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2011年9月 2日 (金)

問題発見力

 

 以前にもちょっと触れましたが、問題の分析や解決というのは、それほど難しいことではありません。結果から原因を探って、不合理や非効率があれば、別の方法を考案すればいいのです。

 ところが、問題発見はそうはいきません。寡聞ながら、問題発見のための確たる理論やメソッドなんてないでしょう。

 

 ボクは「日本人論」というものにあまり好意を持っていませんが、戦後日本の成長は「既存」の問題分析や問題解決がベースになっており、それこそがボクたちの得意分野ではなかったかと思います。

 

 逆に苦手といわれるのが独創性ですが、これは問題の「発見力」が劣っているからではないでしょうか。問題発見は創造性と隣り合う思考なので、社会や制度に適応しやすい人ほど、問題発見力に乏しいともいえると思います。

 

 たとえば、ボクがかつて取材した不動産ポータルサイトの社長は、もともと不動産会社の営業マンでした。ある時に、販売中のマンションのモデルルームに若いご夫婦がやってきたそうです。熱心な営業マンでしたから、ご夫婦の状況や要望などをいろいろと聞いているうちに、このマンションがそぐわないことに気づきました。それで、中古も含めて自社のマンションをあれこれと探したのですが、どうしても満足させられるような物件が見当たりません。

 さて、それで彼はどうしたでしょうか。

 

 いわゆる優秀な営業マンであれば、「100点満点ですべてに満足できる不動産なんてありませんよ」とか何とか説得するでしょう。顧客も「確かにそんなものだよな」と納得して成約に至るかもしれません。

 しかし、彼はせっかく高額のローンを組んで購入する不動産なのに、そんなことで妥協させていいのかと悩みました。

 

 そして、彼は何と競合他社のマンションを勧めてしまったのです。もちろん、そのご夫婦は大満足で感謝されました。しかし、その報告を受けた上司からは「バカヤロー!」とカミナリが落ちました。上司の叱責は当然といえば当然ですが、顧客満足とはいっても、自社の不動産しか扱えなければ限界があるではないかと彼は考えたのです。

 

 その経験がきっかけとなって、後に彼は販売中の不動産物件をデータベースにしたポータルサイトを起業。今では大成功しています。

 

 インターネットの普及期というタイミングはあるにしても、当時の不動産情報における「非対称性」という問題を発見していなければ、ビジネスにはできなかったでしょう。

 

 会社を起業した人たちは、同じような問題発見物語を必ず持っています。

 

 その一方で、優秀といわれる人たちで、こうした問題発見力に劣るケースが少なくありません。特に官僚などはそうですよね。

 

 その理由は、やはり過剰な適応力にあるわけです。つまり疑問を持つことに慣れていないのです。ボクが学力試験などペーパーテストをあまり信じていない理由も、実はそこにあります。あるものをあるがままに、しかもなるべく短時間に理解・応用しないと高得点が取れない。そんな試験では「適応力」を判断できても、問題発見力は評価できないでしょう。

 

 新卒の就職活動も同じで、短期の一斉大量選抜で応募者の問題発見力なんて見抜けるわけがありません。そうなると、会社という組織への適応力や親和力みたいなものが選抜の中心テーマとなりがちですよね。

 

 このような繰り返しが、日本の企業から独創性を次第に奪っていったのかもしれません。しかし、それで現在の変革期や混乱期、そして熾烈な国際競争が要求される社会に対応できるでしょうか。

 

 問題発見は、先の事例でも明らかなように、スピードが必要です。苦節10年をかけてようやく問題を発見しても、他の人がとっくに問題解決していたりしますからね。

 

 だから、問題解決も大切だけど、その問題をどう発見させるか。そうした教育あるいは習慣がいよいよ必要になってきたとボクは感じるのです。

 

 

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