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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2013年2月27日 (水)

転職と転社

 

 会社を退職して別の会社に就職することを、一括して「転職」と呼びます。会社が変わっても職が変わらなければ「転社」と呼ぶべきなのに、この言葉はなかなか普及しません。よって「転職者」に関する数字はいろいろあっても、実はそのうち何%が「転社」で、その後の給与はどうかといったことは明確に分からないわけです。

 

 たとえば総務省がまとめた2012年の労働力調査では、転職者のうちで収入が増えた人は全体の31.6%。それに対して収入が減少した人は40.1%となっており、特に中高年で減少傾向が著しいようです。

 もし仮に、このデータが純粋な意味での転職者だけなら、その3割が収入増というのはむしろすごいじゃないですか。転職者は職を変えたのですから、新たな仕事分野ではプロフェッショナルではあり得ません。そんなビギナーに前職より高い報酬を提供していることになるからです。

 誰でも分かるように、このデフレ時代にそんなことはあり得ないでしょう。だから、この中にはヘッドハンティングも含めた「転社」組が相当数含まれているのではないかと見当を付けることができます。

 

 それとは逆に、このような「転社」が多数を占めるにもかかわらず4割が収入源というなら、前職のキャリアなどをほとんど評価しない硬直した社会ではないかとなります。そんな状況では誰も「転社」なんてしたくないので、会社を超えた真のプロフェッショナルが育ちにくくなり、企業内の風通しも良いとはいえないでしょう。

 

 つまり、こうしたデータから労働市場の本当の流動性などが判断できるはずなのに、「転社」と「転職」を一緒にしているために、それができないのです。一般的な労働市場では35歳が採用の年齢限界といわれているので、現実的には転職も転社も同じように困難といえばそうですけど、どうにも日本は企業横断的なプロフェッショナルを育成しようという気配を感じにくいのです。

 欧米の経営管理職などは、ビジネススクールでMBAを取得してから複数の会社を渡り歩いてステップアップしていくのが普通ですけどね。だからといって欧米のマネをすりゃいいってことでもありませんが、少なくとも自分の会社のことばっかり考える「部分最適」ではなく、社会全体の成長にも配慮した「全体最適」という視野が必要だと思うのであります。

 

 どうやら日本は今もって「生え抜き」重視の圧倒的な閉鎖社会であり、近年の転職となると派遣社員やフリーターという非正規雇用への降格も珍しくないはずです。そんな社会環境に、いきなり成果主義や実力主義を導入するのは無理があります。それで大失敗した大企業もあったことから、現在では「額面」だけが維持されているといったところでしょうか。こういうアホらしいことをやめないと労働生産性はちっとも向上しないと思うんですけどね。

 

 グローバル化なのですから、やはり解雇・降格・抜擢や中途採用の活発化という人事の流動性を背後にした成果・実力主義にしないとダメなのに、その論拠になる「転社」組のデータが整っていないというのは、例によって誰かの陰謀なのかなぁ。何より公務員と官僚制度自体がそうではないじゃんという理由も大きいんでしょうね、きっと。

 

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