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2011年10月17日 (月)

コンセプト・リーダー

 土曜日は三十数年ぶりに昔の知人たちと飲みました。正直言えば、何を話せばいいのか分からず、会ってみたい反面でいささかのためらいもありましたが、行ってみれば何てこともなく自然に打ち解けました。皆さん、キャラクター的には大昔とほとんど変わっていなかったからです。頭髪と体形はさすがにちょっとばかり老化したようですけどね。

 

 人間は変わらないということではなく、変わる必要がなく、変わらないで済んだということですから、それなりに大過なく人生を歩んできたとして慶賀というほかありません。久しぶりに忌憚のない昔話を楽しめました。

 

 さて、課題は第二のスティーブ・ジョブズです。唐突かもしれませんが、日本の教育環境でこういう人材を生むのは難しいのではないかと考えたことが発端です。彼は大学を1学期程度で中退しており、もとより学校教育で「ハングリーであれ、小利口になるな」なんて演説できる人材を育成するのは無理なことかもしれません。

 けれども、無理だと諦めていたら何も始まりません。こういう人材を作ろうと試みることも、教育の使命ではないでしょうか。

 

 それで分析してみると、スティーブ・ジョブズは研究者でもエンジニアでもありませんでした。しかしながら、当時は最先端の技術だったコンピュータに強い興味を持っていました。この機械を特別な人だけではなく、みんなが個人レベルで楽しく使えないかと考えたのがアップルのスタートです。学歴のハンデを取り返すには、自分で事業を興すしかないという切迫した気持もあったでしょう。

 

 これを要素として分解すると、理系の機械が分かって、なおかつ文系的なセンスで画期的な新製品のコンセプトを作れる人となるかもしれません。中でも「画期的」ということが重要であり、これは「創造性」となります。創造性は旧来の枠の中ではなかなか育ちません。ルールに従うことが高成績につながるので、優等生ほど創造性に乏しいということがいえるかもしれない。

 

 さらに、こういう人はコンセプトは優秀でも、エンジニアではないので、自分で研究したり技術開発はできません。そうなると「できる奴」を起用して、自分のコンセプトをカタチにさせるようにリードしていくことが求められます。

 

 こんなことを踏まえていくと、現代は文理融合の知識と発想力を備えた「コンセプト・リーダー」を育成すべきではないかとボクは考えたのです。

 

 第一に、科学史を十分に理解していること。技術は突然に誕生するのでなく、基礎からの発展や、自然や生物の模倣がほとんどですから、それを体系的に把握しておかないと、ただの夢想家になってしまいます。

 次に文系知識。もちろん歴史も必要ですが、特に文学など創作領域での人間の理想や夢を理解しておかねばならない。つまり、人間とは何か、どこからきてどこに行くのか、何を望んでいるのかをしっかり抑えておくべきです。その意味では哲学も重要ですよね。

 

 さらに、最先端の技術に触れておかないと、「一歩先の未来」を作ることができないでしょう。

 

 こう考えると、知識領域だけでも、大学における既存の学部体系に収めることなんかできないわけです。理系文系の学問領域に横串を入れるような、本格的な学際学部が必要になります。ゼミにしても深く掘下げる研究ではなく、「発想」や「構想」を出させるクリエティブな課題を作り、それを評価検討するということになります。

 あるいは「不便」「不満」「不適」など、現代社会における「不」を徹底的に探させる訓練も有効ではないでしょうか。逆説的に「ここ100年は絶対に実現不可能なこと」を探して証明させるなんてことも面白いかもしれません。

 

 大きな課題は、もちろん「新しい製品コンセプト」「新しい社会コンセプト」「新しい事業コンセプト」の創造です。「どこでもドア」のような既存のアイデアでも、こうすれば実現可能という証明でもいいですよね。

 

 こうして4年間を徹底的に鍛え上げれば、創造性、構想力、組織運営力を備えたコンセプト・リーダーにふさわしい人材を育成できるのではないでしょうか。過去を踏まえて現在を知り、ちょっと先の未来を見通すことができる人材ということになるのかな。

 

 入試も、知識を問うスタイルではダメでしょう。既存の事物にとらわれない発想力が必要なのですから、マークシートでなく論文形式にして、やはり面接で人物を判断したほうがいい。それを今のような短期の試験で選抜できるはずがないので、高校3年生になった春から論文を募集して、面接は秋口というカタチになるかもしれません。

 

 そして、ハングリー精神を持っていなければならない。

 

 ここが難しいところですけど、返済不要の給付型奨学金制度を充実させて、親の財力に関係なく広く募集するべきでしょう。過去の成績は問わないので、学習塾に行けなかった高校生も応募可能であり、うまくすれば4年間学費タダという条件にすれば、東京大学型ではない学生を集められるのではないでしょうか。

 

 おっと、その前に、こうした学部にふさわしい教員を集めなければなりません。果たして今の大学にそんな教員がいるかと問われそうですけど、そうした教育の必要性を理解しており、それなりの志を持つ研究者はいるはずです。後は、学生と一緒になって研究や勉強をすればいいではありませんか。

 

 スティーブ・ジョブズはかつて「グラハム・ベルが電話を発明する時に市場調査なんてしたか?」と語ったそうです。市場調査が必要な新製品なんて作るな、という掛け声が今ほど必要な時代はないだろうと愚考するのです。

 

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