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2012年10月30日 (火)

参謀と官僚制度

 まったく知りませんでしたが、旧日本軍では参謀は作戦結果に責任を取る必要はなかったそうです。では誰が取るかといえば、もちろん司令官です。つまり、日本型リーダーシップというのは、泰然自若と腕を組んだ司令官が、参謀たちの練り上げた作戦計画を見て「うむ、これで行こう」と決断することだったようです。

 これは『日本型リーダーはなぜ失敗するのか』(半藤一利著、文春新書)で詳しく事例が紹介されていますが、今の国務大臣と官僚との関係は、旧日本軍の司令官と参謀の関係とまったく同じではないかと呆れ返りました。それで戦争に勝ったならともかく、負けたのですからね。

「参謀になぜ責任がなかったのか。これはもう、明解なあっさりした理由です。責任を取らせると、うろたえたり、いじけたりして、自由な発想が阻害される。斬新な作戦構想を練ることが参謀の任務である。それゆえ、その作戦を採用した指揮官が全責任をとるシステムのほうがいい、というわけです」(同書)

 早い話が参謀は将軍たちに意見具申する黒子という設定なのですが、戦時中にそんなに斬新な発想の作戦があったでしょうか。特攻隊は別にして、硫黄島などごくごく一部だったろうと思います。 

 それだけでなく、参謀が独善的に暴走するケースもあったようです。同書では、自分に都合の悪い情報を握りつぶした参謀もいると具体的な名前まで挙げています。

 もともとは黒子のはずなのに、そんなことをしたのは理由があります。参謀は海軍であれば艦長になり、次に参謀本部を経て司令官になるなど「ジグザグに移りながら」ステップアップしていくのが普通だったからです。このため「参謀というポストは実質的に上に行くための踏み台と化していたのです」と著者の半藤氏は指摘しています。だからこそ、責任を取らなくていいという立場で、目立つような手柄を立てるために無茶な作戦をいろいろやったということになるわけですね。

 では、どんな人たちが参謀になったかといえば、超難関の陸軍大学や海軍大学を優秀な成績で卒業した人たちです。ところが、これらの大学では「前の時代を踏襲するような思考方法しか教わらなかった」あるいは「情報の収拾、分析の教育は、陸大教育の中にはまったくなかった」と同書で元参謀は語っています。少なくとも戦闘の現場を体験していない、成績が良いだけのエリートだったようですね。そんな連中が作戦を立てて指揮官に提案するのですから、いよいよ今の官僚制度と重なるではありませんか。

 この制度の究極は「大本営派遣参謀」でしょう。参謀総長の身代わりとして、例外的に自ら命令を発することができたからです。それを可能にしたのは、派遣参謀が持参する命令書であり、大まかな指示とともに「なお細則については参謀をして指示せしむ」とあったそうです。これなんか、省令は基本的なことだけで、メディアなどから批判されそうなことはこっそりと「通達」で指示するという省庁のやり方とまったく同じで慄然とします。

 昔からそうだったのかも知れませんが、官僚制がこうした参謀制度をきっちり継承していることがよく分かりました。まだ戦争は終わっていないというのでなく、敗戦をもたらしたような制度を続けていて大丈夫なのかとボクは思うんですけどね。

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