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福助くん その6

  • D_p1000397_s
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福助くん その5

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    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2011年5月23日 (月)

『看護助手のナナちゃん』

 以前から、『看護助手のナナちゃん』という漫画が気になっていました。毎月5日と20日発売の『ビッグコミックオリジナル』(小学館)に連載されていますが、決して絵がウマいというわけではなく、むしろ、そのことが逆に救いになっている内容です。

 

 ある病院の日々が描かれており、認知症のおばあさんや寝たきりで身寄りのない老人など、こうして言葉で説明すると大変に深刻な内容が含まれているのに、登場人物の年齢をまるで感じさせない可愛い絵柄というか、シンプルな線画にスクリーントーンが病気に伴う暗さをみごとに脱色しているわけです。おばあさんなんか額にシワが3本だけですもんね。あ、それと口の脇に2本だけ。

 もちろん患者が亡くなった話題も登場しましたが、それが何ともリアルではなく、「天国に行っちゃった」というセリフが実に良く似合っていました。

 2ページ見開きの短編で、そのエンディングには「佐々山さんはマメさんをずっとギュウして、背中をトントンしていた。マメさんは、いつの間にか泣きやんでいた」と書かれていたりします。この佐々山さんは車椅子のおばあさんで、マメさんは認知症です。佐々山さんは、不安で泣いてばかりいるマメさんを「大丈夫、大丈夫」と抱きしめて慰めるのです。

 もしも、こうした内容を劇画タッチで描いたら、かなり重いものになるでしょう。作者は野村知紗という女性のようですが、それをほのぼのしたタッチで描いていることに感心させられました。意識してやっているとすれば、相当な力量だと思いますが、そうした作為性は微塵も感じられません。病院勤務の経験がなければとても描けないと思われる内容ばかりなので、彼女には入院病棟が普通にこの絵のように見えていたのかもしれません。

 老人介護や病気の問題は常に深刻なこととして取り沙太されるのですが、この漫画には医療政策や社会などへの非難めいたことも一切出てきません。ただし、読むほうはもっとこうだったら、ああだったらいいのに、と感じさせる。これは素晴らしい技なのではないでしょうか。

 テレビの病院ドラマは過剰に大げさに構えた社会派か、バカバカしいコメディしかありません。文章であれば高所に立った医療・介護・福祉政策への批判や提言。

 これらは、この漫画に比べたら、言葉と概念の伽藍に過ぎないとすら思うほどです。ま、はっきりいえば現場から見ればアホちゃうか、と。

 どんな場所にも、どんな状況にも日常があって、不幸の中にも小さな喜びや楽しみを見つけられないわけではない。そんなあたり前のことをほんわかと、しかし、しみじみと教えてくれる漫画です。

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