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福助くん その6

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福助くん その5

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2011年10月14日 (金)

もろもろのあれこれ

 

 ちょっと待てば、いつでも買えるモノになるのに、何で行列を作るのかなあ、と思います。故スティーブ・ジョブズ氏はボクもかねてから尊敬しているので、iPhone4Sにケチをつける気はまったくありません。ただ、新発売当日に並んでまで購入したいという気にはならないなあ。

 むしろ、しばらく待ってからのほうが、使い勝手や問題などが分かってくるので、そのほうが賢い選択ではないかと思うんですけど。

 

 経営学におけるマーケティングは、昔がプロペラ飛行機なら、超音速のジェット機ほどに進化したといわれます。そりゃそうです。インターネットなどによって情報流通の質も速度も様変わりしたのですから、昔と同じであるはずがない。

 でもね、踊らされているとはいいませんが、どこかで「しめしめ」とほくそ笑んでいる人たちがいるはずなんですけどね。

 

 新製品を先駆けて入手する、というのもよく分かりません。そのために、途方もない財力が必要というなら、その誇示にもなるでしょうけど、いずれ普及するものをちょっとばかり先駆けたところで、すぐに一般化して古びてしまうわけです。

 

 このあたりは、「実学」に対する「教養」とよく似ていて、前者はすぐに役立つけど、技術進歩ですぐに知識は老化します。ところが「教養」に関しては長く様々に応用でき、積上げも可能ということになるわけです。

 最近は就職が厳しいせいか、この実学を重視する大学もあり、それより教養のほうが大切じゃないかと考える大学もあります。以前から指摘しているように、どちらがあってもいいのです。多様性こそが、大学にあるべき本質だとボクは考えていますから。

 

 ところが、高度情報化のせいか、近年はドドーっと一方向に流れていく傾向を感じるんですね。就職が厳しい→それに役立つスキル→実学や資格、という考え方をするのはやむを得ないのですけど、それに反発する意見だってあっていいわけです。「そんなことを言って、息子が非正規やフリーターになったら、あんた責任取ってくれるの」とお叱りを受けたら、それはできないと即答します。他人の人生の責任をちゃんと取れるという人がいるなら、ここに連れてきて欲しいですね。大学院の先生だって無理です。

 

 そんなわけで、何が言いたいのかよく分かりませんけど、自分独自の考えや判断で行動していると思っていても、実は「借り物」を自分のものだと思いこんでいる人が多いのではないか、と。

 

 みんなが行く方向は、みんなが行くので、それほどリスキーではありません。もしリスクがあっても、大多数が等しくそうなのですから、被害感情は希薄化されるでしょう。つまり、大きなトクもしないけど、危険もそれなりに少ない。だったら、誰よりも早く行くことが他の人に比べていくらかトクということになります。

 

 ボクは子供の頃から足が遅かったので、運動会が大嫌いでした。であるなら、陸上とは別のことをやろうと水泳を始めました。もちろん代表選手になれる実力も才能もありませんでしたが、これはボクに合っていて、小学校からずっと、大学でも同好会に入りました。

 

 こういうことを、生物学では「棲み分け」と言うらしいのです。この「棲み分け」は生物種の存続を賭けて行われるため、形態の一部まで変化することがあります。むしろ、この「棲み分け」が生物種を増やしてきた要因ではないかと、故・今西錦司教授は指摘しています(とボクは読んだのですが)。

 

 たかがスマホの新製品で、そんなことまで考えるのもどうかしていますが、近年のボクたちは自ら棲み分けるのでなく、外部的な要因で意図的に棲み分けさせられているような気がしてなりません。追い込まれている、と表現したほうが適当なのかな。

 

 この「棲み分け」の理屈でいけば、円高で価格競争力を失って輸出が大変であるなら、価格に影響されないモノを作ればいいとなりませんか。世界にそれしかないのなら、価格がどうあれ、買わざるをえないでしょう。沢山のモノを売らないと利益が確保できないなら、逆に少ないモノを高く売るという方法もあるわけです。

 

 1個1000円のモノで25%の利益率なら、100万円稼ぐためには4000個売れなきゃいけない。でも1個10万円のモノなら40個売れば目的を達します。そのかわりに、1個10万円にふさわしい価値がなきゃダメですよね。

 

 先進国は、そこで頑張らなければ、新興国に勝てるはずがありません。数を売るマーケットで勝負してはいけないのだとボクは思うのです。

 

 その一例として、スイスの時計産業があります。1本1000万円以上の時計を限定生産することはザラにある産業です。もちろん、10万円以下の時計だってあります。このアンサンブルが、談合したわけでもないのに、実に絶妙なんですね。高級品だけに絞ったブランドもあれば、若い人にも買いやすい価格の「本格派」もあり、フルラインの価格帯を揃えた大手もあります。

 おそらく150以上のブランドが日々、その生存を賭けて「棲み分け」を行っているといえるでしょう。

 

 日本の中小企業も、こういうダイナミズムを高度成長の頃から担ってきたはずなんですけどね。いつの間にか資本の論理に絡め取られて、クリエイティブな部分を失ってきたというのは言い過ぎなのでしょうか。

 

 それもこれも、リスクを最大限に回避して「なるべく損はしたくない」という気分であるなら、コトは相当に深刻な状態ではないかと思ってしまうのです。

 まだまだ日本は大丈夫と信じて待っているうちに、体力的に逃げられなくなる「茹でガエル」にならなきゃいいんですけど。金魚のマネはしないと言ったドジョウの総理先生は、このあたりをどう考えているのでしょうか。

 

 

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