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2010年10月27日 (水)

好景気を知らない子供たち

 今の若い子たちは、何であんなに保守的なんだろうと考えてきました。

 少子化で大切に育てられ過ぎたのか、あるいは日本全体が母系社会になってきたのではないかとも思いますが、もう一つの答らしきものを見つけました。

 ある講演会に呼ばれていて、その資料として、文部科学省による年次統計から、大卒者の就職率推移のグラフを作ってみたのです。この就職率は、母数に大学院進学者も含まれているので、実質とは呼べません。しかしながら、就職回避で大学院に進学する学生も近年は目立つので、むしろ「純粋な」新卒就職率ともいえるわけですね。

 それによれば、戦後の大卒就職率のピークは1991年で、男女平均で何と81.3%。ちなみに今年は60.8%ですから、考えられないほどの高率です。

 バブル崩壊の直前であり、それまで大学は「レジャーランド」とも揶揄されるほどでした。つまり、学生はロクに勉強せず、山中湖あたりで女子とテニスでパコンパコン、でもって夜もパコン、って失礼しましたが、それでもチャラリと就職できたのです。

 この頃に、ミサワホームの創業社長は、新卒は「可山優三」でいいと語っていました。つまり成績は「可」が山のようにあっていい、せめて優が3つくらいあればね、ということです。この頃の大学は偏差値重視でしたから、入試合格が事実上の能力証明で、4年間の大学生活はそのご褒美なのだと誰もが思っていました。

 それが翌年から一転して厳しくなり、就職率はまさにツルベ落としで降下していきました。恐怖のズンドコ、じゃなかったどん底は2003年の55.1%ですが、それまでに底が2つあります。

 一番底は1996年の65.9%。それからやや持ち直したものの、2000年には55.8%と2番底に到達。この頃はITブーム真っ盛りだったので(すぐにバブルはハジけましたが)、数年間は上昇。そして、最後の3番底が2003年です。

 でも、それからは急カーブで上昇を続けて2008年にはピークの69.9%。ところが同年の秋にリーマンショックで、翌年からはガクンと下降していきました。今度の底はいったいいつになるでしょうか。

 日本の経済も、この推移とほとんど一致していると考えられるでしょう。民間給与に関しては、1999年から(2007年だけを除いて)減少を続けてきたので、社会人には好景気の実感が乏しいかもしれません。

 これは、2003年からの成長率が、金融と中国を中心とする輸出、つまり外需に支えられていたからでしょう。内需はずっと低迷してきたので、好景気の実感がまるでないわけです。

 これが、過去20年間の就職率と景気の動向となりますが、それで分かるのは、今の若い人たちはずっと不景気の中を生きてきたということです。

 ボクたちは「戦争を知らない子供たち」でしたが、彼らは「好景気を知らない子供たち」なのです。

 社会の景気が感じられるのはせいぜい高校3年生あたりとすれば、今の30代からそれ以前の人たちは、派手な時代を一切経験していません。むしろ、重苦しくて沈滞した雰囲気のほうが常態だったといえるでしょう。

 大学に入学しても、卒業時の就職率を気にしなければならない。リストラや不景気の話題は親からいつも聞いていたという環境です。

 そんな時代に成長すれば、冒険なんてとんでもないと保守的になり、危険回避の本能が発達するのは当然といっていいと思います。欲望も必然的に小さくなり、わざわざナンパのためにクルマを買うなんて(ボクたちの時代はそうでした)ムダとしか思えなくなります。

 むしろ大切なのは、助けてくれる(と考えられる)友人たちであり、そのコミュニティへの帰属欲求は不況であればあるほど強くなっていくわけです。だからケンカも議論も、相手の印象を悪くしない程度にとどめてしまう。

 ジーサンの評論家やボクが、いくら「海外に行こうよ」「頑張って起業してみようぜ」「みんなと違う人材にならなきゃ」と口をすっぱくしても、そんなものは現実離れした掛け声に過ぎないのです。

 そうした時代や社会の空気を敢然と無視できるような人は希有です。人はみんな、時代の空気を呼吸して生きているのですから。

 だからといって、日本は大きな曲がり角にさしかかっているので、これを看過することはできません。昔のような熱い政治思想や資本主義でなくても、誰かがリーダーとなってこの国を住みやすく、生きるに値する社会に変えていかなきゃいけません。

 そのためにボクたちは何をなすべきかを、学校の先生だけでなく、大人たちは本気で考えるべきでしょう

 アララララ、ハタと気がついたら、ものすごい大テーマじゃないですか。これは明日も続けますが、尻すぼみになる予感ありありです。

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