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福助くん その6

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福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
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福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2011年7月25日 (月)

やっぱり大学院に行こう!

 このところ、だいたい月に1回のペースで大学院を取材してきました。21世紀になってから、社会の変化に対応した新しい大学院が次々に登場しており、興味深い話を聞けるので、ボクの楽しみの一つになっています。

 1990年代の前半頃から「社会人の大学・大学院入学」を取材してきたので、寡聞ながら比較できるのですけど、正直いえば、今は当時の活気があんまり感じられません。数字的にも、ここ数年、大学院に入学する社会人は横ばいを続けています。

 不況や給料の減少など、いろいろな理由が考えられますが、ボクはやはり年功序列が頑固に残っているせいだろうと見ています。つまり、せっかく頑張って大学院で専門的な勉強をしても、会社がそれに見合った処遇をしなければ、「行っても仕方がない」となるのは当然でしょう。

 会社が大学院の価値を認めないなら、評価してくれる会社に転職するという選択もあるわけですが、今のように先行き不安な状況では、それもなかなか難しいはずです。

 一方、このブログで何度も紹介してきたように、外資系は完全な学歴主義で、管理職や経営トップのほとんどがMBAホルダーです。つまり、大学院の学位をきちんと評価して処遇してくれるわけですね。

 かつて日本のMBA教育に懐疑的な論調を張った雑誌もありましたが、海外のMBAだって、エリート候補を除けば、年功序列の前では同じことになるでしょう。ですから、批判すべきなのは、学部卒者の一括採用と、それに準じた年功序列にローテーション人事という制度であるはずなのに、それをMBAのカリキュラムや内容に押し付けるのはおかしいではありませんか。

 けれども、それを明確に知った時には、ボクがレギュラーだった月刊誌が休刊になってしまいました。考えてみれば、文部科学省の政策にまんまと乗せられたような感じですが、それでも社会人が自ら学ぶようになったことは、静かな革命といってもいい劇的な変化だったのではないかと思っています。

 そんなわけで、社会人の大学院入学は雰囲気的に下火になったかのように見えますが、時代や社会はむしろ逆の動きを始めています。というのも、大企業が新卒の外国人を増やしているではありませんか。人口減少に転じた日本市場だけでは先細りは免れないので、海外に市場を求めるのは当然であり、そのためには外国人も正規採用する必要がある。ここまでは常識的ですが、その新卒外国人の皆さんは年功序列で果たして満足するのでしょうか。

 さらに、グローバリゼーションが進展すればするほど、それに対応した専門家が必要になります。それをOJTなどで教育できる先輩が、今の社内にどれだけいますか。

 日本の企業は、これまでになかった新しい局面に突入しているわけですから、様々な分野の専門家を揃えないと対応できないと思うのです。しかしながら、それが大学学部の専門教育で十分なんて誰も考えないでしょう。

 たとえば海外進出する時に、ただ工場を作ってモノを売ればいいというわけにはいきません。文化、風土や慣習を理解する必要があるほか、これからの海外進出は植民地政策ではないのですから、CSRの観点が不可欠だと思います。てなければ顧客を増やすことはできないでしょう。

 そうしたことはすべて外国人社員に任せておけばいいのでしょうか。日本企業と現地との効果的で幸福な「すり合わせ」には、やっぱり専門家が必要だと思うのです。

 そう考えていくと、ビジネス環境は確かに「グローバル化」しているのに、肝心の人材が乏しいということになります。現実に7月22日付けの日本経済新聞では、文部科学省と経済産業省が産業界と大学で次代を担うリーダーの育成方法を話し合う「産学協働人財育成円卓会議」を設置すると発表しています。

 しかし、ビジネスの環境は日々変化しているので、それで「人財」が育成されるのをじっと待っているわけにはいかないでしょう。

 そうなれば、やっぱり大学院で専門的な理論や知識を身に付けるというのが、最も手早い方法になるわけです。それを現場でスキルとして活用する経験から、本当の専門人材が生まれてきます。

 おそらく早晩、日本というドメスティックな世界での経験が役立たないようになってきます。だから、企業もボクたちも、もう一度、大学院を見直す必要があるのではないでしょうか。そして、その教育投資に見合った処遇や待遇が得られる国際的な人事制度にしないと、いつまでたっても新しい人材が育つことはないでしょう。

 はっきりいえば、年功序列から職能給へ、雇用の固定から流動化へと変わっていかない限り、社員の高度戦力化が進まないと思うのです。にもかかわらず、学部卒者の短期一括採用が変わる気配はありません。

 これから国際化は否応なく進展していくでしょう。

 だからこそ、やはり社会人よ、大学院に行こう、となるわけですね。

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