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2011年7月 4日 (月)

基礎は教養にあり

 随分前に、ある先輩から「滅多に聞かれることはありませんが、海外では無宗教であることを自慢気に言ってはいけませんよ」とクギを刺されたことがあります。

 ボクの世代は内ゲバ続きでノンポリにならざるを得なくなり、宗教にもほとんど興味が持てませんでした。それが普通だろうと思っていたので、この発言は意外だったのです。ヨーロッパでも「神は死んだ」とする哲学者がいたので、近代合理性は無宗教でなければならないと思いこんでいました。

 最近になって、この言葉を思い出したのは、中国が経済的に台頭してきたからです。

 周知のように、共産主義では「宗教は阿片」として認めていません。となれば、残るのはイデオロギーですよね。しかし、それも改革開放政策で大幅に変質しています。では、さらに残ったものは何かとなると、おそらく地縁や血縁でしょう。

 加えて、資本主義社会の進展によって強くなってくるのが、カネを唯一の価値観とする「拝金主義」です。

 さて、ここに2人のビジネスマンがいるとします。

 Aさんは口が達者で目端が利く有能なビジネスマンです。ただし、彼は完全な無宗教で当然ながら現実主義者。実績と効率を何よりも大切にしており、時には非情な決断を下します。だから、私生活はないに等しく、趣味などを持つ人を軽蔑しています。

 一方のBさんも優秀なビジネスマンですが、キリスト教の信者です。とはいってもそれほど熱心ではありませんが、時々は教会のイベントなどに参加します。絵画が趣味で「フェルメールより、世紀末ウィーンのクリムトのほうが好きだな」なんてことを言ったりします。

 もし仮に、ビジネスにおける能力が同じとしたら、アナタはどっちの人と組みたいでしょうか。

 仕事に趣味や宗教なんてまったく関係ありませんが、永続性を考えると選択基準は変わってくると思います。

 ビジネスは常にうまくいくわけがないので、危機や困難に陥った時に、2人の行動はどうなるでしょうか。仕事に効率つまり利益だけを求めるのであれば、Aさんは極めて合理的に転身することがあり得ます。けれどもBさんは、少なくとも自分以外の他者、それが神様という名前にしても「信じる」ことの大切さを知っています。

 そういう意味で、冒頭の先輩は、宗教を持つ人が「無宗教」と聞くと、不遜で傲慢な印象を持たれかねないと警告したのだと、やっと分かるようになったのです。

 経済の大発展期には、そうした人間的な側面は無視されるのが普通です。とにかく実績を上げることが求められるので、人間性や考え方なんて考慮する余裕はありません。それに仏教徒だからといっても、人を裏切らないわけではありませんからね。

 でも、今のビジネスというのは、機械でできることは機械がやるので、人間同士でなければできないことばかりです。社内でチームを組む、あるいは他社の人と一緒になってビジネスを進める時に、何をもって相手を判断するでしょうか。

 そこに、これまでずっと放置されてきた「人間性」が浮上してくるのだとボクは思います。仁・義・礼・智・信とは言いませんが、「この人は信頼に値するか」と考えるじゃないですか。

 日本人ばかりでなく、外国人だって同じ懐疑を持って人と接します。その時に「無宗教」でもかまわないのですが、少なくとも他者の信仰を尊重する姿勢がなければ、信頼は得られないでしょう。

 それともう一つ、この「人間性」を表現するのは、やはり教養なんですね。Bさんはたまたま絵画が好きという設定にしましたが、古典文学でも音楽でも何でもいいのです。仕事に直接的に役立つはずのない教養が、ビジネスの相手となる人の人間性や知性を判断する重要なカギとなってくるのです。

 つまり、ビジネス社会が発展すればするほど、人間は、その人間性で判断されるようになり、他者の尊重も含めて、いわゆる「教養」が重要になってくるわけです。

 となれば、「グローバル人材」も教養に裏打ちされた豊かな人間性が基礎になるべきですよね。にもかかわらず、スマホでゲームの大流行ですから、オジサンはちょっと泣けてくるのです。

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