。

 だから、と結び付けるのはナニですが、大学もこれからはユニクロ化できなければ存続は危ういのではないかと考えているのです。

 この学費にもかかわらず、これだけの教授陣、これだけ中身の濃い教育に、先端的な研究といった形で、高度化が追求されないとヤバいでしょう。少子化はもちろん、人口だって減少を始めていますから。

 こうしたユニクロ的な学費の魅力が感じられる大学には、自然に留学生が集まってきます。学費が決して安くはないハーバードやスタンフォードに世界から優秀な学生が留学するのも、その学費以上の効果があるからです(知名度も含めて)。

 就職率も結構ですけど、ここのところに大学自身の成長点があるのですから、いつまでも文科省の言いなりでなく、構造的な大改革をやっておかないと間にあいません。

 そう考えていたら、ユニクロがグラミン銀行と提携して新会社を立ち上げると報道されていました(日本経済新聞7月14日朝刊)。この銀行のムハマド・ユヌス総裁はマイクロ・ファイナンスでノーベル平和賞を授与された人物です。

 それによれば、100%出資の現地法人を設立して、生地から生産・販売までを現地で行い、1着平均1ドルの衣服を貧困層に販売するとしています。それだけでも現地の雇用を増加させますが、対面で各家庭を訪問する販売員も3年後には1500人にするそうです。

 マイクロ・ファイナンスについては、このブログですでに紹介しましたが、貧困層を支援するどころか、ファンドマネーの流入でサラ金化していく恐れが出ていました。そこにユニクロであり、その販売員養成と支援は、まさに本来的な理念を形にしていくものといっていいでしょう。これは紛れもなく、新しいスタイルのCSRになっていくはずです。

 こういうことを、失礼ながら民間企業に先を越されてはいけないのです。大学の社会学部や国際関係の学部が率先して企業などをリードしなきゃいけません。もしかすると、立教大学大学院21世紀社会デザイン研究科の中村先生が関係しているのかなとボクは考えていますけどね。

 いずれにしても、iPADに対して日本のエンジニアは悔しく思わなければならないし、ユニクロの事例も大学教員と研究者は「やられた!」とホゾを噛まきゃアカンでしょ。

 産学連携や地域貢献も推奨されている時代なのですから、すぐにでも研究者はバングラデシュに行くなり、柳井さんとこに取材に行くべきです。

 ボクも教育関係のモノカキのハシクレとして、これを予測できなかったことはとても悔しいし、だからこそ、このユニクロの試みを賞賛したいのです。

 成功しても、仮に失敗しても、これはこれで素晴らしい研究対象じゃないですか。それによって、日本もようやくドラッカーを超えられるかもしれません。

 そうした機動的な先進的な研究成果が、大学をユニクロ化していく大きなポイントになるのではないかと愚考するのです。

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