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福助くん その6

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福助くん その5

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福助くん その4

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福助くん その2

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福助くん その1

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2015年4月20日 (月)

学校は何を教えるところか(前)

 

 既存の学校制度を否定するつもりは毛頭ありませんが、たまには子供たちに問題を出すだけでなく、「学校って何を教えてくれるところですか?」という素朴な疑問に答えることも必要ですよね。

 知る人ぞ知る「チューニング」というのは、そういう意味ではないでしょうか。

 

 そんなことを再び感じたのは、日曜日(4月19日)の日本経済新聞でスマホ向けのアプリやゲームの作り方を専門的に教えるアメリカの私塾「メークスクール」が紹介されていたからです。サンフランシスコ中心部からちょっと離れた地域にあって、数年前までは荒れた倉庫街だったというのも興味深いのですが、2011年に創設されてから参加者が年々増加してきたと記事は伝えています。

 

 受講料は2か月で6000ドルとかなり高額でも、投資家へのコンタクトや起業方法まで含めた実践的な教育内容が評価されて、当初は高校生向けの夏季講座だったのですが、13年から大学生も受け入れています。現在ではMITやカーネギーメロン大学のカリキュラムにも組み込まれているようです。

 

 ボクがアメリカの大学を取材した1990年代後半はコンピュータサイエンス(CS)が隆盛でした。IT起業が活発になった2000年前後には、この学系の大卒者や大学院修了者が取り合いになり、高額の初任給が提示されたと聞いたこともあります。ITは新しい産業なので、旧来の技術しか知らない既存のエンジニアには手を出せない分野だったからです。

 

 けれども、それから10数年を経ても大学のカリキュラムは当時のままのパソコン主体であって、スマホにはまるで対応していない。それに不満を持った2人の大学生が開設したのが「メークスクール」だったのです。両人とも言えば分かる超有名大学をあっさり中退していることに驚きますが、「IT業界は学歴よりも何を作ったかがものをいう世界」と受講生が語っているように、スティーヴ・ジョブズだってロクに大学に行っていませんからね。

 

 では、オールドビジネスなら学歴だけで通用するかといえば、そんなはずありません。いかに旧帝大系の高偏差値大学を卒業しようが、フォロワーとして仕事を継承するだけでは無能といわれる時代になっています。もちろんそうした人材もまったく不要とは言いませんが、とにかく学歴だけを金看板として、大企業などから所定の椅子と机と名刺さえ貰えば一生安泰なんていうのは大昔の話ではありませんか。シャープだって今や危機的状況ですもんね。

 けれども、教育も含めた社会の枠組みは必ずしもそうはなっていないのです。特に日本は急速な変化に制度という身体が対応できず、あちこちで成長点がきしみ音をたてているように感じます。こういう時には不良少年が跋扈して学校が荒れても不思議ではないのですが、以前のように表面化していないので、内にこもっているのかもしれません。

 

 入学する側にしても、18歳くらいで身体・社会性・理性・知性・創造性などが均等に発達している子供なんて希有ですよね。身体と性欲だけ猛烈に強かったり、成績はいいけど非人情で残酷で他人を見下す、あるいは絵はうまいけど人真似ばかりとか、いろいろなアンバランスがあって当然です。

 しかしながら、とりあえずもろもろを我慢して大学に進学しておかないと、後の人生で不利な立場になりかねません。たとえば「オレは実社会で仕事をしてカネ儲けをしてみたいんだ」と強く望んでも、アタマの良い子ほど親も先生も「とにかく我慢して大学に行っとけ」と言うでしょう。

 

 かくして不純異性交遊も激減したから出生率も低下した、というのは冗談ですけど、ボクはかねてから無理してみんなが同じように大学を目指す必要はないだろうと考えてきました。むしろ後で自分が行きたいと思った時に大学に行って、それを企業や組織などが正しく評価するべきですよね。

 いずれにしても、大学の勉強なんかより、使い慣れたスマホでアプリやゲームを作ってみたいという子供がいて当然ですから、冒頭で紹介したようなプロフェッショナルな私塾がもっとあっていいと思います。

 

 むしろ教育はそういう現実的なニーズやウォンツから始まったはずなのに、今ではオールドビジネス特有の利権を守るために、ますます権威主義に陥っているような気がするのです。そうした枠組みをぶち壊して新しいことをやらなければ、技術も変わらず産業も変わらず、ということは社会も変わることができないでしょう。それでもいいというのは国民のほんの一部に過ぎない富裕層と権力者だけのはずなのに、あたかも自分もその一員であると錯覚している人がちょっと多すぎじゃないかな。

 

 この私塾が行おうとしている斬新な試みはもうひとつあるのですが、長くなるので明日も続けることにします。

 

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