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2010年9月16日 (木)

2・6・2とリーダーシップ

 これからは「組織論」業界がますます繁盛するでしょう。前からそうでしたが、テクノロジーとITの飛躍的な進展で人間の役割がますます高度化しており、その集団をどうまとめて効率化・活性化していくかが大きな課題になってきたからです。

 この時に重要な概念だと思われるのが、「2・6・2」です。

 人間が10人いるとすると、2人は主体性を持ってみんなを引っ張っていく存在となり、6人はそれについていく。残りの2人は、何もしないぶら下がり族。

 最初は人間を差別する発想ではないかと義憤を感じましたが、体験的にもそうした傾向は事実ではないかと思うようになりました。

 これは新卒の就職活動でも共通していて、最初の2は早々と内定を獲得し、残りの6はかなり苦労しますが、それでも何とか。残りの2は、そうした努力を最初からしない、あるいは早々と脱落する層と考えられるわけです。

 アメリカ国防省(ペンタゴン)で人間心理を長く研究していた人に聞いたのですが、ランボーを仮に10人集めてチームを作っても、ランボーの能力の10倍には決してならず、むしろ弱いランボーを生み出すそうです。これも2・6・2で解説すれば、人が集まると自然にリーダーとフォロワーとぶら下がりに分かれていくわけですね。

 ちなみに、この先生はアパッチという攻撃ヘリに搭乗する2人の最適な相性を研究していました。1人は運転者、1人は機銃などの攻撃を担当するので、その相性によって命中率などが大きく変わるというのです。

 それはともかく、いくら試験などで精鋭を集めても2・6・2は同じように出現します。1万人の集団でも、100人でも同じことです。だからこそボクは試験などの選抜を過度に重視してはいけないと、難関資格の合格者抑制に反対しているのです。イデオロギーでも何でもなく、どんな優秀な人間を集めても、残りの2は生まれてくるからです。

 ということは、中間層の6をどう最初の2に近付けるかが、リーダーの一つの役割と考えられます。あるチームが「3・5・2」になれば、他のチームの「2・6・2」に比べて大きな力が出せるではありませんか。あるいは「2・7・1」でもいいですよね。

 教育というのは、実は国民全体のそうした底上げも課題なのですけど、ここではリーダーの2に焦点を当てます。

 経営本でも「リーダーシップ」に関する本は数多いのですけど、大きく分けると2つの考え方があるようです。中でも主流と考えられるのが、ドラッカーを代表とする「リーダー職務論」でしょう。リーダーにカリスマ性なんていらない。行くべき方向を的確に設定でき、それを理論的に説明できる人という感じです。

 ボクもカリスマ性には縁遠い人間なので、この考え方には賛成です。月刊誌『ゲーテ』などを読んでいると、作家の村上龍氏も同じように考えているようです。

 現実問題としても、ビジネスに人間性を持ち込むと話がグジャグジャになって、しかも社長は限られた人しかなれないという理屈になりかねません。

 しかし、その一方で、戦国武将や幕末の志士が好きな人は「人間性」の方に重点を置くようです。

 ちなみに、福田和也氏の評伝『乃木希典』は完全に人間性です。作戦立案に秀でた人間はいくらでもいるけど、この人のためなら死ねるという人間がどれほどいるだろうか。そんな視点ですね。乃木大将は二○三高地を落とすために何万人もの犠牲を出し、自分の子供まで死なせた。だから司馬遼太郎の作品などでは愚将扱いだが、高地の堅牢な要塞攻撃は彼の方法以外になく、それを遂行できたのも彼の人間性があったからだとしています。

 その論理はさておき、前述した職務型のリーダーの中には、転身や変わり身の早い人がいます。アタマがいいだけに負け戦の判断が早くて、早い話が自分の逃げ足も早い。そうなると、残りの6・2は最悪の状況に放置されることになります。

 6・2の人たちは、それが感覚的に分かるので、リーダーに職能だけでなく、人間性も求めることになるわけです。

 西郷隆盛は自分を慕ってくれた士族のために負けを承知で政府と戦って自刃しました。乃木希典も、夫婦で殉死しています。

 あくまで私見ですけど、2が6・2を本当に活性化するのは、こと今の日本においては西郷さんや乃木さんかもしれないとも思います。おそらくそうした人間性は、どこの国でも通じるでしょう。2・6・2であるからこそ、リーダーは「無私」の存在でなければならない。

 そこから、すべての戦略や指揮が始まる……。

 ところが今の教育では職務としてのリーダーは育成できても、人間性までは無理です。カリキュラムに「無私論」なんてなく、そういうタイプの教員はそもそも試験で淘汰されるからでしょう。世の中、不況になればなるほど「減点主義」になるので、いわば人間の器なんて判断できないし、しようともしない。

 ボクはそこに異世代混合の少数による「私塾型」人間教育の必要性を感じているのです。

 

 でもねえ、民主党の政治家には松下政経塾の卒業生が多いのに、何だか物足りなく感じるのはなぜでしょうか。

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