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2011年1月 5日 (水)

物事のあとさき

 ボクの昨年のテーマは「インターフェイス」でした。これは重要なキーワードなので、今年も意識していきたいと思います。

 iPadやiPhoneでボクたちを驚かせたのは、ネットワーク機能もさることながら、指で画面をさすれば自由に映像の移動や拡大縮小が可能になるという操作性だったからです。

 しかも、面倒な取扱説明書がない。人間の感覚通りにコンピュータを思うように動かせるという画期的なインターフェイスが、そこにはありました。スマートフォンなどとして日本のメーカーも活発に参入していますが、残念ながら、この部分は後追いの印象を免れません。

 先行モデルがあるので、それを真似したほうが開発コストを抑制でき、売価も安くできるからです。小型化や様々な新機能の追加は日本の伝統的な得意技ですから、いずれアップルを蹴落とすことも十分に考えられます。

 けれども、それでいいのでしょうか。結局は、日本を脅かしている新興国に再び追い抜かれるなんてことになりませんかねえ。

 人間と機械を結ぶ、もっと新しいインターフェイスをこしらえない限りダメなんじゃなかろうかとボクは考えます。実際に、大学でそうした研究をしている人たちがいるのに、日本のメーカーはなぜ気がつかないのでしょうか。最先端に切り込むリスクを怖れてばかりでは、日本はいつまでも後追いから脱皮することはできません。

 要するに、経営幹部が官僚化しており、チャレンジ・スピリットを喪失しているのではないかと思わざるを得ないわけです。

 昨年も書きましたが、モノづくりは確かに技術が大切ですけど、21世紀になってからはコンセプトが最重要になってきました。新しいコンセプトさえあれば、日本の技術は何でも作れるといっても過言ではありません。けれども、何を作るべきかという大きなコンセプトが不在なのです。

 スマートグリッドやクラウドコンピューティングも、アメリカからの輸入品じゃないですか。ヒントをもらえばあっという間にスゴいものを作るけど、そのヒントやコンセプトを発想することがなかなかできない。これでは、いつまでたっても世界の「辺境」(by内田樹)ですよね。

 オリジナリティはないけど、そのどこが悪いのかという意見もありますが、研究者や技術者にとって後追いほど不愉快なことはないはずです。

 日本の構造的な問題はさておき、新しいヒントやコンセプトを作るのは、何も天才だけの特権ではありません。ボクのような凡人だって不可能ではないと思うのです。

 そのために必要なのは「歴史観」ではないでしょうか。

 別に大げさなことではなく、これは「物事のあとさき」を考えるということです。

 ボクたちは突然に生まれてきたわけではなく、連綿と続いてきた長い歴史が背景にあります。道端の自動販売機だって、それなりの由来があり、何かの原因や理由があって、その結果として缶コーヒーやタバコが買えるわけです。

 そんなわけでこうなったのであれば、今後はこういうことが必要になり、あんなことやこんなこともできるのではないかと考える。これが新しいコンセプトにつながると思うのです。

 寝言みたいな話だけでは恐縮なので、それを端的に象徴する事例を紹介しましょう。

 戦前から戦後にかけての家電の多くは、「ヒネる」あるいは「回す」ことで動き始めました。電球も、ラジオのチューナーもテレビのチャンネルも「ヒネる」「回す」ことで人間の思うようにしたわけです。水道の蛇口も同じでしたよね。

 技術が発展してくると、それがどうなったか。

 今度はボタンを「押す」ですよね。電灯もテレビも洗濯機も電子レンジも、押すことで動きます。水道の蛇口もレバーを「押す」ようになりました。

 ここまではどこかで読んだお話ですけど、じゃあ、次はどうなる、どうしたらもっと便利になるでしょうか。

 答は目の前にあります。タッチ、つまり「触れる」です。iPadのごとく、これからの家電はますます「触れる」スイッチが増えていくでしょう。

 

 こう考えていくと、次も見えてくるじゃないですか。

 まずはタッチからノンタッチへ。「触れない」でも動くということです。現実にSuicaなども「非接触」です。

 さらに、その次は「思う」だけで動く、となりませんか。

 ほらね、「ヒネる・回す」→「押す」→「触れる」→「触れない」と物事の流れを追っていくだけでも、天才でなくたって、十分にちょいと先は予見できるじゃないですか。それをどんな商品にするのかは、その次の段階の話です。

 ともかく、こういう発想が、歴史観というより「物事のあとさき」を学べば自然に出てくるのではありませんか。それが実は学校の勉強における本質の一つでもあると思います。

 ここでは機械に話を絞りましたが、政治や行政や制度やビジネスモデルだって、同じように新しいコンセプトを見つけることが可能です。組織や制度と個人とのインターフェイスに見直すべきところはいくらでもあるでしょう。

 中国にしても、その先ゆきは戦後日本の歴史を振り返ってみれば、これから必要になることをいろいろと予見できるはずです。

 だから「歴史観」。

 これをボクは今年のテーマにするつもりです。

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