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2013年9月20日 (金)

プライド

 人間が持っている感情の中で、おそらく最も厄介なものがプライド=自尊心ではないかと思います。人間同士の軋轢や確執と呼ばれるトラブルの9割以上が、このプライドの毀損が原因といえるのではないでしょうか。

 自尊心を傷つけられて「気にくわない」という感情論に発展すると、論理的に正しいとか論拠が優れているとかは関係なくなり、解決はほとんど不可能となります。知性や学力のある人ほど討論が神学論争のようになり、他人にはワケの分からない禅問答のごとく見える時もありますから。

 これは人間に限らず国家間でもあり得ることですが、衝突が泥沼化して問題解決がどんどん困難になるのは、論理や政策のありようではなくプライドと呼ばれる感情が原因であるとすれば、収束させる方向も自然に見えてくるような気がするんですけどね。

 ボクはかなり若い頃からこのことに気づいたので、後輩を叱ったり注意する前に「ヘンな自尊心やプライドは捨てなさい。百害あって一利ないからね」と説明してきました。もちろん自分自身がそうした自尊心に悩まされてきたからです。

 自分を大切に考えるというのは、前向きに生きるために重要なことです。そう考えない人は、非行に走る少年少女が顕著なようにヤケや捨て鉢になりやすいため、うまく成長・発達していくことができません。しかしながら、それが過剰な自尊心や歪なプライドに肥大化してしまうと、今度は自己を客観視できず、修正や否定ができなくなります。自己否定できなければ、即ち自己の誤りを正確に認識できず、他人からのアドバイスや注意や警告も通用しなくなるため、軌道修正もできません。つまり、成長を阻害する原因にもなるのです。

 大人になると、この自尊心を頑固だのブレないだのと肯定的に考えることもできますが、社会での仕事は家庭内とは異なり様々な人間が参加しています。その集団としての力を特定の方向に結集していこうとする時には、それぞれが自分自身を微調整する必要があります。そんな時でもエゴに近いような頑固を押し通してブレがなければ、集団内の混乱を助長するだけですよね。

 もしも、その頑固さが正しいことに基づいていると信じるのであれば、それこそプライドや自尊心などはかなぐり捨てて、粘り強く地道にみんなを説得するべきではありませんか。

 もっとも、トラブルの原因がそうしたプライドにあると周りは理解していても、当事者でそれを認める人はほとんどいません。別の理屈をいくつもこしらえて反論や否定をするだけで、「俺はプライドが傷ついたから反対なんだぁ」とカッコ悪いホンネを言う人はいないのです。

 ほらね、まったくもう人間の自我というか感情というのは実に面倒くさいですよね。だからボクは20歳頃から自分を一個の「石ころ」に過ぎないと思うように心がけてきたのです。石に心はなく質量があるだけで、その移動した距離と高さだけが存在価値である、と。

 それでも、感情から完全に逃げ切ることはできないので、その厄介さを意識していない人はなおさらでしょうね。そこに地位とか実績へのこだわりが加わると、もう正しい論争なんか絶対にできないと考えたほうがいいでしょう。かの森鴎外ですら、それで脚気の原因を取り違えて多数の患者や死者を出したくらいですから、ボクらのような凡人は言うに及ばずではありませんか。

 そうしたプライドを、あたかも自分の個性を守ることだと勘違いしている若い人も多いんじゃないかなぁ。だから叱るよりホメて伸ばすなんて犬のしつけのようなことをやっているわけです。と言うと怒られそうですけど。

 いずれにしても、トラブルや軋轢や確執が長期化する背景には必ずといっていいほど関係者のプライドの毀損があります。ということは逆に、人間社会で自分の論理を通していくためには、それぞれの立場を踏まえて相手のプライドを傷つけず、より尊重するような配慮が不可欠ということです。要するに話の中身よりも「言い方」のほうが重要なのだとまとめると雑駁過ぎるかな。でも、これはボクの体験的な真理なのです。それが上手にできるかどうかは別にして……。

 人気ドラマは視聴率が高いというそのことだけで嫌いなので見たことがありませんが(メチャクチャな理屈です)、およそ「倍返しだ!」なんていう対決姿勢で現実社会がうまく行くとはとても思えないんですけどね。

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