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2014年1月 4日 (土)

文系の出番

 

 あけましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いいたします。

 

 というわけで、新年が本格的にスタートするというのに、こんな話題で始めていいのかなぁと昨日までぐずぐずと悩んできました。別のテーマで文章を作っては消すことを何度も繰り返したおかげで、結局は更新できずに今日に至ってしまいました。

 

 その話題というのが、ダグラス・マッカーサーなんですよね。日本が太平洋戦争に敗北した直後の1945年8月30日に、サングラスにコーンパイプを咥えて厚木飛行場に降り立った姿は何度もマスコミで紹介されてきました。

 半世紀以上も前の昔話かよと思われるかも知れませんが、東京裁判の正当性を問う論議が今でも続いているように、決して歴史の中に埋もれてはいないようです。その証拠に昨年の夏にはトミー・リー・ジョーンズがマッカーサーを演じた映画『終戦のエンペラー』が公開されました。ボクは確たる理由があって見ませんでしたが、この映画のテーマとなった天皇と並んだ写真も有名ですよね。

 

 さらに、昨年12月29日の日本経済新聞朝刊のシリーズコラム「日曜に考える」では、「熱風の日本史」として「マッカーサーを抱きしめて」というタイトルで占領下の日本が紹介されていたのです。

 その見出しには「『解放者』を過度に崇拝」「『寛大』な敵将に民主主義を実感」「手紙は50万通、12歳発言に幻滅」とあります。戦争中は軍属だった父親から一部は聞いていましたが、敗戦を境に日本人は掌を返すように極端に変貌しました。そのことを当時の関連書物や新聞記事から引用しながら記事化したコラムです。

 

 以下に要点だけをまとめてみました(「」内は同コラムからの引用。『』は同コラムによる他書物からの引用)

 

  • 日本は「降伏したとはいえ、関東平野には完全武装の日本軍30万人がいた」。しかし「まったくの丸腰」でマッカーサーは乗り込んできた。

  • 占領直後にマッカーサーは『日本は4等国に転落した』と発言。

  • にもかかわらず「日本人は、占領軍の意外な『寛大さ』に驚いた」。

  • 作家・久米正雄は『日本は講和などして独立を望むよりは、合衆国に併合されてアメリカの第49州となるほうが本当の幸福』と書いた(『日本米州論』1950年)

  • そのほかにも彼にこびるような振る舞いは数多かったが「日本の占領の最も特異な現象といえるのが、国民がマッカーサーに送った手紙だった」。

  • それは最終的に「推定約50万通という途方もない数に上った」。

  • 中には「マッカーサー夫人の家政婦にしてほしい」「元帥の子どもが生みたい」「米軍は半永久的に駐留して欲しい」と記されたものもあった。

  • 6年後の51年4月にトルーマン大統領に解任されて帰国。

  • 同年の米議会上院軍事・外交合同委員会聴聞会で「日本人は現代文明の基準で計った場合は12歳の少年のようなもの」と発言。これが日本人の怒りをかって、名誉国民の授与や記念館建設()の計画など「すべては雲散霧消した」。

 

 戦時中は鬼畜米英だったにもかかわらず、こうした唖然とするほど素早い「変わり身」については、様々な意見があるはずです。恥知らずのように感じる人もいる一方で、戦争なんてそもそも明治維新の頃から「勝てば官軍」ですから、それまでの世論がオセロゲームのようにバタパタと変わるのはむしろ当然といえるかも知れません。ボクたち一般人にもともと権力なんかありませんから、強い者になびいて何が悪いという理屈もあながち批判できないじゃないですか。

 

 もっと深読みするなら、軍部の指示とはいえ新聞は戦争を煽り続けてきました。その贖罪と延命を隠れた意図として、マッカーサー礼賛記事が作られたという可能性も否定できないでしょう。

 

 史実はこのように様々に分析できるとしても、それをどう評価するかということに正解なんてなく、読んだ人がそれぞれ自分で考えるほかありません。大人なら誰でも知っていることですが、学校外の社会ではむしろ正解のある物事のほうが僅かですから、ボクたちは常に何事かを評価・判断しながら生きていかなきゃいけない。

 これって本気でやろうとすると実に面倒で辛く厳しいことですよね。そこで、たいていのことは常識やら多数派の世論に従うようになります。それに慣れてくると、強いものに巻かれることにも何ら抵抗を感じなくなりますが、これでは精神的な奴隷といえなくもありません。そして、学校と違って社会には「それはいけないよ」と諭してくれる教員もいないのです。

 

 そこで思うのは、やはり「自らを疑え」というほかないんですよね。そのためのベンチマークというか羅針盤的な役割を担ってきたのが、哲学や思想ではないでしょうか。

 グローバリゼーションの進展によって、語学なんかよりも、自分の哲学や思想が問われる厄介な事態がこれから急増していくのではないかとボクは考えています。これを前向きに評価するとしたら、いよいよ文系の出番ではないだろうかってことなんですけどね。

 

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