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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年11月16日 (火)

21世紀人材(11)ジェネラリスト(2)

 具体的にジェネラリストを目指せる方法を紹介すると前回は書きましたが、これがなかなか難しいのです。というのも、どんな専門家だって、その人の自覚や意識ひとつでジェネラリストになり得るからです。

 最近は理・科学系の研究者を取材することが多いのですが、彼らも「タコツボ」型の研究に閉じこもるより、隣接科学や別方面で重要なヒントを得ることがしばしばあると言います。ある理科系大学の学長も「これからは理系にも一般教養が不可欠」と言っていたくらいです。

 そのせいか、この人材モデル育成に該当する大学院や資格はかなり少ないのです。

 それでは「具体的」とは言いにくいので、資格の世界からまず紹介すると、やはり、

●中小企業診断士

 となるでしょうか。資格のほとんどは専門家=スペシャリストの証明ですが、この中小企業診断士だけは例外的で、試験科目を見れば分かるように、経済学から会計学、企業法務など多岐に渡っています。

 経営系の資格だから当然だと思うじゃないですか。まったくその通りで、経営とは、専門家を活用できる専門家、即ちジェネラリストの職務なのです。この中小企業診断士とクリソツの科目構成のMBA=ビジネススクールも、まさに経営におけるジェネラリストを養成する学際系の大学院ということになるわけです。

 そして、日本の中小製造業や農業が海外にやられっ放しなのも、地方主権や観光立国が掛け声ほどうまく行っていないのも、経営専門家=ジェネラリスト=仕掛け人が圧倒的に少ないからだと考えられます。

 という視点から、以下にまとめてみました。

 

●MBA=ビジネススクール

 企業あるいは組織経営のジェネラリストを目指すことができます。日本の伝統的な企業では、高偏差値大学の出身者を幹部候補として、各部署を回るローテーション人事でジェネラリストを育成してきました。理系出身でも優秀な経営者は沢山いるので、必ずしも間違っているとは思えません。

 けれども、必ずしも高偏差値大学出身者がリーダーとしての自覚や意欲を持ち、各部門から構成される会社という組織を率いていけるだけの専門知識と専門理論と実務スキルを有しているとは限りません。

 放っておけばジェネラリストに自然になれるわけではないので、やはり経営系大学院での理論学習などが欠かせないと思います。

●MOT=技術経営系大学院

 こちらは上記のMBAよりもっとジェネラルな専門家です。一般的にはエンジニアのための経営教育と考えられているようですが、この分野は「経営が分かる技術者、技術が分かる経営幹部」の育成を基本理念としています。

 昨今は技術革新がスピードアップしており、経営者が技術に無理解では先行投資に支障が出てきます。某大手電機メーカーがコンピュータに出遅れたのも、事業部制ということだけでなく、経営陣が将来性を見過ったのではないかとボクは考えています。

 つまり、今や文系だって「理系は苦手で」なんて言っていられません。だからといってエンジニアのような知識は必要なく、先端技術の方向性などをしっかりと認識した上で投資判断できる人材にならないと、工業立国はもちろん、知財立国も危ういわけですね。というわけで、むしろ文系管理職ほどMOTに行くべきだろうと思います。

 そうした人材と、中小でも高い技術を持つ製造業が出会うことができれば、モノづくり日本はちっとも心配ないはずです。だからこそ21世紀人材に含めたのです。

●政策科学&総合政策系大学院

 公共政策でも応用は可能だと思いますが、その名称通りに政治や行政が基本的な研究対象になるので、政策科学または総合政策系の大学院がジェネラリスト=仕掛け人としては適切だろうと思われます。

 繰り返すようで恐縮ですが、要は政策立案の専門知識、専門理論、そして実務スキルが学べればいいわけで、それに必要な分野が学際的に集合していれば、ジェネラリスト養成だと考えられるわけですね。

●早稲田大学社会科学部/社会科学大学院

 実名で恐縮ですが、ボクが考えるジェネラリストの大いなるヒントになった学部です。法学、経済学、商学、情報科学などの「社会科学」分野が学際的に集合していることが特長であり、自然科学まで含まれていることに感動しました。これに「戦略」的な構想力が加われば文句なしでしょう。

 前述したように、仕事に文系理系などないのですから、ジェネラリストもその知の範囲に制限なんてないはずです。

●法政大学大学院政策創造研究科

 政策創造といえば、まず「アイデアありき」だと普通は考えます。もちろんジェネラリストには想像力と創造力が何より必要です。しかし、それが「思いつき」だけでは失敗する可能性は高く、他の人たちを動かすこともできません。

 この大学院では、政策創造の根拠となる調査・統計分析から、地域振興の理論まで教えてくれます。ボクがこのところ「専門理論」と繰り返してきたのも、こうしたプロセス抜きでは実務スキルには結びつかないからです。

 もっといえば、仮説としてのアイデアを客観的に検証する方法論と、それを運営していくための政策理論が必要なのです。

 この大学院では主として「地域・街おこし」を対象としていますが、この手法はどんな分野でも応用可能だと思われます。国の重点施策である「観光立国」の推進にも必要な人材ですが、同時に「地方主権」を確立するためにも不可欠です。

 というのも、国からの地方交付金頼りで、行政的な自立ができるはずがないからです。つまり、地方が自立しなければ、政治的な自由だって得られません。そのための地域振興を実現する「仕掛け人」を育成している大学院ですから、農業分野でも十分に活躍できるはずです。

 けれども、そのためには農林水産系の様々な規制を緩和していく必要があります。

 そうなると、やはり国家や行政の政策とも大きく関係してくるわけで、いよいよ今の日本には本当の意味でのジェネラリストが必要なのだという理屈に戻っていくわけですね。

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