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2010年10月19日 (火)

21世紀人材(7)システム・マネジメント(2)

 前回は背景の説明とマネジメントが入り組んでしまって、混乱した読者もいるかもしれませんので、ここでスッパリとボクなりに整理してみましょう。

(1)プロジェクトマネジメント

 プロジェクトとは、複数のメンバーによる共同作業であり、到達目標と締め切りのある仕事です。これを管理・運営することを、プロジェクトマネジメントと呼びます。プロセス(仕事の流れ)を把握して、作業の量や質を判断しながら、適切な要員や資材配置を考え、運営していくことが必要になります。

(2)システムデザイン・マネジメント

 システムとは「系」のことで、これを設計またはデザインすることを管理するわけですから、日本語では「制度設計」が最も適切かなと思っています。制度とはいっても、それこそモノづくりの工程開発から、物流から小売りまでを含めたビジネスのあり方や、行政まで含まれてきます。

 日本の企業の多くは、すでに海外に工場を持っているので、現地と本社とのビジネスの流れや要員配置などの最適化も含まれます。さらに原料や資材も、国際的なサプライチェーンの管理も考えておかねばなりません。プロジェクトも良く似ているのですが、こちらには「締め切り」はなく、ある程度永続的に機能することが前提となります(とボクは考えています)。

(3)政策

 上記の(1)(2)を、国政や行政、地方自治、それに医療制度や介護福祉、年金などに落とし込めば、「政策」となるわけです。たとえば医師が足りないからといって、ただ医学部の定員を増加すれば解決するというわけではありません。民間の開業医と勤務医との所得格差もあるほか、医療費という国政にまで及んできます。

 その意味では(1)(2)よりも大規模で広域ですが、社会をどんな形にしていくかという政治的な思想が大きくかかわっていくことが異なります。現実には常に折衷型で進められており、およそ理想や将来像など感じられませんが、たとえば大きな政府か小さな政府かということで、政策が大きく変わってくるわけです。

 この3分野ともに、今の日本に専門家がほとんどいないではないか、というのが今回の論点となります。

 

 特に政治では「政策」はまったく不在といっていいことは皆さんのほうが理解されていると思います。ツギハギの「対策」ばかりで、政治は「選挙」と「政局」重視。つまり、本格的な政策を立案できる人材がほとんどいないのではないかと思うのです。

 ということから、やはり「21世紀人材」ではないか、と。

 社会問題なんてずっと昔からありましたが、社会のあり方や仕事は今よりずっと単純でした。ピラミッドを作るのは極めて例外的で、長く続いてきた農業社会は、地域を単位とする村や町や市や県という単純な行政範囲で管理・運営できたわけです。

 ところが産業革命を経て、社会はどんどん国際化しており、大規模なつながりを持ち始めました。その中で地縁も希薄化して、人々のコミュニティも別の形になっています。そこにインターネットなどによる情報革命ですから、まさに社会は高度化・複雑化、もっと言えばネットワーク化しているわけです。

 こうした背景から、ある特定分野だけの専門家ではなく、複雑な「系」を大きく視野にいれて制度や組織や仕組みを開発・管理する人材が必要になってきたと考えられます。その方向は、水平的な広がりだけでなく、時間軸も含まれます。

 いずれにしても、こんなことは独学で究められるわけがありません。

 そこで、ボクが取材してきた経験だけでご紹介すると、やはり

●慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科

 が、オススメかなあと思います。この分野はもともとアメリカのMITが先駆けており、実はボクも現地で取材したことがあります。そのMITとの共同授業などもやっていたので、何度も繰り返しで恐縮ですけど、スペシャリストに必要な「専門知識と理論とスキル」が身につけられるはずです。

 また、プロジェクトマネジメントについては、資格として下記の2つの協会が実施しています。

●日本プロジェクトマネジメント協会

 プロジェクトマネジメント・コーディネーターなど4レベルの資格制度。

●PMI

 アメリカに本部を持つ団体で、日本にも支部があります。資格の名称はPMP(プロジェクトマネジメントプロフェツショナル)。国際性を望むのであれば、やっぱこちらかなと思います。

 最後に「政策」系ですけど、2003年度から発足した専門職大学院のジャンルに「公共政策」があり、複数の大学院が研究科を設置しているので、簡単に探すことができるでしょう。

 ちなみに、ということで、やはりボクが取材した大学院は下記です。

●明治大学公共政策大学院専門職大学院ガバナンス研究科

 ガバメント(政府)でなく、ガバナンスという名称から分かるように、国や自治体の行政担当者だけでなく、NPOやNGO、住民や企業も含めて「政策」のあり方と作り方を研究する大学院です。

 アメリカなどでは、こうした「政策」を研究して博士号を取得した人などを、専門家として自治体や行政が採用しています。

 ところが、日本ではたった1回の公務員試験に合格した人を永続的に雇用することになっています。しかも、人事はローテーションですから、専門家なんて育つはずがありません。だから、官僚がしばしば間違いを犯しても、絶対に表沙汰にならず、いつまでたっても「難しい試験に受かったから優秀」などという誤解が蔓延しているわけですね。試験は過去の知識を問うものですから、彼らが新たに勉強しない限りは、「前例がないから」という言い訳が永遠に続くことになります。

 大企業も含めてですけど、組織や行政の人事的な風通しを良くしないと、上記の21世紀人材も本格的に活躍する場を得られないわけです。これって明らかに国家的損失ですから、日本という国の最も構造的な問題は、まさに既得権の永続性にあるとボクは考えています。実は労組もそうなんですけど。

 今回は、ボク自身も考えが進行中で、生煮えみたいになって論理がクリアにまとまらなくて、すいません。

 いずれにしても、興味を持った方は大学院などに問い合わせてみてください。

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