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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2010年11月15日 (月)

21世紀人材(10)ジェネラリスト(1)

 雇用対策などが典型的ですが、日本の政策はホンッッットに「やらないよりはやったほうがいいけど」ということが多いですね。事業仕分けでも、「ないよりはいいけど」という事業ばかりですから、あっさりと「廃止」できるかわりに残す理屈もちゃんとあるわけです。

 つまり、まったくムダとは言い切れないところに行政官僚の狡猾さがあるわけで、だからこそ名称を変えて生き残っていく事業も少なくないと考えられます。

 けれども、国家予算には限度があり、不景気で税収も減少しています。こうなるとピンポイントの無駄かそうでないかの論議を繰り返しても、「不必要」「いや必要」の水掛け論に終始するのは当然です。ここ数年間は、限られた予算をどんな分野に集中配分するのか、どんな分野でしばらく我慢していただくのか、という大きな方針がなくては、既得権を持った人たちの反抗を食い止められるはずがありません。

 この大きな方針を「政策」と呼ぶわけですから、民主党政権は、いや自民党だって「政策」を立案できない政治家ばかりと言わざるを得ないのです。

 そのせいか、2003年に専門職大学院が発足してから、「公共政策」系の大学院が増加してきました。そこで注目したいのは、この「政策」は横断的、総合的、学際的な分野であるということです。大学院といえば、限定された分野を深く研究すると考えられがちですが、学部も含めて、こうした「学際系」は増加しつつあります。

 これは当然のことで、専門分野がどんどん深化・高度化していけばいくほど、その間の連携が必要になってくるからです。スペシャリストが増加すれば、彼らの活動をより効率的に集約できるようコントロールするジェネラリストも必要になります。

 たとえば政治家はすべての分野に精通する必要はなく、ある程度は理解しておいて、むしろ全体に目配りできるジェネラリストが本質なのです。いわば専門家を使いこなす専門家ですね。

 同じく経営者も、出身者は何かのスペシャリストで結構ですが、すべての業務分野における専門知識は必要ありません。経営戦略立案に必要な程度の基礎知識や経験があればいいわけです。

 しかし、日本という国は伝統的にスペシャリストの育成は資格などを含めて極めて熱心でしたが、こうしたジェネラリストの育成に積極的だったとはいえないでしょう。それは「実績主義」が背景にあって、たとえばプロ野球のように、名選手というスペシャリストが、引退後に監督というジェネラリストに起用されてきたからです。

 すでに述べたように、スペシャリストとジェネラリストの職能はまるで違います。だからこそ選手時代にあまりいい成績を残さなかった監督が、ダメなチームを優勝に導くなんてことがしばしばあるわけで、この場合は「マネジメント」と呼ぶわけですね。

 こうしたジェネラリストの不在が戦略不在の日本を作っているとすれば、政界も財界も社会全体にとっても、ジェネラリストこそが21世紀に必要な人材の一つではないかとボクは考えているわけです。

 ただし、政策に関しては、いくら公共政策系の大学院でジェネラリストを育成しても、いささか構造的な限度があります。実務に携わろうとすれば、公務員試験または選挙というハードルを超えなければならないからです。

 ならば、公務員を政策系大学院に派遣すればいいとなりますが、それで省庁の壁を壊せるでしょうか。結局はシガラミなどから省益につながる政策しか立案できないとなりませんか。

 政治家にしても、「国会議員政策担当秘書」なる資格があり、試験は難関で知られていますが、公設秘書の経験が10年以上の人は研修でなれるという抜け道があります。実際に、この試験合格者で議員秘書に就職した人は極めて少なく、完全に形骸化した国家資格で、それこそ事業仕分けで廃止するべきだと思います。

 日本を本気で変えるというなら、出入りの壁が低い風通しのいい公務員制度づくりから手を付けなければダメなのです。永年に渡るブラ下がりとシガミつきを許して、たった一回の試験に合格した既得権を死ぬまで行使できる社会制度なんて、発展途上国でも珍しいのではありませんか。

 これを改革するのは政治家本来の仕事ですけど、現実には官僚・公務員と政治家の利害は陰で一致しているので、その「戦略」レベルに優秀なジェネラリストをつかせないということが考えられます。

 公務員制度改革をリードしてきた官僚を閑職に追いやった最悪の人事を見れば明らかですよね。

 じゃダメなのか、と諦めたら終わりですから、この構造を変える戦略をジェネラリストは考えていかねばなりません。

 つまり要するに、日本という国を抜本的に変えるには「仕掛け人」が必要なわけです。

 おっと、また長くなりましたので、ジェネラリスト=仕掛け人、という観点から、次回はその専門知識、専門理論、実務スキルをどう身に付けたらいいかを具体的に紹介しましょう。

 すでに地方では、そうした「仕掛け人」が実際に活躍しているのです。

 追伸として、ボクはごくごく個人的に思うのですけど、前原さんたちの出身である松下政経塾なんて期待外れもいいところで、それなら政策系大学院のほうがよっぽどマシではないでしょうか。

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