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福助くん その6

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    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

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    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

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2011年9月 5日 (月)

人事制度の世界共通化

 新卒の外国人を採用する企業が数年前から目立っています。そうなると人事制度も変わらざるを得ないだろうと睨んできましたが、具体的な動きが出てきました。

 8月30日付けの日本経済新聞によれば、住友電工では世界共通の人事制度を9月から導入。「世界に散らばる経営幹部の能力や希望などをデータベースで一元管理し、国籍や民族、宗教などを問わず昇格できるチャンスを与える」としています。

 同社は3月末時点で海外34カ国に進出しており、約18万人の従業員のうち約14万人が外国人社員。現地法人も約300に上るのに対して、現地採用の人材がトップの会社は10社程度で、マネジャーも400人程度だそうです。

 人材比率では完全にグローバル・カンパニーなのに、これまでは海外での現地採用や外国人の昇格に「ガラスの天井」があったようですね。今回の世界共通人事制度では、その天井を取り払って、優秀であれば、どんな国の人でも共通の基準に基づいて昇格できることになります。

 つまり、海外で現地採用された外国人が日本の本社に転勤して、経営幹部にだってなり得るわけです。

 これは考えてみれば当然の改革であり、さもなければ優秀な外国人は会社に留まっていないでしょう。プロとしての知識やスキルや技術を身に付けたら、もっといい役職や待遇が得られる会社にさっさと転職するに決まっています。

 ただし、日本型人事の特徴であるジョブ・ローテーションがどうなるかは、日本経済新聞では触れられていませんでした。もう一つの特徴である年功序列賃金は早晩に改革されていくとボクは考えていますが、ローテーション人事については予測できません。経営コンサルタントの中には、必ずしも欧米型が優れているわけではなく、それと日本型を折衷したような人事制度を推奨する人もいるからです。けれども、各部門を約3〜4年程度で回るのはあまりにも短いので、プロとしてのスキルが身につくような期間が必要という注釈付きですけどね。

 いずれにしても、いよいよ国際的な企業では日本人という国籍がアドバンテージにならなくなり、様々な外国人と入社から昇格を競うようになっていくことは間違いないでしょう。すでにソニーなどはそうですが、日本の会社のトップや幹部が必ずしも日本人ではなくなり、部長や課長や係長も外国人ということが普通にあり得るわけです。

 こうした人事面での「国際競争」に、若い人たちは果たして勝ち抜いていけるでしょうか。昇格や出世を望まないというなら別ですけどね。

 これは英会話ができればOKというレベルではなく、知識やスキル、コミュケーション能力から、何よりも仕事に対する意欲が問われる「全人的」な競争環境というほかありません。キャリア教育を受けないと就業意欲や就業力が身につかないという若者たちにとっては、驚天動地ともいうべき事態が進行しているわけです。

 入社段階にしても、これまでは100人中100人が日本人の新卒だった会社が、日本人80と外国人20にすれば、それだけで新卒求人倍率はダウンします。既定の人数枠があるならまだしも、国籍を問わず優秀な人材だけを「厳選採用」するとなれば、日本の新卒の競争力は大丈夫なのでしょうか。

 こうした人事制度の世界共通化は、まだまだ一部の大企業だけとしても、総人口の減少を前提にすれば、ますます加速していくでしょう。

 コトは将来の話ではなく、まさに現在進行形ですから、学生は身を引き締める必要があります。そして大学自身も、こうした国際競争に勝てる人材育成を強く意識しておかないと、新卒の就職難は景気動向によらない構造的な状態として定着しかねません。

 そのせいか、最近は再び留学希望者が増え始めたというニュースもあるようですが、ボクたちはもはや「井の中の蛙」であり続けることはできないと覚悟すべきですよね。

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