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福助くん その6

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福助くん その5

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    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2012年11月12日 (月)

法科大学院の落日

 2012年司法試験予備試験の最終結果が11月8日に発表されました。これではますます法科大学院の志願者が減少するでしょうね。

 昨年は受験者6477人に対して合格者は116 人。合格率は1.8 %でした。大きな話題になったので、今年は受験者の大幅増を予想していたのですが、意外にも700 人程度の増加で7183人。ところが、最終的な合格者は219 人で、昨年のほとんど2倍です。このため合格率もかなり緩和して3.0 %となりました。

 この合格率は奇しくも旧司法試験の頃と同じですから、次に本番の試験が待っているにせよ、ほとんど逆戻りとも表現できる結果です。

 もう少し分析すると、この219 人の合格者の過半数を締めているのが大学生と法科大学院生で合計102 人(59.4%)にものぼります。続いて「無職」が41人で構成比は18.7%。要するに法曹界を志す現役大学生、法科大学院生、および「予備試験浪人」が合格者の8割近くを占めているわけです。短答式、論文式、さらに口述試験まで突破してきたのですから、かなり優秀な人たちだろうと想像できます。

 以前に解説したように、この予備試験に合格すれば司法試験の受験資格となります。法科大学院生なら即中退して受験準備できるほか、大学生も無職の浪人も法科大学院にカネをかける必要がなくなります。

 本来的には司法試験の公平・平等性を担保あるいは補完する目的の試験が、明らかに最短距離のサブルートになってきたわけです。

 昨年の合格率1.8 %という数字は「微妙」としか言えませんでしたが、今年の3.0 %は前述したようにかつての司法試験の合格率とまったく同じですから、これではいよいよ法科大学院に入学する意味や価値が希薄化していくでしょう。

 ボク自身は、僅か2回目でこれほど予備試験の合格者が増えて、合格率が緩和するとは予測していませんでした。しかしながら、結果はこの通り。考え過ぎかもしれませんが、法務省は法科大学院を見離したのではないでしょうか。文部科学省も同様で、助成金の要件を厳しくしていますからね。

 だったら最初から74校も認可するなよと言いたいところですけど、これでは田中眞紀子文科相と同じ理屈になってしまいます。

 地方にも法科大学院があるべきであり、それが競争で淘汰されていくのが自由主義あるいは市場主義なので、仕方がないことではあります。何しろ学部ではなくて大学院ですからね。ただし、法科大学院で司法試験の合格者が多いのは旧司法試験時代と同じく東京、京都、早稲田、慶應義塾、中央大学ですから、何もかもが逆戻りしているのです。

 さらに、今年の本番の司法試験では予備試験合格者が85人受験して、58人が一発で合格しています。合格率は平均を大きく上回る68.2%。これではサブルートどころか、エリートコースと見なされる可能性すらあります。実際にそうなっているらしいですけどね。

 つまり、序列としては予備試験合格組が最優秀であり、法科大学院修了組は次のランクになってしまいます。近年の新人弁護士の就職難と考え合わせれば、「法科大学院はリスクばかり」というのが実感でしょう。だから予備試験というのなら、これはもう完全に先祖返りであり、司法制度改革は法科大学院というオマケを背負い込んだだけということになります。

 だからボクは最初っから反対していたといっても犬の遠吠えではありますけどね。

 今や大手家電メーカーですら赤字でリストラの危機なので、弁護士などのリーガルコストも減少の一途のはずです。すべてはデフレと少子高齢化が悪いのだと言いたくなりますが、では正義は遂行されているのかといえば逆ですよね。弱い者いじめがあちこちで蔓延しています。

 法律とは何か、誰を守るためのものか、どのように機能させることが求められているのか。どんなルートで法曹界に入るのも結構ですが、その間に正義を置き去りにしないようにお願いしたいものです。

 

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