禁煙中に自殺?
タバコをそろそろやめるべきだと、ずっと考えてきました。健康もさることながら、ボクの場合はハイライトが1箱410 円。1日に1箱半くらいなので、30日×1.5 で45箱×410 円。ざっと月に2万円近くが煙になっているのですから、明らかに喫煙は贅沢な習慣になったといえるでしょう。
かといって、人間はこうした贅沢や浪費や無駄も生きがいになり得る動物なので、これを条例などで追いやってしまうのもいかがなものでしょうか。分煙には気を使っているつもりなんですけどね。いずれにせよ、月に万札2枚、1年なら24枚が煙と化すというのはいかにももったいない。
ちょうど病院に保険が通用する禁煙外来ができたこともあって、心の中は70%くらいタバコやめようかなという気持ちになっておりました。
ところが、ですね。「週刊朝日」9月28日号に衝撃的な記事が掲載されていたのです。「スクープ」として、表紙には「服用者が自殺していた! 有名禁煙薬で意識障害」とあります。保険適用の処方薬として2008年5月から販売されたチャンピックスという禁煙補助薬に、重大な副作用があるというのです。因果関係はまだ不明ですが、中には自殺した人もいて、関連性は否定できないとする専門家の証言もあります。
広域に渡る薬害に発展してからでは遅いので、厚生労働省などに事実の検証を求めるべきですが、その一方で、ボクにとってはしばらく様子を見る好都合な理由ができたわけです。
ちょっと聞いてみると、チャンピックスが効かない人もいるようですね。最初は予定通りに喫煙本数が減少していくのですが、最後のあたりで一気にリバウンドして元に戻ってしまったというのです。チャンピックスは脳に働きかける薬らしいので、こういう人は外部からの働きかけをブロックする機能に優れているとはいえそうです。
そういえば、抗ウツ薬でも中毒性が指摘されたことがあります。どんな薬も基本的に身体にとって異物ですから、君子は危うきに近寄らず。当分は自助努力の節煙に励むことにいたしました。
ランキングに参加しています。お気に召したら、ポチッと↓

「心と体」カテゴリの記事
- 衝撃の白毛(2021.03.17)
- マイブーム(オマケ)体温計(2020.04.09)
- ここまで来たら……(2020.03.06)
- 連帯を求めて孤立を怖れず(2020.01.06)
- 洗脳(後)(2019.03.05)