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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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2011年6月10日 (金)

川の流れのように

 社会の変化は川の流れと良く似ています。川上からの流れを見れば、川下の動きもある程度は予想できるってことです。でも、なぜだか、それができない人が多いんですよね。

 たとえば、30年以上前には「メインフレーム」と呼ばれる大型コンピュータが主流でした。大型だけに素人ではとても扱えません。ちょっとした変更でも、専門のSEに依頼しなければならない。ところが、SEはコンピュータのプロでも会社の実務は経験がないのが普通で、ほとんど理系ですから、文系との意思疎通がうまくいかない。かくて、便利になるはずの機械なのに、無用の長物化したケースもあったようです。

 それからしばらくして、ワークステーションなるものが登場しました。「メインフレーム」とつながった端末として、親子みたいな関係になるので、大型コンピュータは「ホストコンピュータ」と呼ばれるようになりました。

 そして現在では、周知のように「サーバー」に無数のパソコンが連結してネットワークを構成しており、パソコンが主役の「クライアント」となっています。

 つまり、この25年間で大型のホストコンピュータは消えてしまったのです。超高速の計算が可能なスーパーコンピュータの開発も進められているようですが、それすら、無数のパソコンによる分散処理のほうが早いという意見もあります。

 この流れを見直せば、様々なことが分かってきます。

 行政なんか典型的で、今回の大震災の処理では、政府と国会は即応性に乏しく、融通が利かないことが明らかになりました。国会を通さないと、いかなる緊急法案も実現しませんからね。閣議決定だって、官僚機構と利権関係者の思惑が支配します。これじゃ、まさに役立たずの大型メインフレームではありませんか。

 何よりも、被災地には国家の姿が遠すぎてまるで見えない。菅政権の責任は免れませんが、過度に肥大化した中央集権の制度は、メインフレームやホストコンピュータのごとく、もはや役割を終えているのではないでしょうか。

 そう考えれば、分散型ネットワーク、つまり地域主権や同州制などへの流れは必然的な発展ではないかと考えられるわけです。

 ただし、ここが大切なポイントですが、そうした流れを作り出した最大の要因は、パソコンの急速な高性能化でした。それと同じように、地域自身が高性能にならないとダメなのです。地方交付金や原発の誘致金だけをアテにするような、ぶら下がり型の首長では「分散型」は逆効果となります。地域での大ボスによる独裁政権だってあり得ますからね。

 つまるところ、みんなが今のパソコンのごとく高性能にならないといけないわけです。

 となれば教育となりますが、これまでの教育も明治維新以降、中央集権を前提として進められてきました。東京大学法学部が旧・大蔵省、現・財務省への人材供給機関だったように。

 こちらも同じく分散型にしないと、地方で優秀な人材を育成できなくなってしまいます。まずは、東京大学など旧帝大系の大学を頂点とするピラミッド型ヒエラルキーを崩す必要があるわけですね。そんなことは無理だと思うでしょ。でも、そんなに難しいことでもないのです。

 文部科学省の画一的な統制をやめさせればいいだけのことです。もちろん、これも簡単にはできないので、代替策として、その枠から飛び出してしまえばいい。つまり、国家から補助金なんて一切もらわない、だから管理や規制に縛られない、魅力的な私学を作りましょう。あるいは海外のトップスクールを誘致すりゃいいんです。そのかわりに、こうした学校を地域が徹底的に補助・支援する。今のような公立大学ではなく、完全に自由な私学です。

 そこで独自の教育ができれば、東大とは別の土俵となります。要は入試偏差値なんかで比較できない学校を作っちゃえばいい。明治・大正期に誕生した私学は、少なくともそうした志を持っていました。

 ただし、それを実現するためには、地域が産業振興して経済力を付けないとダメですよね。そうなると、優秀な首長はもちろん、議会の議員も利権頼みの人たちではなく、真剣に地域の未来を考える人を選ばなくてはいけません。

 地域主権は、そうした背景があってこそ成立するのだとボクは考えています。

 だから、まずは教育面ということになるでしょう。ボク自身は、過渡的な措置としての「私塾」を考えています。松下さんが作ったような政治家育成塾ではなく、昔の藩校みたいなものかなあ。いずれにせよ、各地域で、すぐにでも中央集権の枠外で独自の人材づくりを始めるべきではないかと考えています。もちろん教育委員会なんかは無視します。

 そうした人たちが育って初めて、中央集権から地域主権による分散型国家がスタートすると思うのです。

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