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福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年7月12日 (月)

差別化戦略

 スイスの時計ブランドは、昔からM&Aを繰り返してきました。

 創業100年以上の老舗が多いといっても、創業家が継続してきたブランドのほうが珍しいくらいで、クォーツが大隆盛となった1970~1980年代に一度は倒産したものの、他の資本によって復活したブランドもあります。

 いわば経営と資本の新陳代謝が、長い歴史を生き抜いてきた理由とも考えられるでしょう。

 そうしたスイスの時計ブランドの中に、2000年頃に経営が変わったCというブランドがあります。広告になってしまうのでCと略しましたが、ここは昔から実にヘンな時計を作ることで知られていました。

 普通の時計は、アワーマーカーとかインデックスと呼ばれる数字またはバーのような目印がついています。針がそれを指し示すことによって時間が分かるわけですけど、このブランドは1950年代に何も目印のないノーマーカー・ダイアルの時計を発表して、ヒットさせたことがあります。ダイアルの納品が事故かなんかで遅れてしまい、時計見本市に間に合わなくなって急場しのぎでゴールドプレートをそのまま時計にくっつけた結果とも伝えられています。

 その後も、小型ルーペのように組み立てると卓上時計として使える腕時計など、とにかく変わった時計を作ってきました。

 経営が変わっても、その方針が変わるどころか、ますます昂進していきました。その新しいCEOもちょっと変わった経歴を持っており、第2次世界大戦の頃はドイツの強制収容所にいて、からくも生き延びたという人でした。時計ブランドを買収するくらいですから、かなりのお金持ちですが、なぜだかドクロにこだわりがあるんですね。このドクロをモチーフにした時計も発表していました。

 昨年に彼は残念ながら他界されたようですが、ボクが取材した時に、こんなことを言っていたので紹介しようと思ったのです。

「普通の時計が欲しいなら、ほかをあたりなさい。いくらでもブランドがあるだろう。ここは、ほかには絶対にない、ここにしかない時計を作るブランドなのです」

 ただひたすらの差別化路線です。

 彼は過去にグッチの時計部門を急成長させた実績もあるので、深い計算が隠されていたのかもしれませんが、このブランドが発表した新作は本当にびっくり仰天の時計でした。

 こんな時計が果たして売れるのだろうかと心配したくらいですが、大きな話題を呼んで世界的にヒットしました。

 こんなことは、あまりにリスキーなので大企業にはできません。稟議書にズラズラとハンコが必要な会社では、結果的に「最大公約数」になってしまいます。

 しかし、モノあまりの現在で、「最大公約数」に魅力を感じる人がどれだけいるでしょうか。日本にはきっと「ほかには絶対にない」技術はあると思うのです。しかし、最終製品や商品として「ほかには絶対にない」モノがあるでしょうか。

 これは人材も同じで、不景気とデフレのもとで「最大公約数」では、もはや企業にとって魅力的とはいいにくいのではないでしょうか。経験も何もない新卒でも、今は同じことがいえると思います。

 これまでの教育は「ほかには絶対にない」人材養成を目的としてきませんでした。むしろ金太郎飴の量産といっていい。ですから、これからは自分自身で「最大公約数」から脱皮する努力が必要になります。「自己啓発」という言葉はあまりに牧歌的であり、自分のオリジナリティを「自己開発」することから始めていかないとホントにヤバいと思うわけですね。

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