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2015年7月23日 (木)

恥を知れ

 

 あくまでも伝聞なので真偽は保証しませんが、2008年に世界金融危機が勃発した後に、ハーバードビジネスススクールはその責任を感じてカリキュラムなどを改革したそうです。

 

 日本のビジネススクールの学生は出身分野が多彩であり、修了後の進路もいろいろですが、当時のアメリカではMBAは出世と昇給のパスポートみたいなもので、特に金融系に就職する人が多かったと取材で聞いたことがあります。アメリカの国策で金融ビジネスが奨励されており、給与もベラボーに高額だったことも大きな理由でしょう。

 ごく簡単に言ってしまえば、細身で仕立ての良いダークスーツを着ていたウォール街の連中の多くがMBAホルダーで、そのうち上位をハーバード出身者が占めていたわけです。そんな奴らが、危ないけど金利の高いサブプライムローンを底に隠した福袋を投資家たちに手広く売りつけ、やがて返済が続々と遅延または破綻することによって、被害が世界的に拡大していったとボクは理解しています。

 

 コトの経緯はともかく、修了者がそうした事態を引き起こしたことをハーバードビジネススクールは「恥」だと感じたわけですね。ただでさえ欲の深いウォール街で、ほとんど詐欺まがいのことをやらかしたと評する人もいるので、これは実に真っ当な感覚というほかありません。

 それに基づいたカリキュラム改革の成果なのか、漏れ聞くところによれば、修了後にNPOやNGOに就職したり、ソーシャルビジネス(社会事業)を起業する人も増加したそうです。

 

 もともとアメリカのビジネススクールは、1900年頃に誕生してから様々な批判にさらされてきました。当初は会計学校みたいなものだったらしいですが、経営学などが加わっていくうちに「アタマでっかち」と非難されることもあり、カリキュラムと学長は頻繁に変わるべき、みたいな感覚になったようですね。

 伝統も大事ですが、こうした流動性や風通しの良さこそが、正しい発展につながるとボクも信じています。

 

 では、今回の東芝における不適切会計(今のところ)はどうでしょうか。退陣した歴代3社長がビジネススクールの修了者かどうかは知りませんが、先のハーバードと同じく、日本の経営教育はこれを大いに「恥」と感じなきゃダメじゃないかなぁ。少なくとも日本を代表するメガ企業で、なぜこんなことが起きたのか。「会社の損益に貢献せよ」という高圧で一方的な指示が妥当なものなのか。それは企業の社会責任や倫理に背いたものではなかったのか、という検証くらいは迅速にやるべきですよね。

 

 ボクは90年代の半ば頃から、日本には経営のプロがまったく足りないということから、MBAの取得をオススメしてきました。その信念は今でも変わっていませんが、経営者の不祥事が報道されるたびに「ビジネススクールは何を教えているんだ!」と怒りと同時に恥ずかしく感じるのです。

 

 彼らがMBAホルダーではないにしても、回りの役員や管理職の中には必ず1人くらいはいたはずです。もしも彼らが企業内の論理に従うだけで異を唱えることができなかったのなら、いったい何のための経営教育だったかとなりませんか。ボクはこんなことは東芝に限らず、大企業なら多かれ少なかれ似たようなことをやっていると思います。だからこそコンプライアンスだのCSRだのという言葉が次々に作られてきたのではないでしょうか。

 

 そんな意味不明な英語やアルファベットなんかより、「恥を知れ」をモットーにして欲しいなぁ。これは某女子大学の校訓でありますが、他者を非難するものではなく、あくまでも自分の良心に恥じるようなことはするなという「自戒」です。こういう理念や倫理を持たずに、マネジメントや会計スキルばかりを身に付けてしまうことが社会的に最も有害であることを、今回の事件は示しているのではないでしょうか。 

 だからこそ、いい機会ですから「恥を知れ」を合言葉にしませんか。不正や悪徳を見逃して、ついつい長いものに巻かれそうな自分に「恥を知れ」と心の中で呟くだけでもいいと思うのです。さもなければ自分の大切なものがいつか麻痺してしまい、それは子供たちの世代にも及ぶことになるのですから。

 

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