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2011年5月 2日 (月)

温水洗浄便座

 今度の節電はいろいろなことを教えてくれました。何よりも、福島原発が事故で稼働していなくても、東京は停電なんかしないという事実に驚きませんか。もちろん国や東電の企業努力があるにせよ、それでも何とか社会が回るのであれば、福島原発はそもそも必要だったのか、となりますよね。

 それに、何をどう節電するかと考えると、現代社会の無理や無駄に気づくようになります。石原都知事が指摘したように、パチンコはともかく、確かに自動販売機は多過ぎます。店が少ない田舎ならまだしも、コンビニが林立する東京都内にあれだけの自動販売機なんて必要あるのでしょうか。少なくともボクは、タバコの自動販売機が東スポ、じゃなかったタスポ対応になってからは、まったく利用していません。

 そうした「過剰な便利さ」を端的に象徴するのが、温水洗浄便座だろうと思います。誤解してほしくないのですが、あれは実に日本的な素晴らしい発明であり、お年寄りや痔主の方などには必需品かもしれません。

 しかしながら、東京電力の管内ではコンセントを抜いている家庭がほとんどじゃないでしょうか。家庭内で節電といっても、冷蔵庫を切るわけにはいきません。早い話が待機電源のカットと照明の細かな管理くらいでしょう。だからこそ、夏場のエアコンが問題になるわけです。

 つまり、温水洗浄便座は、多くの健康な人たちにとっては、今のような電力不足の状態でも、なお必要とされる機能ではなかったのです。その反面で、トイレメーカーは汚物を洗い流す排水量の削減努力を続けてきました。水道水をドンと流すのは無駄ですから、便器の排水機構を様々に工夫して水量を抑えています。

 温水洗浄便座をまったく無駄な贅沢とはいいません。けれども、今の状態では節水のほうが評価されるのは仕方ないでしょう。そうした「温水洗浄便座」的な「利便性」は、電気を自由に使える社会が前提であって、今のような状態では無用の長物になりかねないということなのです。

 社会が経済的にバンバン成長していくなら、そうした「利便性」の発展・進化は必要です。けれども、日本は少子高齢化から人口減少に転じており、国内に限れば、成長・発展主義ではもうやっていけないでしょう。電気をどんどん消費して、足りないから発電所をドンドン作り、さらに電気を消費するといった拡大再生産モデルは、日本に限らず先進国では「無理な背伸び」になってきたと思うのです。

 実際に、給料が毎年必ず上昇する時代はとっくに過ぎました。それでもボクたちの家にはトイレも風呂も、冷蔵庫もエアコンも、電子レンジもクルマだってあります。それをもっと贅沢に便利にするという方向ではなく、エネルギー消費を削減しながらも、長く使える耐久性とエコに進歩の方向を変えていかなきゃいけない。すでに省エネやゼロ・エミッションが大きなテーマになっているので、これは理解しやすいはずです。

 その上でもうひとつ、何とかしなきゃいけない「無理な背伸び」が、ボクは住宅だと考えています。ほとんどの人は一生かけて支払うローンを背負って住宅を購入します。しかし、それがたった60年程度で老朽化。家もマンションも建て替えとなります。そうなれば、子供世帯も親と同じように長いローンを背負うことになるわけです。

 もちろん生活スタイルの変化や住宅ストックの質的向上という背景はありますが、戦後の日本は、建てては壊してまた建てるという、前述の電気と似たような自転車創業で内需を拡大させてきた側面があります。一般に住宅ローンや賃貸料といった住居費は収入の3分の1が限度なんて言われますが、これを逆に考えれば、収入の3割を不動産に消費することで日本経済は回ってきたのです。

 このため、日本の住宅はどう考えても「一世代の使い捨て」で設計・建築されており、だからこそ「土建国家」なんてね。スイスなどに何度も行った経験から言わせてもらえば、日本ほど街の様相が頻繁に変わる国はないように思います。もちろん新興国は別ですよ。

 もしも仮に、次世代も少しの補修で継承できる住居であれば、収入の3割は別の消費に回すことができます。イギリスなどでも、古いマンションを補修して住むのは常識です。

 メンテナンスは必要だけど、軽く200年以上は構造的に大丈夫という家やマンションであれば、子供世代は長期ローンを借りて経済を回す必要がなくなるじゃないですか。そうした社会資本の蓄積とエネルギーの節約によって、週に3日程度働いて、今より給料は安くても、余裕のある生活は可能なはずです。

 もちろん、もっといい家に住みたいから起業するとか、人より贅沢したいからという理由で必死で働くことも自由です。そうした生き方の社会的なキャパシティが今より格段に広がると思うのです。苦労してローンを返済したら、土地代しか資産が残らないなんて、絶対におかしいですよね。

 その意味では、戦後の日本経済はやはりどこかイビツで「無理な背伸び」を繰り返してきたような気がします。

 今回の大震災で東北に新しい町や村を作るとするなら、エコの観点からも「200年住宅」を目指して欲しいなあ。逆に格安の「300万円住宅」でもありかな。いずれにせよ、子供たちは経済的に楽になって、国債や年金の負担も相対的に軽減されると思うのです。

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