笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

« 新司法試験制度の傾向と対策(2) | トップページ | 新司法試験制度の傾向と対策(4) »

2010年9月22日 (水)

新司法試験制度の傾向と対策(3)

 誤解されているかも知れませんが、ボクは司法試験の受験指導講師ではありません。ですから「制度の傾向と対策」は何とか紹介できますが、合格のための秘訣を教えることなどできませんから、そのあたりを事前にご了解ください。

 ただ、旧試験の頃から受験者や合格者などを取材したり、法科大学院の授業を聴講してきた限りの感想では、「合格への熱気」みたいな空気感がかなり変わってきたという印象を持ちました。

 これは無理もありません。昔は合格率3%、今は合格率が厳しくなったといっても2010年度で約25%です。100人が受けて3人合格と、法科大学院経由とはいえ4人に1人が合格では緊張感が違っても不思議ではありません。

 しかしながら、2010年度の試験で40人以上の合格者を出した15大学院が全体の7割近くを占めています。東京、中央、慶應義塾、京都、早稲田のベスト5に絞っても、合格者は全体の半数近い4割です。

 ということは、それ以外の法科大学院で残りの合格者数を分け合うというカタチになり、やはり不利ということになります。特に地方では試験の情報分析などの専門家も乏しいと考えられるので、ハンデを背負うことは否定できません。

 医療系の資格なら合格率は80%前後ですから、真面目に学校教育を受けていて落ちる方が不思議です。学校は専門職の養成機関となるわけで、このことから法務省も当初は合格率を78割としたのでしょう。

 けれども法科大学院が予想より増加して、受験者も増えた今では25%に。このレベル以下になると短期合格には受験指導が必要といわれます。だから宅建などの資格スクールが繁盛しているわけです。

 ところが、法科大学院は学校教育の機関ですから、どうしても受験指導一辺倒というわけにはいかない。第二に、受験者の質も大きなウェイトを占めます。つまり、大学入試などの試験に強い人は、やはり司法試験という試験にも強いわけです。

 これは、試験が求めていることを的確に察知し、その要求に応えた答案を作れる能力と言い換えられるでしょう。今でも学生同士の自主ゼミなどの形でグループによる自習なども行われているはずですが、いわゆる質の高い学生がいる環境では、情報分析や合格のための思考方法を共有できるのです。

 これは旧試験も同じで、同じ受験指導スクールで学ぶ5人のグループがいました。彼らは授業だけでなく、夜や週末などに集まって自主的な勉強会を行っていました。たとえば、昨年の民法の論文試験で中心的な論点は何か。それに対して反論はあるのか。そこからどんな法的結論が導き出せるかなどを話し合うわけです。

 その中で、とりわけ優秀だったリーダー的な2名は翌年に合格。残り2名もその翌年に合格。最後の1人も3年目に合格しました。時期はズレても全員が合格できたのです。合格率3%の時代で、試験ではライバル同士のはずなのに、この結果です。

 法科大学院の授業評価はボクごときには不可能ですけど、学校の勉強だけで合格は無理でしょう。そうなると、こうした自主的に学べる環境があり、かつ試験に強い人が身近にいた方が合格しやすいですよね。

 従って、できれば合格者数や合格率が上位の大学院に入学したほうがいい。ですが、それではあまり面白くありません。司法試験まで中央集権かよって(京大もありますが)、ボクは思います。

 何か秘訣といっても、試験は結果がすべてですから何ともいえませんが、仮に法学部の学生であるなら、学部の頃から司法試験の受験準備を始めるというのも一つの方法でしょう。つまり法科大学院に入学してから本格的に、ではなく学部+既修者コース2年の6年間をかけて一発合格を目指すという考え方です。

 社会人の場合は、法科大学院の授業に過度に期待せず、並行して本格的な受験勉強を重ねていくしかありません。そのためには、受かってナンボという固い覚悟が必要になります。もちろん受験指導スクールの利用も考えたほうがいいのですが、あららららら、そうなると法科大学院って何だという昨日の疑問が復活しちゃいます。

 そこで、2つほど旧試験での事例を。

 司法浪人が長いという人の中には、ある分野は講師よりも優秀という人がいたそうです。たとえば憲法を語らせたら学者もびっくり、なんていう博識です。なのに、彼はなかなか最終合格できません。理由は簡単で、他の分野がダメだったからです。好きな分野だけどんどんやっていれば知識もつきますが、試験は短答式で3科目、論文式では6科目ありました。

 つまり、合格のためには6科目まんべんなく得点しないとダメなわけです。逆にいえば、6科目ともギリギリでもハードルをクリアしていれば合格は可能です。しかし、彼は自分が得意な1~2科目にこだわった。勉強自体がいつしか自己目的になっており、スクールの中では一目置かれていても、法曹の入口をなかなかくぐれないわけですね。

 長期に渡って司法試験の勉強をするのは辛いことですけど、こういう逃げ道を封じて、各科目で好き嫌いをなくして最短距離を目指す自覚が必要なのだとボクは感じました。

 もう一つ。前回に予告した「一発合格」の人たちですけど、はっきりいえば「なぜ合格したか自分ではよく分かりません」という人ばかりでした。

 しかし、よくよく聞いてみると、彼ら彼女たちは極めて素直だったといえるかもしれません。自分の勝手な思考で正解と違う方向に行くのでなく、あの講師ならきっとこう考えるだろうと法的思考が憑依する感覚ですね。

 大学を卒業して会社員となり、結婚したけど腰を痛めて主婦専業に。けれども、それでは飽き足らずに弁護士を目指してスクールに入学。2年の入門コースを終えて受けた1回目でみごと合格という女性もいました。

「法学部出身とはいっても、司法試験は実務知識なので勉強はゼロからだと思いました。だから講師の指導に一生懸命に従っているうちに合格したという感覚ですね」

 別に受験指導スクールの宣伝をするつもりはありません。

 そんな旧試験の時代より合格率ははるかに易しいのですから、社会人でも意欲ある人なら昔ほど恐れるようなレベルではなかろうと、ボクは体験的に思います。

 だから、地方在住であろうが、どんな職種だろうが、いかなる年齢でも、意欲ある人はどんどん挑戦していただきたい。それが社会正義に貢献することになります。

 けれども、そうはいうものの、現実的にやはり試験に合格しなければ法曹界のスタート地点にも立てないのですから、ここまで話を続けてきたのです。

 次回は、この続きと、他の法律系資格についても紹介することにします。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

人気ブログランキングへ

« 新司法試験制度の傾向と対策(2) | トップページ | 新司法試験制度の傾向と対策(4) »

学問・資格」カテゴリの記事

教育・学校」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 新司法試験制度の傾向と対策(2) | トップページ | 新司法試験制度の傾向と対策(4) »