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2013年11月19日 (火)

プロダクト

 

 本日の日本経済新聞朝刊に、ある印刷会社の全面広告が掲載されていました。社長が登場して、業界環境から、それを踏まえた自社の優位性などを説明した内容ですが、残念ながらあまり新味を感じることができませんでした。

 

 今さらな話ですが、インターネットによる「情報革命」はあらゆる業界にインパクトを与えました。特に出版業は影響が大きく、それに関連する印刷業も大きな打撃を受けているはずです。大部数を印刷していた書籍や雑誌が、デジタル化によってタブレット端末で読める時代ですからね。

 

 個人レベルでも、電子メールで文章だけでなく画像や動画だって大量に無料で送れるのですから、わざわざ紙に印刷する必要性がどこにあるかという時代なのです。ポスターやダイレクトメールやチラシなどのポスティングがなくなったわけではありませんが、そろそろ経費対効果が見込めなくなっているのではないでしょうか。

 

 このように、印刷業界は深刻な構造不況に直面していますから、そんな状況にもかかわらず日経に全面広告を出したということをボクは高く評価します。構造不況に怯えてばかりではダメですもんね。

 

 ただし、厳しいようですが、冒頭で述べたように新味がほとんど感じられなかったのです。その広報内容をボクなりにまとめると、充実した設備と技術力と価格力と高品質と「おもてなしの心」ということになります。こうした流行語を企業広告に使うと逆効果になることが少なくないのですが、それはさておき、要するに少量から大量の印刷物までを安価に迅速に、かつ丁寧にやりまっせということでしょう。

 

 どんなに新しい言葉や流行語を使っても、こんなのは昔ながらの内容であって、競争激化で印刷も価格破壊に突入したけど当社だけは「安かろう悪かろうではありません」というアピールに尽きると思うのです。

 

 かといって、どんどん印刷物の発注が減少していますから、生き残るためには何かをしなければなりません。資本力があって優秀な社員がいる大手印刷会社はすでに数十年も前から構造改革を実行しており、印刷が売上げに占める比率はどんどん低下しているはずです。どんな産業もそうですが、問題は中小なのです。

 

 では、具体的にどうしたらいいのか。

 

 これまでの出版及び印刷業の本質を改めて見直してみると、要するに「コピー=複製」ですよね。それがデジタル化とインターネットによって浸食されているのですから、「コピー産業」とは違う産業に脱皮すればいいのです。

 

 出版業界ではすでに気づいている人も少なくないはずですが、たとえば書籍の本質はコピーではありません。いやコピーはコピーなんだけれども、コピーではない。えーいややこしい、じゃあ何だよと言えば、「プロダクト=製品」なのであります。少なくとも複製された内容に加えて、プロダクトにふさわしい価値が感じられない書籍であるなら、わざわざ高いカネを払って買うよりタブレット端末で読めばいいじゃんとなりますよね。

 

 もともと書籍は、そうとは気づかなかったまでも、プロダクトの意味合いを色濃く持っていたので、ボクは安価で軽便な新書あたりから一気にデジタル化していくだろうと見ています。

 

 しかしながら、印刷業に果たしてそのような「プロダクト」の要素はあるのでしょうか。もちろん、あります。それが「紙」なのです。

 あまり知られていませんが、日本には本当に沢山の種類の紙があります。厚い薄いだけでなく、テクスチュアも実に様々。中にはこれが本当に紙なのかという紙だってあります。けれども印刷に使われている紙は、コストの関係からマットやアート系が圧倒的です。しかし、こうしたコストが大きな要素を占める大量のコピー=複製ニーズはインターネットに移行していくので、中小の印刷業は少量が基本になっていくはずです。

 

 つまり、これからは「紙」が極めて大切な要素として浮上してくると思うのです。印刷能力はどの会社も同じで、期間と価格くらいしか違いがないとすれば、「紙」しか差別化要素はないといっていいではありませんか。もちろん、その紙を使いこなせる能力も必要になります。

 

 つまり、紙に非常に詳しくて、どんな紙にも印刷できるノウハウと設備、そして顧客のニーズに合わせたコンサルティング能力を備えた印刷業になることが、生き残る戦略ではないかとボクは考えるわけですね。デザイン事務所などとの提携は昔からやっているはずですが、「紙」をどこまで理解して使いこなせるかが双方の課題になってきます。

 

 そのためにはアタマを使わなければならない。同じことを同じように繰り返して儲かるビジネスなんてもはやないというのが、昨日の酉の市の露店に続く、ボクの結論なんですけどね。

 

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