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福助くん その6

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福助くん その5

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    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2011年6月 7日 (火)

ちょっとした小話

 ここは死んでから天国行きと地獄行きを決める審判所です。

 鬼が亡くなった人を裁いており、そのかたわらにはハカリがあります。

 そこに、ある商人がやってきました。

「どれだけお念仏を唱えたかを調べる。出してみろ」と鬼は言いました。

 どうやら、生前に唱えた念仏は、死ぬとおフダの形になるようです

「へへへ、そりゃあもう、毎朝毎晩ナムアミダブツを唱えていましたから、ほれ、このとおり」

 その商人の懐から何枚も何枚も念仏のおフダが出てきました。

「どれどれ。横のハカリにそれらを乗せてみよ。赤い線より重ければ天国、それより軽ければ地獄行きじゃ」

 あれだけ念仏を唱えたのだから、と商人は喜々としておフダをハカリの上に積み上げていきました。ところが、ハカリの針はほとんど動きません。

「そ、そんな理不尽な……」

「理不尽なのはお前じゃ。さぞかし悪いことをやってきたんだろう。念仏に心がこもっておらんから、ハカリが動かないのじゃ」

 すぐに2匹の小鬼が商人の腕をつかんで、地獄の門に連れていきました。

 それを後で見ていた猟師は困りました。こんなことになるまで、神も仏も信じたことなんてなかったからです。

「オラは一度も念仏なんぞ唱えたことはねえけんど……」

 すると、鬼は言いました。

「いや、審判所と下界を結ぶ分散型データベースによれば、お前は一度だけ念仏を唱えたことがあるはずだ」

 そういえば、と猟師は思い出しました。奥深い森の中で、大きなクマと出会った時です。狩りでほとんど撃ち尽くした後だったので、銃の中に弾は一発しかありませんでした。うまく急所に命中しなければ、たちまち襲われて殺されるでしょう。

 猟師は銃を構えてクマに狙いをつけながら、女房と子供の顔を思い浮かべました。

「オラは沢山の動物の命を奪ってきたかもしれない。けれども、生活のために仕方なくやったことで、殺したいからしたわけではない。どうか神様、後生だから、せめて子供が一人前に育つまで、オラを生かしておいてくだせえ。お願いだ」

 そして、一瞬だけ眼を閉じて、ナムアミダブツと深く祈ったのです。それが命中して、クマは地面に崩れ落ちました。

 猟師の懐からゴトリと落ちたおフダを鬼がハカリに乗せると、針は赤い線をすぐに超えました。

「うむ、天国じゃな。さあ、お逝きなさい、なんちゃって」

 というような内容の話を、子供の頃に読んだ記憶があります。ナムアミダブツだから、法然の浄土宗か親鸞の浄土真宗でしょうか。ボク自身は無宗教なので、天国と地獄なんてキリスト教と、釈由美子も混じってゴチャゴチャですけど、ボクなりに話を再現してみました。

 なぜかというと、近ごろは「感動」が、ここに出てくる商人のおフダみたいに薄っぺらくて、それがテレビなどで大安売りされていないか、と危惧したからです。そういえば、もうすぐ夏ですもんねえ。

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