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2011年1月14日 (金)

温度差

 就職難の問題が喧伝されているせいか、世界を目指せとか夢を持てといった、著名人による若者へのエールみたいな文章がメディアに頻繁に出るようになりました。皆さんすごく熱心で、内容もごもっともで異論や反論なんてありません。そりゃ若いうちに海外であれこれを体験したほうが、ずっと強くなれますって。

 けどねえ、それで通じるのかなあ。

 うまく言えませんが、「温度差」がすごくあるんじゃないかと思うのです。

 ボクも似たようなことをブログで書いてきたので、大変にお恥ずかしいのですけど、最近、特に感じるのは、ボクたちの「普通」と若い人の「普通」が異なってきたということです。さらに言えば、「功なり名を遂げた」人たちが自己の体験をベースに語ったところで、話の入口から聞く耳を持たないのではないでしょうか。「そんなことは分かっているよ」というのが、実感だと思うのです。

 ある工学系の研究室を取材した時に、その先生はロボットの人工知能を研究している人ですが、人間同士のコミュニケーションはITとは違うと言われました。つまり、ある情報をコード化して通信し、受け取った側はそれをエンコードするまでをコミュニケーションと読んでいるけど、そういうことではないというのです。

 たとえば「水」という言葉は、それ自体は記号であって、「水」と送信すれば「水」という言葉は届いても、「水」から想起される概念は人によって異なるわけです。つまり、「水」という言葉をコミュニケートしても、送り手の思う「水」と、受け手の思う「水」は100%一致しません。要するに言葉も「ジェスチャー」みたいなものなわけです。

 言葉を紡げば相手に必ず届く、というのはモノカキの信念でも、世代によってバックグラウンドは大きく違うのですから、その理解や認識は書き手と同じになりません。特に、今の中高年と若い人では社会経験自体がまったく異なります。生まれた時から不景気で、失業者を身近に感じてきた世代と、イケイケドンドンの世相を背後に成長してきた人では、「頑張れ」という言葉だけでも感じ方が変わってきますよね。

 ボク自身も、30社くらいから「今後のご活躍をご祈念します」なんていう不採用の連絡をもらったことがありますが、その頃に四谷の土手から見た新宿の高層ビル群の何と冷たかったことか。その土手の下では若い男女の学生が実に幸せそうにテニスに興じていました。

 春だったので桜は満開でしたが、こういう惨めな感覚は、どう説明しても完全に伝えきることはできません。「不採用だからって、社会から否定されたわけではありませんよ」と言われても、「だったら何で落ちまくっているわけ?」となるじゃないですか。

 みんなが才能豊かで、自分に自信を持てるわけではありません。その上で、社会の冷酷さを感じているなら、友達が最上の価値になっていくのも当然です。

 その一方で、「こうあるべき論」を唱えるガンコ親父も絶対的に必要であり、いつかはそれが理解できる時だってきます。

 今、という時点ではなく、こうした時系列で考えていかないと、きっと届かなくなっているのかなあ、なんて思ったりしますけどね。

 いずれにしても、人間には必ず「転機」というものがきます。その「転機」をくれぐれも見過ごさないように、というしかありません。そして、そうした「転機」をあちこちでいろいろと用意するのが、大人と社会の義務であるような気がします。

 さて、1月16日から毎年恒例のスイス「ジュネーブサロン」の時計取材に出かけます。時計の新作最新情報は、asahi.comのファッションページに現地から送ることになっているので(世界最速です)、そちらの記事をお読みください。

 このブログは帰国後の1月24日から再開しますが、ヒマがあればジュネーブでも書くつもりですので、時々はチェックしてみてください。

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