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2012年8月31日 (金)

創造力の衰退

 シャープが大赤字を出して大変なことになっています。パナソニックだって人員削減を発表しており、ソニーも不振が続いています。

 シャープについて評論家は「円高」だの「液晶テレビの投資判断ミス」だとかいろいろ分析していますが、ボクが考える根本的な要因は、このブログでも再三指摘してきた「創造力」の衰退です。

 報道されているように、シャープは「人に真似されるようなモノを作れ」が経営理念でした。過去の製品は確かにそれを実証しています。けれども、ここ10年はどうなのでしょうか。シャープのファンだからこそ敢えて言いますが、液晶薄型テレビばっかりでは、韓国や中国がキャッチアップするのはむしろ想定内といえませんか。

 アップルのように画期的な新製品を生み出せない理由は、そうした人材がいないのか、あるいは組織として冒険をしなくなったからです。どちらにしても、大企業にはありがちなことで、改革活力に欠けた官僚型組織の必然的な結果だろうと思うのです。

昨今の就活環境を見れば分かるように、大企業や上場企業であることを理由として押し寄せてくる新卒から、本当に創造性ある人材を選抜するのは現実的に困難かもしれません。

 このため、表面的な優等生ばかりが選抜され、「やれやれオレも晴れて大企業だぜ」と安定感に漬った社員に活力や創造性が発揮できるのでしょうか。ハングリーな意識がなくなれば、残るのは人の数と資本力だけとなってしまいます。

 となれば教育に期待したいところですが、これまた何度も指摘してきたように「金太郎飴」の量産ではダメなんです。確かに高度成長期には均質な労働力の育成が必要だったでしょうが、それをいつまで引きずるつもりなのかなぁ。

 創造力は他人と違うことを考える思考習慣ですから、その異質な発想を評価してやらないと、いつしか鋳型にハマることが正解となってしまいます。

 いわば教師の定型的な発想の枠から飛び出すことを子供たちの習慣にしなければならないのに、そうなると凡庸な教師は手に負えなくなるので「クラスが一丸となって」とか「みんながまとまることが大切」なんてことになっていくのです。イジメも同じ根っ子だろうとボクは思いますけどね。

 批判ばかりでは建設的とはいえないので、創造力の実例を紹介しておきます。

 昨日の日本経済新聞に、「痛くない注射針、より細く」という記事が掲載されていました。これを開発したのが岡野工業です。2005年に直径0.2 ミリという世界で最も細い注射針を開発しましたが、今回はそれより0.02ミリ細く、0.18ミリ。まさに世界記録の更新であり、インスリンを自分で注射しなければならない糖尿病患者などの負担がさらに軽減されるはずです。

 ボクも取材したことがありますが、この会社は従業員6人程度の小さな町工場です。自らを社長でなく「代表社員」とする岡野雅行さんは、国民学校卒で大企業の社員のような立派な学歴こそありませんが、毎日のように下町の工場を窓から覗き見て、様々なモノづくりを覚えていったそうです。

 ほかではできないことをやるのが岡野さんの信念であり、この超極細針もそんな意地を通して誕生しました。

「その担当者(テルモ)は全国の加工業者約100 社にあたったけど『絶対に無理』といわれてウチにきた。よーし、それならやってやろうじゃないかと思ったわけさ」

 このように紹介すると、すぐに熟練した匠の技なんていう方向に行きがちですが、「技術も必要だけど、アイデアがそれを活かすんだ」と岡野さんは断言しました。ほらね、アイデアとは即ち創造力ではありませんか。

 小さな町工場にできたことが、なぜ大企業にはできなかったのか。会社や組織が大きければいいというわけでもないのですが、このあたりを追求して真の「解」を得ない限りは、第二第三のシャープが出てくるに違いないとボクは考えるのです。

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