笠木恵司の主な著書

  • キャリア・チャレンジ2009-2010
  • 資格試験合格後の本
  • 学費免除・奨学金で行く大学・大学院進学・休学・留学ガイド
  • 価値ある資格厳選200
  • インターネットでMBA・修士号を取る
  • 腕時計雑学ノート
  • 「国際標準」ビジネス資格完全ガイドブック
  • 日本で学べるアメリカ大学遠隔学習プログラム
  • テレビ局完全就職マニュアル
  • 資格の達人
  • MBA入学ガイドブック
  • 学んで! 遊んで! 役に立つ! インターネットキャンパス
  • 日本で学べるアメリカ大学通信教育ガイド

お気に召したら、ポチっと↓

  • 笠木恵司のブログ

福助くん その6

  • D_p1000397_s
    福助くん、9歳の秋です。 ちょっと長めの散歩をして、世田谷公園へ。 紅葉と福助をご覧くださいまし。

福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

  • 1 毎年恒例の・・・
    今さらですが、今年の花見の福助くん。ご近所の目黒川に行ってきました。

福助くん その3

  • 1 田舎に行ってきました!
    飼い主の田舎に行ってきた福助。うららかな春を迎えた大自然のなかで、いつもと違った表情に。

福助くん その2

  • 定位置
    平日は会社にいる福助。こんな感じの毎日です。

福助くん その1

  • 5djustice3f5d5575e032a1
    笠木の飼い犬。甘えん坊でちゃっかり屋の8歳。雄。

« 学問の価値 | トップページ | 世界は分けてもわからない »

2011年12月12日 (月)

性悪説

 ごく一部の会社だとは思いますが、インターンシップを名目として「学生に営業ノルマを課したり、アルバイトよりも安い賃金で長時間働かせたり……」というケースがあるそうです(日本経済新聞1211日)。

 大学などでは様々な就職支援を行っていますが、キャンパスから出て仕事を体験するインターンシップも常識化しており、4年制大学の7割以上が実施しています。ただし、これはあくまでも「就業体験」であって、日本経済団体連合会では「インターンシップは、産学提携による人材育成の観点から、学生の就業体験の機会を提供するために実施するものである」としています(「採用選考に関する企業の倫理憲章」)。

 実際に、文部科学省の調査でも夏期休業中に1週間以上2週間未満が一般的で、「営業ノルマを課したり」なんていうことはあり得ません。前述の報道によれば、日給3000円で学生を働かせている企業もあるらしいのです。

 以前から、入社後のワケの分からない過酷な新人研修や、人権を無視した労働を強制する「ブラック企業」が知られていましたが、ついにインターンシップまでこうかよと呆れてしまいます。

 近頃の日本社会は、派遣などの非正規雇用もそうですけど、どんどん弱いところに「つけ込んでいく」ことがまかり通っています。東日本大震災では「絆」なんて美しい言葉が流行しましたが、その裏で社会のモラルはどんどん劣化しており、とにかく生き延びるためには何をやっても仕方がないという風潮が今後は顕在化していくのかしれません。

 震災後の復興にしても、大型予算が組まれたところで、おそらく大都市圏の大企業が受注することから、東北におカネや雇用がもたらされる割合は少なくなるだろうとボクは想定しています。仮設住宅でも関西や東京の会社が事業主体だったそうですからね。

 少子高齢化と人口減少の日本では、企業は海外に進出するか、限られた内需を奪い合うしかありません。そして、デフレが続くのであれば人件費のコストダウンは必然的な要請です。だからこそ民間の平均給与は10年以上に渡って減少してきたわけですが、こうした経済原理に率直に従うのであれば、非正規の増加も前述した悪質なインターンシップも、法律や社会道徳は別にして、やっているほうは「当然だろ」と居直るでしょうね。

 こうなると、ボクが子供の頃に教えられた「性善説」を捨ててかからないと具体的な被害を受けかねません。カメの中に幼児が落ちたら誰でも助けようとするじゃないかってアレですけど、その反面で「性悪説」だって昔からあります。現実の人間はこの2つが混じり合ったマダラ模様でも、「貧すれば」どんどん「鈍」になっていくことは事実でしょう。

 こんなことは昔から何度も繰り返されてきたことといっても、かなり悪質化してきたなあと感じざるを得ません。かといって、親も学校も、人間の性根は悪なのだから、社会や他人を絶対に信用してはならないとは教えられないでしょう。せいぜい「自立」とか「自己責任」とか言ってオブラートに包むしかないじゃないですか。

 大地震でも掠奪や暴動などがなかった日本を世界が絶賛したように、これまでは確かに「精神的社会資本」があったように思います。けれども、それに頼り続けた政治や行政が少しずつ蚕食して、もはや風前の灯になりつつあるのではないか。

 ならば、ボクはそろそろ「性悪説」の教育も必要ではないかと密かに考えています。世の中にはこんな悪い奴らや、人を騙す連中がいることを、実例とともに教えるべきではないでしょうか。それをしないで、ネズミ講まがいや詐欺の被害を受けた人に「ダマされた人にも……」という批判はおかしいと思うのです。

 もし、この「性悪説」で夢や理想が失われるというなら、その程度の夢や理想なんてなくても困らないですよね。ボクたちがいま最も必要なのは、現実を見つめる徹底的なリアリズムではないでしょうか。それが欠けているから、何もかもが中途半端になってしまう。

 いずれにしても、現実は「よき人は還らず」なんですけどね。まずは、そこから始めるべきではないかと。

ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

人気ブログランキングへ

« 学問の価値 | トップページ | 世界は分けてもわからない »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

哲学」カテゴリの記事

社会・世相」カテゴリの記事

*禁・無断転載

  • このブログ内に掲載されているすべての文章、画像の無断転載、転用を禁止します。他のウェブサイトなどへの転載を希望する場合は、必ず著者へご一報ください。
2019年6月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

Amazonウィジェット

無料ブログはココログ