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福助くん その6

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福助くん その5

  • 赤いサルビア♪
    2010年秋の福助くん。とある週末に埼玉県所沢市にある航空公園に行ってきました!

福助くん その4

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福助くん その3

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福助くん その2

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福助くん その1

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2014年7月31日 (木)

サプライチェーン(後)

 

 昨日のブログでは宗教についてちょっと説明不足だったかも知れません。ここで何度も書いたようにボク自身は無宗教ですけど、先輩から「海外で無宗教であることを自慢気に言うな」とクギを刺されたことがあるように、世界的には日本みたいな国は例外です。国民的な宗教を持っているほうが普通であって、その規範が法律では規制し切れないことを心の内面から抑えるという格好になっています。つまり、法律の規定なんて実に些細なことに限られており、宗教はもっと大きな枠で倫理や道徳を規定しているとボクは考えているわけです。

 

 たとえば「何でズルしちゃいけないの」と子供から聞かれて、あなたはどう返事しますか。「6か月以上5年以下の懲役または50万円以内の罰金に処せられるから」と説明できる法律違反ならまだしも、マナーやルールや道徳や倫理の場合はそのように具体的に説明できないじゃないですか。そんな時に神様仏様や信仰があると「しちゃいけない」とか「こうすべき」と言いやすくなります。「神様は必ず見ていますからね」といった感じですね。そういうものが、長きにわたる人類の歴史を支えてきたと同時に、戦争の火種にもなってきたわけです。

 

 ところが、日本では不幸なことにオウム事件を経験したせいで「宗教は怖い」という若い人が少なくありません。マインドコントロールなどで社会問題となった新興宗教もいくつかあるほか、学生運動も狂信的なものと畏怖されているようですけどね。

 それに対して、古くからの仏教宗派はなぜだか沈黙を続けてきたため、若い人から見たらみんな一緒くたに見えるわけです。だからこそ無宗教が自慢できるかのように思われる土壌ができてしまいました。クリスマスはキリスト教で葬式は仏教で結婚式は神前というご都合主義も興味深い習慣ではありますが、これではマナーやルールや道徳や倫理のベースにはならないというのがボクの論旨なのです。

 かといって今さら国民的な宗教の復活というのも危険で怖いものがあります。やっぱり「隣近所の眼」という他律的なものに期待せざるを得ないのかなぁ。このあたりこそ識者の意見を聞きたいところなんですけどね。

 

 さて、サプライチェーンですが、世界中で最も安い原材料や労働力を探して途切れることのない断続的な物流に組み上げることと表現できるかもしれません。今やスーパーでもモーリタニア産のタコやニュージーランドの牛肉が毎日並んでおり、安売りスーツも中国製という時代なので決して不思議ではないにしても、地球規模の流通プロセスとコスト管理を考えれば、やはりITなくしては不可能だったと思います。為替だけでも毎日変動するほか、タンカーを動かす石油だって市況があります。そうした変動要素を踏まえながらも流通網を安定させ、その上で利益を挙げるというのですから、すごいものだと感心しませんか。

 

 つまり、そうしたサプライチェーンを管理・最適化できる人材が現代の専門職の一つとなるわけです。ついでに言えば、企業活動は国境を越えて世界各地に生産や販売拠点を持つようになっています。そんな拠点の経営や会計がバラバラでは変化に迅速に対応できず、知らないうちに大変な損失を被ることになりかねません。そうならないように、世界各地の拠点と本社を結ぶグローバルな連結経営管理システムをERP(Enterprise Resource Planning)と呼ぶわけです。

 この分野ではSAPと呼ばれるパッケージソフトが世界的に有名ですが、パソコンのようにアプリケーションソフトを読み込めば一丁上がりというものではなく、大規模なシステムなので企業や事業の特性に合わせた導入処理が必要になります。このため、京都情報大学院大学では「SAP認定コンサルタント」の資格取得を支援しています。

 

 また、食品の安全に関しても、東京海洋大学大学院海洋科学技術研究科食品流通安全管理専攻では、食品の安全をチェックする「HACCP管理者」を育成しているほか、在庫負担の減少と同時に環境に負荷を与えない「食品ロジスティクス実務家養成コース」を設置。さらに、食品マネジメントに関する国際規格としてISO22000があり、その審査員になるための研修も実施しているそうです(取材当時)

 

 資格と言えば、弁護士や行政書士、税理士や公認会計士などの国家資格が有名ですが、「取得しても食えない」という本や雑誌記事が目立つようになりました。けれども、このように産業界は深い地層レベルから変化しているので、旧来の仕事しかできないし、そのほかはやる気がないという有資格者が食えなくなるのは当然ではないでしょうか。

 

 もちろん、古参資格だって変化への対応は可能ですが、新しい勉強が必要になります。そうした努力もしないくせに、あるいは新しい職務分野を見出そうともしないくせに「食えない」と連呼するのは、実につまらんなぁとボクは思うのです。国家資格はすべてドメスティックな存在でも、企業や市場が望む仕事がグローバルになってきたのですから、そのニーズに応えることも専門職の義務ではないでしょうか。そうした姿勢さえあれば、弁護士だって就職難にはならないはずです。たとえば英語で交渉ができない弁護士の仕事がこれから増えるなんて思えますか。

 

 時代の転換期に、過去の勉強だけが得意な優等生は何の役にも立ちません。誰も行ったことがない土地に一歩を踏み出せる冒険者が必要であり、東京大学が推薦入試を導入したのも、そうした理由からではないでしょうか。

 そんなことは私立大学に任せて、東大は伝統である官僚育成を、学力だけでなく人格教育やノブレス・オブリージュの浸透にも拡大すべきではないかというのが、ボクの個人的意見ではありますけどね。

 

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